足場の費用相場は? 外壁塗装リフォーム前に知っておくべき6項目


外壁塗装リフォームを検討しているなら、足場にかかる費用についても気になるところでしょう。「外壁の塗り直しには足場が必要」と思っている人は多いはずです。しかし、実はこの足場を組むための費用相場は意外と高く、工事全体の2割を占めているということをご存じでしょうか? 足場はなぜ必要なのか、足場を使わずに工事費用を節約する方法はないのか、ぜひ考えてみてください。この記事では、外壁塗装リフォームを行うにあたって、足場の費用についてまとめています。

  1. 足場について
  2. 足場の費用について
  3. 外壁塗装リフォームについて
  4. 足場をかけない外壁塗装とは?
  5. 足場をかけない外壁塗装を依頼する
  6. 外壁塗装の足場に関するよくある質問

この記事を読むことで、足場をかけない外壁塗装について知ることができるはずです。ぜひ、リフォーム前に参考にしてください。

1.足場について

まずは、足場とはどのようなものなのか、その種類などをまとめてご紹介します。

1-1.足場とは?

足場とは、その名の通り足をかけるために設置されるもののことをいいます。建物の外壁メンテナンスなどを行う際、高所でも安全に作業できるように組み立てられる仮設の構造物が足場です。鉄製のパイプが用いられることが多く、工事完了後には取り払われます。

1-2.足場の種類

足場には以下のような種類があります。

  • 枠組み足場:最もオーソドックスな工法で、脚注ジョイントやベース金具・交差筋かいなどで構成される。組み立てと解体に手間がかからない
  • 単管足場:単管足場用鋼管を用いて組み立てる工法。幅や高さを自由に調節可能
  • ブラケット一側足場:本足場が設置できない狭い場所や軽作業用として使われる。原則として15m以下の高さまで使用可能
  • くさび緊結式足場:くさびで強固に連結しているため、安全性が高い。建物の形状に対応できる足場として使用されている
  • 張り出し足場:本足場が設置できない場合、建物に張り出し材を取り付けてその上に本足場を設置する
  • 吊(つ)り棚足場:地上から足場を組むのが困難な場合に、上からつるす形で取り付ける
  • 丸太足場:小型の丸太を使用して構成。組み立てや解体に手間がかかるため、現在はほとんど使われていない

1-3.外壁塗装で使用する足場とは?

一般的に、外壁塗装ではくさび緊結式足場や単管ブラケット足場が用いられます。特にくさび連結式足場は揺れも少なく、職人にとって最も作業しやすい足場といえるでしょう。組み立てと解体も比較的簡単で、安全性が高い工法です。また、最近は足場を設置しない「無足場工法」を導入する業者も増えてきています。

2.足場の費用について

足場にかかる費用やメリット・デメリット、足場をかけない方法についてまとめました。

2-1.費用はどのくらい?

足場の単価は種類によって異なります。相場は以下の通りです。

  • 単管足場:500~800円/㎡
  • 単管ブラケット足場:700~900円/㎡
  • くさび連結式足場:800~1,500円/㎡

全体的な足場の施工工事は20万円前後が相場といわれていますが、使用する足場の種類によって前後するということを覚えておきましょう。

2-2.足場のメリット・デメリット

足場をかけるメリットとデメリットをまとめました。

【メリット】

  • 安全性が高まる
  • 作業効率がアップする
  • ムラなくきれいに仕上がる

【デメリット】

  • 費用がかかる
  • 近隣への配慮が必要

2-3.足場をかけない方法について

前述した通り、足場をかけずに工事をする「無足場工法」を取り入れている業者もあります。足場を組まずに作業を行うため、足場代が必要ないのです。無足場工法は、古くからダム建設や公共事業などにも使われてきました。費用節約だけでなくさまざまなメリットがあるため、ぜひ検討してみてください。

3.外壁塗装リフォームについて

次に、外壁塗装リフォームについてご紹介しましょう。

3-1.外壁塗装リフォームとは?

外壁塗装リフォームはどんな場合にどんなことをするのでしょうか。流れを簡単にご紹介します。

3-1-1.どんなときにするのか?

