マンションの修繕や補修をしたい人へ!知っておくべき知識を伝授!


「マンションの修繕を行う時期だけど何から始めたら良いかわからない」とか、「マンションの補修で何か注意するべき点はあるのだろうか」など、マンションの修繕や補修で悩んでいる人もいるでしょう。そこで、今回は、マンションの修繕や補修について知っておくべき知識をあらゆる点からご紹介することにします。マンションは集合住宅のため、一戸建ての住宅とは異なる注意点があるのでしっかり学んでくださいね。

  1. マンションの修繕とは何か基本を確認しよう
  2. マンションの修繕工事について学ぼう
  3. マンションの修繕工事の詳細を解説
  4. マンションの外壁補修とは何か学ぼう
  5. マンションの補修工事中の注意点を確認しよう
  6. マンションの外壁補修の業者選びにかんするコツを伝授!
  7. マンションの修繕や補修にかんするよくある質問

記事を読んだ後は、マンションの修繕や補修について何を行うべきかハッキリとすることでしょう。今、悩んでいる人は、ぜひ読んで参考にしてください。

1.マンションの修繕とは何か基本を確認しよう

まずは、マンションの修繕とは何かについて基本を確認することから始めましょう。最良の結果を得るためにも、マンションの修繕の基本を知ることは大切ですよ。

1-1.マンションの修繕の定義

マンションの建物にかんする経年変化や、損害の修復を行うことをマンションの修繕と定義します。マンションは建設後、数年が経過すると劣化するでしょう。また、何らかの理由があってマンションの建物に損害を受けることも。たとえば、台風や地震などの自然災害を挙げることができます。マンションの修繕は、必要不可欠なことだと考えてください。

1-2.マンションを修繕する必要性

マンションを修繕する必要性は、住民が安心して暮らすためにあると言えます。経年変化や何らかの理由による損害は、住民の暮らしの質を低くすることにつながるでしょう。また、マンションの修繕を定期的に行うことは建物としての寿命を延ばすことになります。マンションのオーナーにとっても、マンションの修繕を行うことは資産価値を維持することになるでしょう。

1-3.マンションの修繕にかんする現状を知ろう

マンションの修繕にかんする現状を知ることも、大切です。マンションの修繕は、定期点検を含んで計画的に行うべきことでしょう。しかし、実際には修繕内容や工事時期にかんして徹底しているとは言えない現状もあります。マンションの修繕をきちんと行っているかは、オーナーや管理会社の認識しだいと言って良いでしょう。しかし、マンションの修繕を行う目的は、住民の安全を守ることです。費用や手間が掛かることを理由に、いい加減にしてはいけないことだと覚えておいてください。

1-4.マンションを修繕する背景を確認

マンションの修繕は、多くの場合で住民の修繕費積立金から費用を出すことになるでしょう。マンションは、多くの住民が共同生活を送っている建物です。修繕を行うときも、住民の同意を得て行う必要があるほか費用負担も平等であるべきと考えてください。しかし、どんな修繕を行うか、また、修繕の時期はどうするか、などについては、住民同士の間で意見が割れることもあります。マンションの外観の向上や寿命を延ばすほかにも、住民にとってのメリットを説明することが重要と言えるでしょう。

2.マンションの修繕工事について学ぼう

それでは、マンジョンの修繕工事について学ぶことにしましょう。修繕工事にはどのような種類があるのか、修繕工事を行う必要性などについても理解してください。

2-1.マンションの修繕工事の具体例と種類を確認

マンションの修繕工事の具体例や、種類についてお話をしましょう。マンションの修繕工事については、以下のようなものがあります。

  • 具体例A:新築後10年が経過したため外壁塗装の修繕と屋上防水工事を行った
  • 具体例B:屋上から雨漏(も)りがするとの住民からの報告で屋上防水工事をした
  • 具体例C:非常階段のサビや塗装剝(は)げがあり安全のために塗り替え工事をした
  • 具体例D:マンションの雨どいが劣化して水はけが悪くなったので取り替えた

マンションの修繕には、さまざまな内容があるものです。また、業者によってはマンションの修繕工事の具体例を、参考として見ることができるでしょう。問い合わせのときや見積もりを出してもらうときに、具体例を出してもらってください。

2-2.マンションの修繕工事の必要性

マンションの修繕工事の必要性について、それぞれ確認しておきましょう。それぞれの種類には、どのような必要性があるのか頭に入れてください。

2-2-1.外壁塗装工事の必要性

外壁塗装は、建物の外観を美しく保つ役割を持っています。また、外壁塗装をすることで表面強度を増すことができるでしょう。紫外線や雨風から、マンションの劣化を防ぐ役割もあります。外壁塗装の塗料の種類によっては、防水効果や断熱効果も期待できるでしょう。マンションでの生活の質を上げるためにも、外壁塗装工事は必要なのです。

