サイディングの傷みが気になったら!後悔しない補修の仕方


サイディングサイディングは定期的に補修をしなければなりません。費用が安く、施工も簡単なサイディングボードは、「半永久的」な建材として売り出されています。しかし、実際には劣化による影響が徐々にみられてくるでしょう。
ここでは、家のサイディングの傷みが気になってきた方に向けて、補修に関する情報をお伝えします。

目次

  1. サイディングの補修方法
  2. サイディングの補修は重要
  3. 補修のタイミングと見極め方
  4. サイディングの補修を業者に依頼する際の注意点

1.サイディングの補修方法

1-1.張り替え

既存のサイディングボードを撤去して新しいボードを張る方法と、そのまま上から新しいボードを張る方法の2種類があります。
費用を安くおさえたければ、既存のサイディングボードの上から新しいボードを張るほうがおすすめです。ただし、今あるサイディングボードに反りがみられる場合には、下地として適した状態ではありませんから注意してください。
ひび割れやサビなどであれば補修して使用することは可能ですが、反りの場合は、補修しても下地として有効な状態にはなりません。無理やり修理をして、その上から新しいサイディングボードを張りつけたとしても、後で問題が生じる可能性があります。

1-2.上塗り

既存のサイディングボードを剥がして塗装する方法と、既存ボードの上から塗装する方法があります。サイディングボードを張り替えるよりも、費用が安いのが特徴です。
サイディングの上から塗装することで、張り替えをしなくても、はっ水性などの性能を復活させられます。サイディングを剥がして塗装をする方法は、あまり用いられません。
ただし、注意点があります。既存のサイディングボードが高断熱タイプである窒業系(ようぎょうけい)の場合は、この上からシリコン系単層弾性塗料を塗ってはいけません。時間がたつと塗膜が膨れてしまったり、剥がれてきたりする可能性があります。塗料を選ぶ際には、気をつけてください。
塗料の種類によって、耐用年数も異なってきます。アクリル系塗料では約4年、ウレタン系塗料で約6年、そしてシリコン系塗料でも約13年ほどです。耐用性にこだわりたければ、高額になりますが、フッ素塗料や光触媒塗料を選ぶとよいでしょう。

1-3.シーリングのみ補修

サイディングボードのつなぎ目部分のことを「シーリング」といいます。サイディングに大きな劣化や重大な問題がみられなければ、このシーリングを補修するだけで済む場合もあるのです。
シーリングの補修も、既存のものを撤去してから新しくシーリングを打つ「打ち替え」を行う方法と、既存シーリングの上から新しいシーリングを打つ「打ち増し」を行う方法の2種類があります。どちらにせよ、シーリングの補修だけで完了しますから、サイディングの張り替えに比べたら、費用はかなり節約できるでしょう。
ただし、既存のサイディングボードが傷んでいる場合には、シーリングの補修だけでなく、外壁自体を補修しなければなりません。サイディングにひび割れや裂け目が確認される、あるいはチョーキング現象という白い粉が出ている場合には、外壁の修理が必要です。
シーリングの補修のみで済むかどうかを業者に確認するのも大切ですが、自分でもこのような知識を身につけておくと安心でしょう。

2.サイディングの補修は重要

サイディングの劣化をそのまま放置しておくと、次のような問題が起こる可能性があります。

2-1.シーリングのひび割れ

サイディングでもっとも痛みやすいのが、ボードとボードのつなぎ目であるシーリングといえるでしょう。紫外線の影響を強く受けやすい南側や西側の外壁は特に注意が必要です。
シーリングはゴム状の素材を使ってつなぎ目をふさいで、雨などが入り込むのを防いでいます。しかし、ゴムを埋めているわけではありません。プライマーと呼ばれる接着剤を塗ってから、歯磨きペーストのようなものを注入しています。時間がたつと、ゴム状にしっかり固まるという仕組みです。
このプライマーの接着力が十分でないと、シーリングが剥がれてきます。また、シーリングそのものが衰えていくこともあるでしょう。また、シーリングが劣化したまま放っておくと、隙間に雨やカビが入り込んでしまいます。

2-2.サイディングボードの反り

平らであるべきサイディングボードが弓なりに曲がってしまうことがあります。ビスを使って強制的に反りを直す方法もあるのですが、このような無理のあるやり方ではボードが割れてしまう恐れがあるので注意しましょう。

2-3.サイディングボードのひび割れ

表面的には問題がないように見えても、やはり劣化はしています。年数がたつにつれて、目に見えないような小さなひび割れが起きてくるでしょう。ひび割れに染み込んだ水分が凍ると膨張しますから、「爆裂」による破壊も心配されます。

3.補修のタイミングと見極め方

3-1.塗り替えは7~8年を目安に

建物がどのような環境にあるかによってサイディングの劣化具合も異なってきますが、一般的に7~8年で塗り替えが必要だとされています。サイディングボードの表面は塗膜で防水していますが、塗装の劣化により水を防ぐ効果が失われてくるからです。

3-2.目地の打ち替えは定期的に

サイディングボードの目地部分は、定期的に点検を行いましょう。この目地には、防水目的でシーリング材が使われています。シーリング材は、紫外線の影響を受けやすいので亀裂に注意してください。また、温度の変化による建物の歪みが原因で、シーリングが剥がれてしまうこともあります。このようにシーリングが防水の機能を果たさなくなると、サイディングボードの内側に水が染み込んでいき、サイディングボードの劣化が通常より早まってしまうのです。

3-3.塗り替え時期の見極め方

サイディングボードの表面を手で触ってみてください。白い粉がつくようであれば、チョーキングという劣化が起きている証拠です。少しであれば問題はないのですが、白い粉がたくさんつく状態のときは塗り替えが必要だと考えてよいでしょう。塗装による膜が劣化するとサイディングボードに水が吸収されてしまいます。ひび割れや反りの原因にもなるので、塗り替えを怠らないように気をつけてください。

4.サイディングの補修を業者に依頼する際の注意点

4-1.価格の安さだけで選ばない

「格安で外壁のリフォームを行う」と宣伝している業者は、たくさんいます。しかし、その全てが信用に値する業者であるとは限りません。きちんとした技術や素材を低価格で提供してくれている業者もあれば、適当な工事などで格安な値段設定にしている悪徳な業者もいるのも確かです。特に、飛び込みなどで強引な営業をかけてくるような業者には注意しましょう。

4-2.複数の業者から見積もりをとる

業者によって、見積額が大きく違ってくるのも外壁リフォームの特徴です。広告に掲載されている価格で判断せずに、実際の見積もりを比べて業者を選ぶようにしてください。サイディングの補修は、詳しく調べなければどのような工事が必要であるか分かりません。可能であれば、3社ほどに見積もりを依頼するとよいでしょう。

4-3.アフターフォローがしっかりとしているか

補修後に何かあった際にどのような対応をしてくれるのか、事前に確認をしておくことをおすすめします。不備があった場合には保証をしてくれる業者もあります。万が一のことまで考えて、業者を選びましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。サイディングの補修が気になってきたら、次のような点を理解しておきましょう。

  • サイディングの補修方法には「張り替え」「上塗り」「シーリングの補修」がある
  • 補修をしないでいると、「サイディングやシーリングのひび割れ」「サイディングの反り」が起こる可能性がある
  • 塗り替えは7~8年を目安に行うとよい
  • 目地部分は定期的に点検をする
  • 業者を選ぶ際には複数から見積もりをとり、アフターフォローの有無を確認する

これらに気をつけて、効率的にサイディングの補修をしていきましょう。


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