外壁は常に紫外線や雨風にさらされており、日々劣化が進んでいます。塗装は外壁をこうした刺激から保護する役割も果たしているのです。何年も塗り替えをせずに放置しておくと、外壁塗装が持つ防水性や断熱性は低下していきます。そうすると、建物の内部までさまざまな影響が及び、建物自体の寿命を縮めることになってしまうのです。そこで、外壁の劣化が目立ってくる前に、外壁塗装リフォームを行う必要があります。

3-1-2.どんなことをするのか?

外壁塗装リフォームの目的は、単に外観の美しさを保つためだけではありません。外壁に現れたひび割れや汚れを改善し、耐久性の高い塗料に塗り替えをする必要があるのです。外壁に使われる塗料にはさまざまな種類があり、それぞれ特徴が異なります。外壁塗装に求めるものを明確にした上で、最適な塗料を選び、塗り替えを行うことが大切です。

3-1-3.流れ

外壁塗装リフォームの大まかな流れは、以下の通りです。

  • 業者への見積もり依頼
  • 現地調査
  • 正式見積もり、契約
  • 足場の組み立て
  • 外壁の高圧洗浄、乾燥
  • 下地調整
  • 養生
  • 外壁塗装
  • 養生取り
  • 足場解体
  • 清掃
  • 引き渡し

3-2.リフォームする時期とは?

基本的に外壁塗装リフォームは、1年中いつでも行うことが可能です。しかし、やはり塗装に向いている季節というものはあり、その時期にリフォームを行うのが望ましいといえるでしょう。比較的天候が安定していて空気が乾燥している春や秋は、職人にとっても「作業しやすい季節」です。反対に、雨の日が続く梅雨期や、日照時間が短い冬は、作業に向いていません。工事中は窓を開けることができないため、真夏も避けたほうがよいでしょう。

3-3.すぐに塗り替えるべき症状

塗料が寿命を迎えると、外壁にさまざまなサインが現れるようになります。以下のような症状が現れた場合は、すぐに塗り替えが必要と判断してください。

  • ひび割れがある
  • 塗膜がはがれてきている
  • 汚れが目立つ
  • 金属部がサビてきている
  • カビやコケが目立つ
  • 壁を触ると手に白い粉が付く

3-4.リフォームする前に覚えておくべきこと

外壁塗装リフォームをする前に、覚えておくべきことがいくつかあります。まず、一般的な費用についてです。外壁に使用される塗料には種類があり、その特徴や耐用年数によって単価が異なります。どの塗料を使うと全体的にどのくらいの費用がかかるのか、しっかりと把握しておきましょう。また、同じ塗料を使っても依頼する業者によって費用が異なる場合もあります。事前に無料見積もりを依頼し、比較しておくことが大切です。また、外壁材や塗装道具によって塗装工法も異なります。「刷毛(はけ)工法」「ローラー工法」「吹き付け工法」などがありますので、どの工法で行うのかも事前に確認しておきましょう。

3-5.注意点

費用を節約するために、自分で外壁の塗り直しをする人もいるでしょう。しかし、ホームセンターで売っているDIY用の塗料は、業者が扱っているものに比べると長持ちしません。また、非常に時間がかかる上に、はしごからの転落など事故が発生する危険もあるのです。無理はせず、プロの業者に依頼することをおすすめします。

4.足場をかけない外壁塗装とは?

足場をかけない外壁塗装の流れやメリット・デメリットをご紹介します。

4-1.方法

無足場工法とは、その名の通り足場をかけずに塗装工事を行うことをいいます。足場をかける代わりに、屋上からつるしたロープブランコに職人が乗って作業する方法です。

4-2.メリット・デメリット

無足場工法のメリットとデメリットには、以下のようなものがあります。

【メリット】

  • 足場を組むスペースがない狭い場所でも施工が可能
  • 室内への日差しや風通しを遮ることがないため、住人のストレスが少ない
  • 防犯上の不安を軽減できる
  • 足場の組み立て、解体にかかる費用を抑えることができる
  • 工事期間を短縮できる

【デメリット】

  • 施工管理が難しく、職人の高い技術力が必要
  • 施工後、高所の不具合をチェックできない
  • 重量物を扱う工事ができない

4-3.できない場合もあるのか?

