外壁塗料にはどのような種類があるの?それぞれを比較してみました。


外壁塗料とは、家の外壁に塗るために開発された塗料のことです。
この塗料は、単に家の印象を左右するだけのものではありません。
防水や防寒、防熱、さらに断熱性も塗料によって大きく変わるのです。
そこで、今回は外壁塗料の種類やそれぞれの比較をご説明します。
外壁塗料は値段も効果もさまざまです。
ある程度の値段をかけた方が長持ちしますが、一番高いものを無理に使う必要もないでしょう。
選び方のポイントもご紹介しますので、これから外壁塗装を塗り替える予定がある方は必見ですよ。

  1. 外壁塗料の役割と特徴とは?
  2. 外壁塗装の種類とは?
  3. 外壁塗料の選び方とは?
  4. おわりに

1.外壁塗料の役割と特徴とは?

外壁は、家を雨風から守るよろいのようなものです。
しかし、外壁自体にはそれほど断熱効果も防水効果もありません。
ですから、外壁塗料にその効果を持たせているのです。
外壁は、外壁塗料を塗られることによってはじめて防水や断熱効果を発揮します。
ですから、外壁塗料が劣化すれば外壁そのものもいたんでしまうでしょう。
外壁塗料は、おおよそ10年~15年で劣化して塗り替え時期を迎えます。
外壁塗料を塗り替えることは、家の印象をよくするためでなくより長持ちさせるためでもあるのです。

2.外壁塗装の種類とは?

では、外壁塗装にはどのような種類があるのでしょうか?
この項で特徴を比較してみました。
ぜひ参考にしてください。

2-1.アクリル系の塗料

外壁塗装の中で最も安価な塗料です。
30年ほど前まで主流だったモルタルの壁は、このアクリル系の塗料で塗られているものが多かったといいます。
しかし、安価な分耐久性も低いうえ、耐水性以外に目立った特徴はありません。
ですから、現在はそれほど外壁塗装には使われていないのです。

2-2.ウレタンの塗料

ウレタンとは合成樹脂のこと。
アクリル系の塗料よりも防水性や耐久性が高く、やわらかく塗りやすいのが特徴です。
ですから、下地として塗られることが多いでしょう。
また、できる限り費用を安くあげたい、という場合に用いられる塗料でもあります。

2-3.シリコン塗料

ウレタンと同じように合成樹脂の塗料ですが、ウレタンよりも防水性、耐久性、防汚性が高いです。
現在、外壁塗料として最も多く使われているのが、このシリコン塗料。
ですから、工務店などからも勧められることが多いでしょう。

2-4.フッ素塗料

合成樹脂塗料の一種ですが、ロケットの外壁にも使われる塗料で、防寒、防熱、断熱性に優れています。
また、耐久性も高く一度塗れば15年以上は持つでしょう。
しかし、その分非常に高価な塗料ですので、一般家庭よりは商業施設やビルなど大規模な建物に使われることが多いです。

2-5.そのほかの機能的な塗料とは?

現代の技術の真価はすばらしく、塗料にもより断熱性が高いものや汚れにくいものが出てきています。
一例をあげるとガイナ塗料とハイドロテクト塗料。
ガイナ塗料もロケットの外壁に使われるもので、フッ素塗料よりも高い断熱性があります。
また、ハイドロテクと塗料は光触媒を利用した塗料で、汚れがついても自力できれいになる性質があるのです。
これらの機能的な塗料を使えば、外壁塗装の頻度も減らせるでしょう。
しかし、やはり新しい分高価で、扱っている工務店も限られています。

2-6.水性塗料と油性塗料の違いとは?

このほかにも、外壁塗料は水性塗料と油性塗料の2種類があります。
水性塗料というのは、文字どおり水に溶ける塗料です。
値段も安く、外壁だけではなく家の内部の塗装にも使えるのが特徴。
また、臭気も少ないため化学物質に対してアレルギーがある方でも安心です。
しかし、その反面やはり耐久性に乏しく塗り替えを頻繁に行う必要があります。
油性塗料は、有機溶剤に溶かして使う塗料です。
1液タイプのものと2液タイプのものがあり、重ね塗りが必要な2液タイプは工事に時間もかかるでしょう。
また、有機溶剤特有の臭いもするため、気分が悪くなる人もいるかもしれません。
しかし、油性の方が防汚性や耐久性が高いので、一度塗れば長持ちします。

3.外壁塗料の選び方とは?

さて、ここまで記事を読んでいただければ、外壁塗装にはいろいろな種類があることがお分かりいただけたと思います。
この項では、外壁塗料の選び方のコツをご紹介しましょう。
ぜひ参考にしてください。

3-1.値段と耐久性のバランスが取れたものを選ぶ

外壁塗料は、高機能なものほど高価です。
ですから、いつまでもきれいな外壁にしようとすると、どうしても値段は高くなるでしょう。
しかし、いくら高い塗料を塗ったからといって、ずっと塗り替えをしなくてもよいというわけではありません。
また、家をすべて塗り替えるには、膨大な塗料がいります。
ですから、あまり高価な塗料を選ぶと塗料代だけで予算がオーバーしてしまうかもしれません。
外壁塗装には塗料代のほか、職人の人件費や足場代などもかかります。
耐久性と値段を比較してバランスの取れたものを選びましょう。
無理をする必要もありません。

3-2.高機能の塗料を使う場合は、業者探しから始める

外壁塗料の効果を発揮させるためには、塗り方にも注意が必要です。
特に、高機能な塗料はある程度の厚みを持たせて塗らないと、うたっているような効果出ません。
ですから、塗料を開発、販売しているメーカーは業者向けに塗る方の講習会を開いているところもあります。
また、あつかっている業者も限られているのです。
ですから、高機能の塗料を使いたい場合は、まず業者選びから始めましょう。

3-3.安ければよい、というわけではない

家の外壁をすべて塗り替えるには、安くないお金がかかります。
ですから、見積を比較する方も多いでしょう。
しかし、断熱性や耐久性の高い塗料は、どうしても値段が上がってしまいます。
それなのに、通常の塗料と比べても安すぎる、という業者は注意が必要でしょう。
業者の企業努力によって、安値が実現しているのならばそれはすばらしいことです。
しかし、中に必要な分量の塗料を使わずに、値段を下げているところもあります。
それでは、高い塗料を使う意味がありません。
ですから、安さを売りにしている業者に見積もりを依頼する場合は、使用する塗料の量を聞いてみましょう。

4.おわりに

いかがでしたか?
今回は外壁塗料の種類やその比較をご紹介しました。
外壁が汚れたりくすんでいたりすると、いくら築年数が新しい家でも古びて見えます。
ですから、外壁をこすっても汚れが落ちなくなったら、塗り替えを考えましょう。
また、外壁を塗り替えれば小さなひびくらいは塗料がふさいでくれるのです。
外壁塗料を選ぶ際は、種類だけではなく色にも気を配りましょう。
日本では無難なパステル系の色の外壁が多いです。
個性を出したいから変わった色にしたい、という方もいるでしょう。
しかし、インパクトのありすぎる外壁の色は、どうしても悪目立ちしてしまいます。
また、観光地などでは景観に配慮して使える色が決まっていたりもするのです。
特に、京都や奈良などの「古都」と呼ばれる地域は、建物の色の規制は厳しいでしょう。
色を決める前によく確認が必要です。
また、周囲の家との調和を考えることも大切でしょう。


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