外壁塗装に適した時期や季節は? 費用相場や塗料の種類について解説


一軒家・マンション・ビルなどの外壁は、建物を守る大切な役割を担っています。塗膜が、劣化・・腐食などから守っているのです。しかし、外壁塗装はいずれはげます。経年劣化や耐用年数を迎え、次第に塗料が持つ機能が低下するためです。必要となるのは塗り替えでしょう。塗り替えは、塗料の効果を十分に発揮するよう、時期を選んでするべきです。
「外壁塗装にいい季節はあるの?」「塗り替え時期がわかる外壁の症状とは?」といった疑問、とてもよくわかります。費用もかかることですから、きちんと知識を持って臨みたいですよね。
外壁塗装は、いつの季節でも同じように塗り替えができるわけではありません。最近は高機能塗料も登場し、建物の性能向上に貢献しています。ですから、最適な時期を選び、塗料が持つ効果を高く実感できるようにすることが大切です。ただし、すぐに塗り替えるべき症状があったら、なるべく早い段階で外壁塗装を検討するようにしてください。今回は、外壁塗装の時期や塗装の選び方などをご紹介します。

  1. 外壁塗装の季節について
  2. 外壁塗装の塗り替えについて
  3. 外壁塗装の工事について
  4. 外壁塗装業者選びのポイント
  5. 外壁塗装でよくある質問
  6. まとめ

この記事を読むことで、外壁塗装への正しい知識を身につけることができるようになります。DIYが好きで塗り替えにかんする情報収集をしている方や、外壁塗装を検討している方にとっても有益な内容となるでしょう。業者の選び方なども参考にしてください。

1.外壁塗装の季節について

外壁塗装は一軒家・マンション・ビルの維持管理には必要です。メンテナンスとして定期的に行うのが理想でしょう。外壁塗装に最も適した季節や気候条件など、事前に予備知識を持っておくと安心です。

1-1.外壁塗装に影響する気候条件とは? 

日本には四季があり、気温や湿度は常に一定ではありません。外壁塗装をするには、夏は陽(ひ)が長いけれど暑すぎます。冬は陽(ひ)が短いのに気温が低すぎるのです。梅雨は雨が多く、外壁塗装は避けるべきでしょう。また、気候は地域差があることも忘れてはなりません。山間部では積雪が心配ですよね。
一般的に、外壁塗装に不向きなのは、気温5℃以下と湿度85%を超える場合とされています。そのため、ある程度乾燥した季節が適しており、春と秋がいいでしょう。しかし、地域によって気候は違います。注意すべき温度と湿度を把握し、塗り替え時期を検討してください。

1-2.外壁塗装を前提にした季節ごとのメリット・デメリット

季節ごとの違いを見ていきましょう。

1-2-1.春

春は外壁塗装のベストシーズンです。適度に乾燥しており、塗料の乾きも早いでしょう。しかし、外壁塗装の繁忙期にあたります。春を希望する方は、早めに外壁塗装の予約を終えるのがおすすめです。

1-2-2.梅雨

雨が続く梅雨は、塗料が乾燥しにくいため、外壁塗装には向いていません。仮に着手したとしても、施工に雨や高湿度によって不具合が出やすいです。工事期間も天候の影響を受け、長引きやすいでしょう。しかし、閑散期にあたるため、業者で割引サービスを行っている場合があります。

1-2-3.夏

外壁塗装中は窓の開閉ができません。エアコンの使用も規制される場合があり、真夏は室内が高温になって過ごしにくいデメリットがあります。しかし、初夏なら乾燥が早い時期にあたり、外壁塗装をしやすい季節ではあるでしょう。

1-2-4.秋

秋は春と同じくらい人気がある時期です。繁忙期であるため、早めの予約をおすすめします。適度な乾燥に加え、陽(ひ)も長いので作業がしやすいです。最適な気候で、仕上がりも美しいでしょう。

1-2-5.冬

冬は乾燥しているものの、気温が5℃以下になりやすく、陽(ひ)が短いことから工事期間が長引きやすいです。地域によっては積雪があるなど、外壁塗装を安定して行うことができません。施工不良が不安な方は、冬を避けてください、

1-3.外壁塗装に最適な季節とは? 