無足場工法は大変優れた工法ですが、条件によってはできない場合もあるということを覚えておいてください。たとえば、三角屋根の建物や、屋上にロープを設置するものがない場合などは、無足場工法では作業できません。また、建物の一部が突出している箇所も作業が不可能です。

5.足場をかけない外壁塗装を依頼する

業者の選び方や費用などをまとめました。

5-1.業者の選び方

外壁塗装リフォームを行っている業者の中には、無足場工法を採用している業者もあります。その中から、どの業者を選ぶべきか迷う人も多いでしょう。業者を選ぶ際には、以下のポイントを参考にしてください。

  • 実績が豊富である
  • ホームページの内容が充実している
  • 無料見積もりを受け付けている
  • アフターフォローが充実している
  • 見積書の内容が明確である
  • スタッフの対応が丁寧である
  • スピーディーな対応をしてくれる

外壁塗装・外壁リフォームの「オフィスチャンプ」では、無足場工法による外壁塗装リフォームを行っています。こちらから無料見積もりを受け付けているため、ぜひチェックしてみてください。

5-2.実際の作業、期間など

通常、足場の組み立てと解体には丸1日を要します。無足場工法の場合、そのための期間は必要なくなるわけです。また、無足場工法では作業も効率的に行うことができるため、工事自体がスピードアップし、大幅な工期短縮が見込めるでしょう。

5-3.費用について

無足場工法による外壁塗装リフォームは、足場を組む工法に比べて費用は抑えられます。しかし、料金設定は業者によって異なるため、できれば事前に複数の業者に無料見積もりを依頼して比較しましょう。そうすることで、大まかな相場を知ることにもつながります。

5-4.注意点

業者選びには注意が必要です。たとえば、突然訪問してきて「今すぐ塗り替えないと大変なことになる」と契約をせまってくる業者、足場費用を無料サービスにしている業者などは気をつけてください。足場を組む工事で足場代が無料になることは、まずありません。その分をほかの部分に上乗せしている可能性があるでしょう。

6.外壁塗装の足場に関するよくある質問

「足場について知りたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。

6-1.足場はDIYできますか?

A.足場を組むには専門の国家資格が必要です。また、組み立てに携わる作業員は特別教育を受講する必要があるため、素人が足場を組むことはできません。

6-2.足場を組む際に起こり得るトラブルにはどのようなものがありますか?

A.組み立てや解体時に家の外壁や窓・隣家を傷つけてしまう例もあります。また、スペースが確保できずに隣の敷地を借りた結果、トラブルに発展したケースもあるのです。

6-3.「外壁と屋根を一緒に塗装したほうがお得」といわれましたが、なぜですか?

A.外壁塗装と屋根塗装の足場に大きな違いはありません。そのため、一つの足場で外壁も屋根も塗装できるのです。屋根も定期的な塗り替えが必要なので、外壁と同時に行ったほうが足場代を一度で済ませることができます。

6-4.無足場工法では、建物と建物のすき間がどのくらいあれば作業可能ですか?

A.人が一人通れるスペースがあれば作業可能です。具体的にいうと40cm程度のすき間があれば問題ないでしょう。

6-5.外壁塗装業者には悪徳業者が多いといわれる理由は何ですか?

A.手抜き工事をされても素人には分かりにくく、塗料や工法について知識がないため、業者の言いなりになりやすいのです。また、工事や塗料に定価が存在しない点も理由の一つでしょう。

まとめ

いかがでしたか? 外壁塗装リフォームの際にかかる足場の費用や、足場をかけない工法についてご紹介しました。足場は何のために必要なのか、実際にどのくらいの費用がかかっているのか、よく把握できていない人も多いと思います。最近注目を集めている「無足場工法」についても知り、お得に外壁塗装を行う方法を検討してみてください。


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