外壁塗装に使う自然塗料の特徴とは?石油化学系塗料と比較してみた!


外観の美しさと建物の耐性を維持するためには「外壁塗装」が必要です。
外壁塗装には使う塗料ごとに特徴や耐用年数が違います。
さまざまな種類がある中、最近注目度があがってきているのが「自然塗料」です。
そこで、自然塗料の特徴や自然塗料と石油化学系塗料の違い、自然塗料を利用する際の注意点など詳しく説明します。
外壁塗装を考えている人は、ぜひ参考にしてください。

  1. 自然塗料の特徴
  2. 自然塗料と石油化学塗料の違い
  3. 自然塗料を利用する際の注意点
  4. まとめ

1.自然塗料の特徴

外壁塗装に使う塗料はさまざまな種類があります。
上手に使うためにも塗料の特徴を知ることが大切です。
これから、自然塗料の特徴について詳しく説明します。
自然塗料の使用を考えている人は、ぜひチェックしてください。

1‐1.室内環境を清潔に保つ塗料

年々、化学技術の進歩が目覚ましくなっています。
化学技術が進歩すると同時に、シックハウス症候群や化学物質過敏症など化学物質による被害も増えているのが現状です。
そこで、注目し始めたのが「自然塗料」になります。
自然塗料は化学物質の影響が少なく、人の安全と健康を守ることができる種類です。
もともと、古くから日本で使用している自然塗料は渋柿を使っています。
渋柿を使用した自然塗料は「植物水性塗料」です。
現在、日本で使用している自然塗料はほとんどがドイツから輸入しています。
ドイツは自然塗料への知識が豊富で、木材の保護や室内環境の清潔さに注目している国です。

1‐2.自然塗料の成分

自然塗料成分は大まかに、「オイル系」「ワニス系」「ワックス系」の3つに分類できます。
それぞれ特徴があるのできちんと把握しておきましょう。
浸透型ともいう「オイル系」は天然油脂が主成分です。
主に、あまに油やひまわり油、植物の種子から採取しています。
オイル系を外壁に塗装した場合、木材に深く浸透するため木材の質感を残しつつ保護できるでしょう。
そして、造膜型の「ワニス系」は天然樹脂が主成分です。
主に、ダンマルや樹木、昆虫、セラックなどを使用しています。
ワニス系の特徴は木材の調湿機能を残すことです。
調湿機能を残しつつも造膜するため、強い耐水性を持っています。
最後の「ワックス系」は塗膜保護とも呼んでいる種類です。
ワックス系は、蜜ロウなどのロウ類が主成分になっています。
単独で使用できる塗料ですが、頻繁にメンテナンスをしなければなりません。
よって、オイル系やワニス系の補助膜として使用することが多いです。

1‐3.高い耐候性

自然塗料の特徴は耐候性の高さです。
日本で普及している自然塗料もさまざまありますが、特に高い耐候性を持つ自然塗料を使用します。
また、木材を上手に生かしつつ自然な色に仕上げることができるでしょう。
主なドイツ生まれの自然塗料は、アグライア、オスモ、リボス、アウロ、クライデツァイトになります。
ドイツでも高評価のアグライアは造幕系です。
非常に耐水性が高く、つやのある外壁に仕上がります。
そして、オスモは最も日本で普及している自然塗料の1つです。
ひまわり油が主成分になっているため、変色を防ぐことができます。
自然塗料を使用する前は、必ず種類の特徴をチェックして比較するといいでしょう。

2.自然塗料と石油化学塗料の違い

2‐1.環境対応と耐候・作業性の違い

石油化学塗料とは、石油や化学物質が成分に入っている塗料のことです。
自然塗料とは真逆の成分になります。
そこで、自然塗料と石油化学塗料の違いについて説明していきましょう。
主な違いは「環境対応」です。石油化学塗料の環境対応は年々すすんできました。
しかし、現状ではまだ問題をかかえています。
排気における問題や環境負荷、私たちへの健康被害も起きているのです。
決して、環境にやさしい種類とはいえません。
一方、自然塗料は原料調達、製品化、使用、廃棄すべてにおいて環境負荷が少ないです。
塗料の中では最も環境にやさしい種類といえるでしょう。
また、「耐候性」と「作業性」にも違いがあります。
石油化学塗料は防カビ、紫外線吸収機能があるため耐候性が非常に高いです。
比べて、自然塗料は石油化学塗料よりもおとります。
乾燥時間や養生期間においては石油化学塗料のほうが短いです。
自然塗料は乾燥時間が必要なので、最低でも2日間養生しなければなりません。

2‐2.メンテナンスと価格

外壁塗装は定期的なメンテナンスが必要です。
しかし、塗料の種類によってはメンテナンス期間が大きく異なります。
化学成分が入っている石油化学塗料は耐候性が1つの特徴です。
よって、メンテナンス期間が長くなります。
一方、自然塗料は石油化学塗料よりも耐候性におとるため、メンテナンス期間が短いです。さらに、重ね塗りが必要になるでしょう。
そして、多くの人が気になっているのは「費用」になります。
メンテナンス費用はもちろん、塗料の価格は外壁塗料において大切な要素です。
作業期間が短く、材料価格が安い石油化学塗料はコストパフォーマンスに優れています。
しかし、材料費が高く作業期間が長くなる自然塗料は費用が高くなるでしょう。
ただし、業者によっては無駄な費用をけずって安く施工しているところもありますよ。

3.自然塗料を利用する際の注意点

3‐1.自然塗料の課題

自然塗料を利用する際、課題をきちんと理解しておかなければなりません。
石油化学塗料と比較してみると、さまざまな違いがありました。
違いからは課題を見いだすことができます。
自然塗料の課題は、メンテナンスを頻繁にしなければならないことです。メンテナンスをしていかなければ、すぐに外壁の状態が悪くなります。
自然塗料は私たちへの健康を守る重要な塗料です。
石油化学塗料は化学物質を毎日吸収すればするほど、敏感な人は健康に大きな影響をおよぼしてしまいます。
建築業界では現在でも自然塗料の課題をクリアしようと研究が続いているのです。

3‐2.業者を利用する際の注意点

自然塗料といっても造膜型、浸透型など分類によって仕上がり感や質感が異なります。着色するときも部材によって色つき具合が変わるのです。
自然塗料による外壁塗装を依頼するのなら、サンプルだけではなく実際の仕上がり感を確認してください。
サンプルだけでは実際の出来上がりと大きな差が生まれます。
業者とのトラブルでも、確認ミスが多いのです。
失敗しないためにも施工を始める前にしっかり打ち合わせをしてくださいね。
また、見積もりを確認することも大切です。
見積もりには塗料の種類、材料の価格、追加料金の有無など大切な項目がたくさん記載しています。
1つずつしっかり確認していかなければ、後でトラブルになるでしょう。
見積もりで疑問点があれば、すぐに尋ねて解決しましょう。

4.まとめ

自然塗料の特徴や石油化学塗料との違い、自然塗料を利用する際の注意点について説明しましたが、いかがでしたでしょうか。
自然塗料は化学成分の影響が少なく、清潔な環境に仕上がります。
けれども、メンテナンスをこまめにしていかなければならないというデメリットも持っているのです。
また、オイル系・ワニス系・ワックス系によって成分や特徴が異なります。
自然塗料を使用する際は、それぞれの特徴をきちんと把握して比較しましょう。
比較することで理想的な外壁にぴったりの塗料を選ぶことができます。
自然塗料に詳しい業者と話し合いをすすめていきましょう。


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