前述でお伝えしたとおり、春と秋はベストシーズンです。業者でも予約が殺到する時期ですから、早めに予約を終えるようにしてください。塗料の伸びもよく、乾燥も早いとあって、納得できる仕上がりになるでしょう。時期を迷っている方は、春か秋を選ぶと間違いありません。

1-4.外壁塗装を避けるべき季節と気象条件

雨の多い梅雨や、気温が下がる冬も工事期間が長くなります。想定より長引き、予定が組みにくいといったデメリットがあるでしょう。積雪も外壁塗装工事の障害となります。

2.外壁塗装の塗り替えについて

気候や気象条件を考慮し、外壁塗装に適した時期があるとはいえ、すぐに塗り替えなければ建物の劣化につながることがあります。最適な時期まで待たず、急いで塗り替えるべき症状について覚えておいてください。

2-1.すぐに外壁の塗り替えをするべき症状

ひび割れは雨漏(も)りの原因です。ひび割れた箇所から浸水し、腐食被害が拡大します。ゆえに、建物自体の劣化や歪(ゆが)みを招く恐れが高いため、すぐ塗り替えが必要です。
塗料のはがれが目立つ場合も、建物内部に浸水しやすい状態にあります。早期に着手しましょう。

2-2.外壁塗装の種類と選び方のポイント

外壁塗装に使用する塗料は、種類が豊富です。機能・色・耐用年数・単価などを精査して選ぶ方もいます。

2-2-1.遮熱塗料

近赤外線の57%が太陽光に含まれ、遮熱塗料により熱の侵入を防ぐ効果があります。夏の室内を快適に涼しく保(たも)ち、耐用年数は15〜20年と長いです。ただし、冬は近紫外線の遮断により、寒さを感じる場合もあります。

2-2-2.ナノテク塗料

汚れを雨などで自然に洗い流す、セルフクリーニング機能を備えているのが、次世代塗料として注目されているナノテク塗料です。防カビ・防汚に優れ、劣化しにくい特徴があり、ホルムアルデヒド抑制効果もあります。耐用年数は15年前後です。乾燥が早いメリットがあるものの、機能を肌で感じにくく、単価が高いのがデメリットでしょう。

2-2-3.断熱塗料

次世代塗料として注目を浴び、高機能が期待されるのが断熱塗料です。特に、JAXAの技術を応用したガイナでは、塗膜にセラミック層を構成します。太陽光のほとんどを反射する力があり、夏も涼しく過ごすことができる塗料です。セラミック層の反発による遮音効果もあります。耐用年数は15〜20年と長いです。しかし、主に遮熱を感じられるのは夏で、遮熱と同時に断熱をしない限り、冬は寒く感じるでしょう。

2-2-4.自然塗料

石油化学塗料では、シックハウス症候群の心配がありました。自然塗料は植物由来の原料を使用し、アレルギーの発症を抑える効果があります。しかし、乾燥が遅いため、工事期間はほかの塗料より長めです。また、石油化学塗料より機能面で劣り、同等の機能を得ようと思うなら、費用がかさむ恐れがあります。メンテナンスをいかにきちんとしているかで、耐用年数に差が出る塗料です。平均的な耐用年数は、5年前後でしょう。

2-3.外壁塗装の塗り替えで覚えておくこと

塗料の種類がたくさんあり、選ぶのに迷うことがあると思います。耐用年数で決める方や、色バリエーションで選ぶ場合もあるでしょう。高い機能を求める方もいます。覚えておきたいのは、費用対効果を感じられるかということです。単価が高く、高額な費用を工面しても機能が感じにくい場合、塗り替えで後悔することもあります。そして、耐用年数が短いなら、塗り替え回数も増えてしまうのです。注目すべきは、建物の寿命と塗り替え回数が適合するかどうかでしょう。塗料を決める前に熟慮してください。