2-2-2.屋上防水工事の必要性

屋上防水工事は、雨漏(も)りが起きないようにするために必要です。マンションは、多くが箱型の形をしているため、屋上のすぐ下の部屋に住んでいる人は特に雨漏(も)りの被害が心配でしょう。また、防水工事を行うことで下地のひび割れなどから雨水が浸入して建物が劣化することを防ぐ効果もあります。

2-2-3.非常階段の塗り替え工事の必要性

非常階段は、災害などの非常時に多くの住民の命を守るために必要な設備です。しかし、普段は使用する頻度(ひんど)が少ないため、放置されがちなのも事実。サビや劣化を塗り替え工事のタイミングで処置することも、重要なことなのです。塗り替え工事によって、非常階段の強度を増したり実用性を高めたりすることは、防災のためにも必要不可欠と言えるでしょう。

2-2-4.雨どい工事の必要性

雨どいに落ち葉やごみが溜(た)まった場合、雨が降ったときに水はけが上手(じょうず)にできません。水はけをきちんとしないと、豪雨などのときに住宅部分に浸水する恐れがあります。雨どいを定期的にチェックして、常に最良の状態にしておくことも快適なマンション生活を送るためには必要だと認識しましょう。

2-3.マンションの修繕工事の頻度(ひんど)は?

マンションの修繕工事の頻度(ひんど)について、確認しましょう。マンションの外壁塗装などは、おおよそ10年の耐用年数と考えてください。外壁塗装の耐用年数を考えた場合、約10年に1回の修繕工事を行うことが適切と言えます。そのほか、想定外の損害などで修繕の必要があるときに行うことも考えましょう。また、新築のマンションよりも築年数が古いマンションの方が、外壁塗装の耐久性が落ちることがあります。築年数が古いマンションは、修繕工事の頻度(ひんど)も高くなる可能性があると考えてください。

2-4.マンションの経年変化について考えよう

新築で建てたマンションも、やがて経年変化で劣化します。マンションは、常に紫外線や雨風などの影響を受けていることはおわかりいただけるでしょう。特に、外壁塗装などは経年変化の影響を受けやすい部分です。数年経過した後、外壁に汚れやひび割れが目立ってくることも、自然なことと言えるでしょう。新たに外壁塗装工事などを行った後も、定期的に補修工事を行うべきであることを理解してください。

3.マンションの修繕工事の詳細を解説

マンションの修繕工事について、詳しく解説します。修繕工事の概要や流れのほか、必要な費用や工事期間などを確認してください。

3-1.マンションの修繕工事の概要や流れ

マンションの修繕工事の概要や流れについて、確認しましょう。ここでは、外壁塗装工事・屋上防水工事・非常階段の塗り替え工事・雨どい工事のそれぞれについて、解説します。

3-1-1.外壁塗装工事の概要や流れ

外壁塗装工事の概要や流れについては、下記を確認してください。

  1. 現在の外壁塗装の状態を確認する
  2. 足場を組む必要があるときは足場を組む
  3. 塗装工事を行う部分を洗浄する
  4. 下地部分の補修が必要な場合は補修する
  5. 問題が無くなった状態で外壁塗装を行う
  6. 外壁塗装が乾燥したら完了

外壁塗装工事も、下塗り・中塗り・上塗りなど何回かに分けて塗装をすることが一般的です。それぞれ乾燥に必要な日数を考えて、余裕を持って工事期間を設定すると良いでしょう。

3-1-2.屋上防水工事の概要や流れ

屋上防水工事の概要や流れについても、確認しておきましょう。

  1. 屋上で雨漏(も)りが発生している部分が無いか確認する
  2. 雨漏(も)りが発生している部分は補修を行う
  3. 全体的に屋上防水工事を行う
  4. 仕上げとして防水効果を確認して完了する

屋上防水工事は、防水層の工事が終わった後、紫外線の影響を受けにくくするためにトップコートを塗布することがあります。屋上防水工事は、想像以上に工程が必要なものだと認識してください。

3-1-3.非常階段の塗り替え工事の概要や流れ

非常階段の塗り替え工事の概要や流れについても、ご覧ください。

  1. 足場を組む必要があるときは足場を組む
  2. サビの程度など非常階段の強度を確認する
  3. 強度に不安がある場合は補修を行う
  4. サビ止めを塗った後に塗り替え工事を行う
  5. 塗装を乾かして完了

非常階段が金属製の場合は、サビによる経年変化で強度が弱くなっている心配があります。サビやそのほかの不具合で強度が足りない場合は、塗り替え工事の前に補修工事が必要になるので注意してください。

3-1-4.雨どい工事の概要や流れ

雨どい工事の概要や流れについては、下記を参考にしてください。

  1. 高層マンションの場合は足場を組む
  2. 現在設置している雨どいをチェックする
  3. 雨どいに不具合がある場合は取り外して新しいものに交換する
  4. 実際に水を流してみて不具合が無い場合は完了

雨どいは、建物の上部に付くことが多いため足場を組むケースが多くなるでしょう。また、台風や豪雨などの後には、雨どいの不具合が出やすいので修繕工事が必要になる可能性が高くなると覚えておいてください。

