再塗装を考えてる方必見! 外壁塗装に使われる塗料の正しい選び方!


近年、外壁塗装用の塗料はさまざまな種類があります。私たちユーザーの立場からすると、どれを選べばいいのか分からないのが現状です。選び方を間違えれば不必要な出費をしたり後悔したりすることにもなりかねません。

そこで今回は、外壁塗装に使われる塗料の選び方をご紹介します。

  1. 外壁塗装に使われる7つの塗料について
  2. 外壁塗装に使われる塗料の選び方を押さえよう!
  3. 外壁塗装を行う際の注意点は何?
  4. 外壁塗装と塗料に関するQ&A

この記事を読むことで外壁塗装に使われる塗料に関する基本を学べます。外壁塗装を行う際に必ず役立つので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。

1.外壁塗装に使われる7つの塗料について

まずは外壁塗装に使われる塗料にどのようなものがあるかをご紹介します。塗料ごとに寿命や特性などが違うので、ぜひ参考にしてみてください。

1-1.アクリル塗料

アクリル塗料は一般的な住宅用塗料で最も安価な塗料です。4年前後ともいわれる寿命の短さもあり、現在はほとんど使われていません。しかし、近年オーストラリアのメーカーが開発した高耐久性のアクリル塗料、「ピュアアクリル」が現れたことで評価が見直されつつあります。価格は1平方米あたり1,400~1,600円程度です。

1-2.ウレタン塗料

十数年前までは最も主流だった塗料ですが、6年程度という短い耐久性が影響して現在ではあまり外壁には使われていません。ただし、柔軟性や密着性が高く使い勝手が良いため、雨樋(あまどい)や破風板(はふいた)などには使われています。価格は1平方米あたり1,700~2,200円程度です。

1-3.シリコン塗料

現在主流の塗料で、値段が比較的安価な上に10~15年ともいわれる長い寿命を持っているのが特徴です。コストパフォーマンスに優れていることから、現在の主流塗料となっています。価格は1平方米あたり2,300~3,000円程度です。

1-4.ラジカル塗料

ラジカル塗料は近年評価が高まっている塗料で、近々シリコン塗料のシェアを奪うのではないかと期待されています。その理由は、価格帯がシリコン塗料と同程度(2,500~3,000円程度)なのにもかかわらず、シリコン以上の寿命(12~15年程度)を持つためです。

1-5.フッ素塗料

フッ素塗料は汚れが付きにくく落ちやすいという特徴を持っており、さらには15~20年ともいわれる長寿命の塗料です。ただし、高級塗料の代名詞とされ、価格は1平米あたり3,800~4,800円程度におよびます。

1-6.光触媒塗料

光触媒の最大の特徴は、太陽光で分解した汚れを雨で洗い流すことで、外壁をキレイな状態を保つことができる能力です。さらに、遮熱性能や空気清浄機能があるほか、15~20年にもおよぶ長寿命を兼ね備えます。その代わり、価格は高く、1平方米あたり4,200~5,000円程度です。

1-7.無機塗料

無機塗料はガラス・レンガなどの無機物を混ぜた塗料です。無機物は紫外線で劣化することがないため、これを混ぜ込むことで各種塗料の中でも最高の耐久性能(20~25年以上)を持ちます。ただし、無機塗料は新しい塗料で、実際に20~25年を経過した建物はありません。そのため、計算上の寿命を発揮できるかどうかは未知数です。なお、価格は1平方米あたり4,500~5,500円程度となります。

2.外壁塗装に使われる塗料の選び方を押さえよう!

次は外壁塗料の選び方についてご紹介します。自分の目的に合った選び方を採用しましょう。

2-1.水性か油性か

一部の塗料(アクリル・ウレタン・フッ素など)には水性と油性があります。水性塗料は水で薄める塗料で、油性はシンナーなどの有機溶剤を使って薄める塗料です。水性塗料は安全性が高いのが特徴で、油性は有害物質が含まれる代わりに高い耐久性があります。もっとも、油性でも硬化すれば有害物質は出なくなるので、乾燥するまでの期間を我慢できる方なら問題はありません。

2-2.コストパフォーマンスから選ぶ

特にこだわりがなければ、コストパフォーマンスの良い塗料を選ぶのが後悔しない選び方です。おすすめはシリコン塗料とラジカル塗料となります。

2-3.特殊な機能があるか

フッ素塗料や光触媒塗料など、それぞれの機能に着目して選ぶのも一つの手です。汚れがつきにくく落ちやすい塗料であれば外壁の掃除をする手間が省けます。また、遮熱性能によって、夏や冬の光熱費を削減することも可能です。

2-4.耐用年数(寿命)の長さ

耐用年数が長い塗料を使えば何度も塗り替える必要がないため、長い目で見たときに費用の節約に繋がります。また、再塗装の回数が多いと家を傷める原因にもなるので、この点も大きなメリットの一つです。耐用年数が最も高い塗料を選ぶのも一つの考え方といえます。

3.外壁塗装を行う際の注意点は何?

