外壁塗装・塗り替え工事｜ 外壁塗装と鉄筋の関係性

皆さんは、RC造やS造という言葉を聞いたことがありますか？マンションの中で一番多い構造がRC(鉄筋コンクリート）構造です。防音性や耐久性に優れていることから、マンションだけでなく商業ビルや一般住宅でもRC構造の建物が増えています。

その鉄筋コンクリートの劣化には、外壁塗装が深く関係していることをご存知でしょうか？
こちらでは、外壁塗装と鉄筋の関係性についてご紹介します。

鉄筋コンクリート（RC）とは、鉄の棒で骨組みをつくり、組んだ型枠にコンクリートを流し入れ、固めたものをいいます。木造や軽量鉄骨造に比べると断熱性や遮音性に優れ、耐熱性や耐久性がはるかに高いのが特徴です。

コンクリートの中で鉄筋は化学反応を起こし「不動態皮膜」というバリアをつくり、自らを守っています。これはコンクリートがアルカリ性のときにしか形成されない化学反応のため、空気中の二酸化炭素や塩分を含んだ水などがコンクリートのすき間から入り込みアルカリ性でなくなると、そのバリアもなくなってしまいます。すると鉄筋の腐食が始まってしまい建物の耐久性に悪影響を及ぼすのです。

コンクリート部分のひび割れから、雨水や二酸化炭素が侵入しバリアを破壊します。鉄筋の腐食はコンクリート内部で起こるため、確認するのが難しく、コンクリートのひび割れを発見したときにはすでに手遅れということも…。それを防ぐための重要になってくるのが「外壁塗装」です。外壁塗装は常に雨や直射日光にさらされているため、定期的な塗り替えが大切なのです。