2-4.外壁塗装の塗り替えで注意すべきこと

外壁塗装で注意すべきことは、色選びです。サンプルでは建物全体の印象がわからないため、シュミレーションでイメージを掴(つか)んでおくことが大切でしょう。「こんな色じゃなかった」と塗り替え後に思っても、色を変えることはできません。ですから、事前に業者に相談し、納得してから工事開始となるようにしてください。また、付近の環境にも配慮して選び、自治体が定める景観ガイドラインなどを参考にすることも大切です。

3.外壁塗装の工事について

塗料と色選びを終え、工事着手へと進みます。だいたいの流れや費用などについて覚えておきましょう。

3-1.外壁塗装工事はどんな流れ? 

外壁塗装工事を検討している方は、工程を理解しておきましょう。

  1. 外壁を診断してもらう(無料で行っています。ひび割れや腐食のチェックが必要です)
  2. 外壁塗装工事費用の見積もりを出してもらう(診断と見積もりは複数の業者から受けとってください。単価や工事内容の違いを確認しましょう)
  3. 本契約を結ぶ(実際に契約する際は、業者の質を知るために、事業所へ足を運ぶことが大切です)
  4. 外壁塗装工事着手(契約した内容で工事が進みます。工事中は不備がないか、自分の目で随時確認してください)
  5. 工事完了後に引き渡し(最終チェックもしっかり行いましょう。気になるポイントは、引き渡し時に申し出てください)

3-2.外壁塗装にはどのくらいの工事期間を要する? 

外壁工事には、養生や足場組みが必要です。事前準備を含め、工事期間はだいたい1〜2週間が目安でしょう。選ぶ塗料や季節により、工事期間は前後します。春と秋は工事がスムーズに進む季節です。

3-3.外壁塗装にはどのくらいの費用を見ておくべきか? 

費用については、塗料の種類と建物の規模で大きく変わるため、一概にいくらとお伝えすることができません。建物の状態により、塗り替え前に補修が必要になる場合もあります。業者に見積もりを出してもらい、正確な費用を算出しましょう。複数の業者を比べ、違いを見つけてください。

3-4.外壁塗装工事費用をコストダウンしたい

業者の見積もりをいくつか比較することにより、費用相場を知ることができます。出してもらった見積もりから、一番安い業者を選ぶとコストダウンにつながるでしょう。しかし、費用がかかるのには理由があります。下地処理・補修・工事終了後の保証など、細かな部分までチェックしてから決めてください。安いなりにどこか手抜きや足りない部分があるでしょうし、納得できる作業内容であることが重要です。

3-5.外壁塗装工事で注意すべきこととは? 

外壁塗装は、塗ったら終わりではありません。塗りムラが気になり、はがれが発生することもあります。そのため、業者によるアフターフォローが必要です。契約前に工事完了後の保証期間があるか、必ず確認してください。実費で修繕が必要になった場合、余分な費用工面を余儀なくされます。無駄な費用となりますから、注意して契約しましょう。

4.外壁塗装業者選びのポイント

いかに納得できる仕上がりにするか、費用対効果を感じることができるかは、業者の質や腕にかかっている部分が大きいです。信頼できる業者に出会うため、見極め方を覚えておきましょう。

4-1.信頼できる業者選びのコツは? 