この項目では外壁塗装を行う際の注意点についてご紹介します。

3-1.危険な症状を見逃さない

外壁塗装を行うこと自体は決めていても、具体的な時期を決めておらず「そのうち暇を見つけてやろう」と考えている方も多いでしょう。しかし、実はすぐにでも外壁塗装を行わないと危険な症状があります。それは「クラック(ひび割れ)」です。塗装にクラックが起きていると、雨水が浸食して内部の木材や金属を腐食させてしまいます。早いうちに対処しないと家そのものの寿命が削られてしまうでしょう。
また、クラックが起きていなくても、塗装面を触ると白い粉が付着する場合は要注意です。これはチョーキング(白亜化)という現象で、塗装が完全に劣化してしまっていることを示しています。
これらの症状が出ているようなら、後回しにはせず、速やかに外壁塗装を行うようにしてくださいね。

3-2.塗る回数に気を付ける

外装塗装業者によっては、下塗り・中塗り・上塗りの3回に分けて塗る場合と、下塗り・上塗りの2回に分けて塗る場合があります。3回に分けて塗った場合のほうが寿命が長くなり、一説によれば倍近い差になるともいわれているのです。業者を選ぶ際には3回塗りを行っている業者を選びましょう。

3-3.業者選びは慎重に

適当に業者を選んで悪徳業者に引っかかると、いい加減な施工をされて家がダメージを受けてしまうこともあります。外壁塗装には高いお金がかかりますから、業者を選ぶ際には以下のような点に気を付けてください。

  • 実績や施工例を確認する
  • 外壁の無料診断を行っている
  • アフターサービスが充実している

一番重要なのは実績の有無です。業者ホームページを確認して施工例などを調べ、どのような仕上がりになっているかを確認しましょう。
また、外壁の無料診断を行っているかどうかも重要な要素です。外壁そのものにひび割れがある状態で塗装をしてしまうと、塗料も同じ場所でクラックを起こしてしまうため、うまく塗装ができません。そのため、しっかりとした業者は必ず、塗装前に外壁の診断を行い、ひび割れがあれば補修を行ってから塗装をします。塗装前に外壁診断を行わない業者はいい加減な業者であることの証明なので、利用しないようにしましょう。
アフターサービスが充実しているかどうかも大切です。アフターサービスが充実していない業者に依頼した場合、問題が発生しても対応してもらえないので泣き寝入りすることにもなりかねません。

4.外壁塗装と塗料に関するQ&A

最後に、外壁塗装に関してよく寄せられる質問とその回答をご紹介します。

Q.塗料のグレードとは何でしょうか?

A.塗料を選ぶ際によく記載されている「グレード」というのは、耐用年数などを元に算出された格付けのことです。つまり、グレードが高ければ高いほど、基本的には長寿命ということになります。現在、最もグレードが低いのはアクリル塗料、最もグレードが高い塗料は無機塗料です。

Q.おすすめの塗料はありますか?

A.コストパフォーマンスに優れたラジカル塗料がおすすめです。高グレードの塗料の中から選ぶのであれば、さまざまな特性を持っていて寿命が長い光触媒をおすすめします。

Q.外壁塗装に適した季節はあるのですか?

A.基本的には春・秋が適しているでしょう。夏は雨が多い上に暑すぎて乾きにムラができやすく、冬は逆に気温が低すぎて乾くのに時間がかかるからです。

Q.外壁塗装にはどのぐらいの費用がかかるのでしょうか?

A.外壁塗装では、塗料の費用が全体の7割~8割を占め、残りを足場代や作業代が占めます。使用する塗料は工法にもよりますが、一般的な費用相場は50万~60万円程度でしょう。

Q.見積もりにお金はかかりますか?

A.外壁塗装の見積もりを出す際には、外壁の診断なども行われるため、お金がかかるのではないかと考える方が多いようです。しかし、実際は多くの業者が見積もりを無料で行っていますので、安心してご依頼ください。詳しくは、業者のホームページなどを確認しましょう。

まとめ

外壁塗装に関する悩みは解消されましたか。外壁塗装に使われる塗料は主に7種類あり、それぞれに特徴があります。まずは、自分が何を重視しているのかを把握し、自分の目的に沿った塗料を選んでください。また、塗装には大きなお金がかかりますので、塗料選びや業者選びは慎重に行うことが大切です。ぜひ、今回ご紹介した情報を参考にして、外壁塗装を成功させてくださいね。


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