マンション修繕工事を考えているオーナーは必見! 修繕工事の基礎知識


マンション修繕工事のタイミングで困っているオーナーは多いでしょう。
外壁補修や外壁塗装、外装工事などさまざまな修繕計画がありますが、修繕工事には適切なタイミングがあります。
グッドタイミングで修繕工事ができるように、修繕工事の対象やタイミング、工事の流れについて説明します。
また、工事を依頼する際の注意点・業者の選び方についても説明するので、オーナーは必ず確認してくださいね。

目次

  1. 修繕工事の対象・タイミングについて
  2. 工事の流れについて
  3. 依頼する際の注意点・業者の選び方
  4. まとめ

1.修繕工事の対象・タイミングについて

大きいマンションであればあるほど、修繕工事をする際は莫大な費用がかかってしまいます。
住民の生活にも支障をきたす恐れがあるため、修繕工事のタイミングは大切ですし、失敗は絶対に許されません。
ベストなタイミングで工事ができるように、修繕工事の対象になる状況・タイミングを把握しておきましょう。

1-1 それぞれの耐用年数を確認する

建物本体に使われている素材、外壁塗装、外壁タイルなど、使われている素材にはそれぞれ“耐用年数”が決められています。
必ず耐用年数で修繕工事をしなければならないという決まりはありませんが、耐用年数も目安になるので確認した方がよいでしょう。
マンションに使われている素材は主に「RC」「鉄骨」「木造」の3種類が挙げられます。
「RC」は鉄筋とコンクリートが混ざり合った材料であり、耐用年数はおよそ50~60年と非常に長いです。「鉄骨」は35~45年、「木造」は20~30年となっています。
そして、外壁塗装の種類は主に「アクリル」「ウレタン」「シリコン」「フッ素」の4種類が挙げられるでしょう。
「アクリル」の耐用年数はおよそ4~8年、「ウレタン」は6~10年、「シリコン」は10~15年、「フッ素」は15~20年となっています。
このように、マンションに使われている素材によって耐用年数が変わるため、オーナーとしてどのような素材が使われているのか把握しなければなりません。
外壁塗装は耐用年数が数年間と短いものもあるので、定期的に外壁塗装を行う必要があるでしょう。

1-2 劣化の具合をチェックする

マンションがそれほど大きくなければ自分の目で建物の状態がチェックできるでしょう。
もし、自分の目で確かめられない場合はプロの業者に依頼して、建物の具合が確かめられます。
マンション修繕工事をしなければならないかどうかは、マンションの様子・状況次第です。
ヒビ割れや雨漏りなど、マンションの不具合は目に見えることもありますし、目に見えない劣化も調査によってわかるでしょう。
マンションやビルのような建物は、工事をしなければならないサインが非常に出やすいです。
常に状況をチェックし、異変がないかどうか自分の目で確かめてください。
住民からの苦情が出始めることもあります。その際は苦情を無視せずに、すぐ業者に依頼して調査してもらいましょう。
できる限り早めに対処しておいた方がスムーズに修繕工事が進められます。費用もその分抑えられるので非常に効率的ですよ。

2.工事の流れについて

2-1 業者のプロによる調査

着工する前に必ず行わなければならないことが、「業者のプロによる調査」です。
業者に依頼するとまず、現地調査が始まります。どこを修繕したらよいのか、何が悪いのか、マンションの具合を調査するのです。
事前の調査は修繕工事においてとても大切な作業になります。
調査をしっかりしておかなければ、具体的な修繕計画も費用も立てることができません。
業者によって調査内容が少し異なるところがあるので注意してください。
無料で調査してくれる業者や劣化状況・具合だけでなく、マンションの全体的な状態も調べてくれる業者もあります。
現地調査が終了すれば、修繕箇所、修繕計画から見積もりを出します。
見積もり内容に納得次第、契約し、工事がスタートするでしょう。

2-2 工事説明会と着工

工事が始まる前に、オーナーとしてマンションの住人に対し、工事説明会を開かなければなりません。住居人数によって説明会も変わります。
住民が少なければ一軒ずつ回り、工事の件を説明することになるでしょう。
大規模な修繕工事になれば住民を一部屋に集め、説明会を開きます。そこで、どのような箇所を修繕するのか、工事期間はどのくらいになるのかなど詳しく説明する必要があります。
住民から質問されたことに関しても詳しく説明するのがオーナーの責任です。
また、近隣にも迷惑がかかるので挨拶も絶対に忘れないでください。
ちょっとした配慮が工事の進み具合に大きく関係してきます。
着工する前にすべきことはきちんとしておきましょう。すべきことが完了すれば、いよいよ着工します。

2-3 工事完了から引渡しへ

マンションの修繕工事は規模にもよりますが、3カ月~4カ月はかかるでしょう。
工事が完了すれば、引渡しの前に仕上がりの確認があります。
契約した際に交わした工事内容のとおりに施されているかどうか、入居者とともに確認することになるでしょう。
もし、確認した時に不備がみられればすぐに手直しが行われます。
引渡しの前に直してほしいところはすべて伝えましょう。引渡した後に要求しても受け付けてくれないケースがあるので気をつけてください。
引渡しの際に残りの金額を支払い、保証書や取扱説明書、工事概要の内容、工事写真など必要な書類を受け取ります。
以上、このような流れで工事が進められるでしょう。

3.依頼する際の注意点・業者の選び方

  • 空き室、防犯対策のノウハウがあるかどうか
  • 保証書を発行してくれるかどうか
  • 実績があるかどうか
  • アフターサービスが充実しているかどうか

以上の4点に注目しながら業者を選んでください。
大規模なマンション修繕工事でも悪質なやり方でお金をだまし取り、中途半端に工事を終わらせる悪質業者が存在しています。
悪質業者に引っかからないためにも、上に挙げた選び方のポイントは必ず把握してください。
工事中は防犯対策があいまいになってしまいがちです。
防犯・空き室対策についてノウハウがある業者は安心して依頼できるでしょう。
また、保証書の発行はアフターサービスが充実している証拠であり、工事後に問題が起きてもすぐに解決してくれます。
実績がある業者であればあるほど、さまざまな修繕工事を経験しているのでどのような具合のマンションでも適切な方法で修繕してくれるでしょう。
無料見積もりサービスを行っている業者もあるので気軽に依頼してみてください。
いくつかの業者を比較すると自分のマンションに合った業者が選べるでしょう。

4.まとめ

マンション修繕工事について詳しく説明しましたが、いかがでしたでしょうか。
マンションの修繕工事は住民への配慮はもちろんのこと、適切な方法で修繕しなければなりません。
修繕工事が必要なところだけしっかり修繕し、より安心できる住まいを提供しましょう。
マンションの具合を常に確認するのもオーナーの大切な役割です。

  • 使われている素材の耐用年数を確認する
  • 劣化の具合をチェックする
  • はじめに業者による現地調査が行われる
  • 調査が終われば工事説明会を行う
  • 着工からおよそ3カ月~4カ月で完成する
  • 引渡し前の確認が大切
  • 依頼する際は4つのポイントに注目する

よりよいマンションにするためにも、オーナーはさまざまな知識を身につける必要があります。
悪質業者に引っかからないポイントもしっかり見につけておきましょう。


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