誤った業者選びで多いのは、すぐに契約するよう言われた、値引きが魅力的だったというものです。外壁塗装は慌てて決めてはいけません。業者の実績や施工事例などを確認し、職人の技術に着目すべきです。塗料や塗り替えにまつわる質問にも、すぐ回答できることも、知識豊富な業者であるポイントでしょう。

4-2.外壁塗装にかんする情報が詰まった見積もり

見積もりは、費用を確認するだけの紙ではありません。作業内容・工事期間・補修の有無・塗料の単価や種類など、外壁塗装にかんする詳細が記載されています。ですから、隅々まで確認し、いくつかの業者を比較して検討するようにしてください。

4-3.外壁塗装の相談窓口

一軒家・マンション・ビルまで幅広く手がけている有限会社オフィスチャンプなら、塗料や工法などの知識が豊富です。相談も随時受けつけています。インターネットからでも、電話でも可能です。気軽にご相談ください。
弊社では、無足場工法を導入し、足場費用を大幅に削減できます。外壁塗装にかかる費用を抑えたいニーズにも対応可能です。

4-4.外壁塗装業者を決定するときの注意点

外壁塗装は、素人にはわかりにくいことも多いです。しかし、受け身になってしまわないようにしてください。わからないことはどんどん質問し、自分なりに知識を持っておくことが大切です。工事中に不明点があっても、知識がなければ見過ごすことがあります。満足のいく工事にするため、業者選びと同時に知識を身につけてください。

5.外壁塗装でよくある質問

満足できる作業内容にするため、質問集を参考にして疑問や不安を解消しましょう。

5-1.外壁塗装に最適な春と秋は高くなる? 

ニーズが高い春と秋は、費用も少し上がります。しかし、天候不順が続く梅雨や寒い冬は工事期間も長くなる可能性もあり、最終的に費用は大きな差がありません。仕上がりの美しさを優先し、ベストシーズンに塗装することがおすすめです。

5-2.外壁塗装工事中に雨や雪になった場合はどうなる? 

塗装が乾いているなら、特別問題はありません。しかし、乾燥していない状態で、雨や雪が降った場合は塗料が流れてしまい、はがれが起こることがあります。ですから、季節や天候は重視すべきです。余分な補修が必要になり、出費がかさむことがあるでしょう。

5-3.雨漏(も)りがある場所はどんな補修をしてから塗装する? 

雨漏(も)りだけではなく、地下水による浸水被害もあります。漏(も)れている箇所を特定し、補修と防水を施してから塗装するのが一般的です。補修と防水を怠った場合、浸水によるカビの発生や腐食を招きます。工事前の診断で確認してもらいましょう。

5-4.DIYで外壁塗装はできる? 

手先の器用な方は、DIYでやろうと思いますよね。美しさは職人には敵(かな)わないものの、楽しさを味わうことができるでしょう。塗膜を強化するため、重ね塗りを意識してみてください。ただし、素人では劣化やひび割れを発見しにくく、仕上がりがプロには負けるため、塗装の耐用年数が短くなることが予想されます。高所作業では危険を伴い、転落事故などの危険性も考慮しなければなりません。

5-5.サイディングの外壁塗装について知りたい

サイディングの場合、目地のコーキングが必要です。高圧洗浄で表面をきれいにしてから、外壁塗装を行います。サイディングの場合、厚めの塗膜に仕上げ、強度が増すように仕上げる手法を用いるのが通例です。

6.まとめ

いかがでしたか? 日本には四季があり、外壁塗装に適したシーズンがあることをご理解いただけたかと思います。春と秋は温度も湿度も申し分ない、外壁塗装に最も適した季節です。繁忙期にあたるため、費用も少し上がるものの、仕上がりは美しく満足できるでしょう。仮にオフシーズンを選んだとしても、天候が悪いなら工事期間が長引く可能性も高く、費用は結局繁忙期と変わらないといったパターンもあります。外壁塗装を依頼するなら、実績と知識が豊富な業者を選び、アフターフォローがあることも確認してください。契約前に、外壁塗装や塗料などについて知ることは、受け身にならないために重要です。知識を持っている場合、施工中も気になるポイントを指摘できます。塗り替え時期も大切です。しかし、塗装の仕上がりしだいで、耐用年数にも反映されますから、自分の目で見てチェックできるようにしてください。


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