3-2.マンションの修繕工事に必要な費用と工事期間について

マンションの修繕工事に必要な費用や工事期間の目安については、以下を参考にしてください。

  • 外壁塗装工事:費用の目安は200万円以上・工事期間は1か月から2か月程度
  • 屋上防水工事:費用の目安は200万円以上・工事期間は10日程度
  • 非常階段の塗り替え工事:費用の目安は100万円以上・工事期間は10日から14日程度
  • 雨どい工事:費用の目安は80万円以上・工事期間は1週間程度

上記はあくまで、目安となります。実際には、マンションの規模が大きくなるほど費用は高くなると考えてください。また、足場を組む必要があるときも費用は高くなります。

3-3.マンションの工事の主体はどこになるか

マンションの修繕工事の主体は、マンションのオーナーや管理会社となります。マンションは集合住宅のため、オーナーや管理会社が住民の同意を得て工事を進めることになるでしょう。ただし、工事の主体はオーナーや管理会社にあっても、実際にマンションで暮らすのは住民であることを忘れないでください。住民の意思を抜きにして、工事を身勝手に進めることは避けるべきでしょう。

3-4.マンションの修繕工事にかんする住民の費用負担について

マンションの修繕工事の費用は、住民が費用負担をすることになります。マンションの住民は、毎月修繕費や管理費の名目で積み立てを行っていることでしょう。マンションの修繕工事を行うときは、管理組合の了承を得て修繕費用の負担を住民に求めることになります。もしも、大規模な修繕が必要になった場合は、積み立てている金額では足りないこともあるでしょう。何らかの理由で住民に追加の費用負担を想定する場合は、事前の話し合いの場を持ったり説得に力を入れたりするなどしてください。

4.マンションの外壁補修とは何か学ぼう

マンションの外壁補修とは何かについて、詳しく学びましょう。どんなトラブルがあるのか、また、主な原因や必要性などについても解説します。

4-1.マンションの外壁の故障やよくあるトラブル

マンションの外壁の故障やよくあるトラブルについて、具体的に確認をしましょう。どんな故障やトラブルがあるのか、学んでください。

4-1-1.外壁のひび割れ

外壁のひび割れは、マンションの外壁のトラブルとして最も多く見ることができるでしょう。外壁塗装にも、耐用年数があります。また、外壁塗装は、常に紫外線や雨・風の影響を受けているためひび割れは避けることができません。外壁のひび割れは、場所や程度によっては雨漏(も)りの原因や建物内部の材質の劣化を招くため放置しないことが大切です。

4-1-2.外壁の剝(は)がれ落ち

外壁が部分的に剝(は)がれ落ちることも、トラブルのひとつです。外壁の剝(は)がれ落ちは、外観の美しさに対して大きなマイナスとなるでしょう。また、剝(は)がれ落ちた部分から、雨水などがしみ込んで内部が劣化する原因にもなります。外壁の剝(は)がれ落ちを見るようになった場合は、マンションの修繕時期を急ぐ必要があるでしょうね。

4-1-3.そのほかの外壁トラブル

たとえば、外壁の一部にタイルを使っている場合は、タイルが破損したり剝(は)がれたりすることもあります。タイルは重量がありますから、剝(は)がれ落ちるタイミングによっては、住民の危険につながる恐れもあるでしょう。外観デザインを重視したマンションは、タイルを多く使用しているものです。外壁でも、タイル部分の破損トラブルは特に気を付けてください。

4-2.マンションの外壁トラブルの原因は何?

マンションの外壁トラブルの原因は、主に以下のようなことを考えることができます。

  • 経年変化による劣化によるもの
  • 台風や地震などによる損害によるもの
  • 外壁工事の手抜きによるもの
  • そのほか物損事故によるもの

マンションの外壁トラブルは、想像以上に多く発生するものです。また、新築当時は特に問題が無い場合でも、経年変化によって外壁を補修する必要は出てくるでしょう。外壁にも耐用年数があることを、理解してくださいね。

4-3.マンションの外壁補修の必要性を学ぼう

マンションの外壁補修は、主に以下の点から必要性があると言えます。

  • マンションの外観を美しく保つため
  • マンションの強度を適切に保つため
  • 防水や断熱など住民の住環境を向上するため

マンションの外壁補修を定期的に、かつ、適切に行うことは、住民にとってもオーナーにとってもメリットが大きいことだと認識してください。

4-4.マンションの外壁トラブルを放置したらどうなる?

マンションの外壁トラブルを放置した場合、住民の暮らしに危険が迫る可能性があります。たとえば、外壁の剝(は)がれ落ちを放置することは、さらに剝(は)がれ落ちが発生する可能性が高くなるでしょう。また、ひび割れも軽く見てはいけません。ひび割れた部分から、雨水が浸入して建物内部の強度を弱める原因になります。マンションの外壁トラブルは、放置してはいけません。

4-5.マンションの外壁トラブルを発見したらどうする?

マンションの外壁トラブルを発見したときは、早急に業者に現状チェックを依頼してください。まずは、トラブルの状態を正確に掴(つか)むことが大切です。トラブルの現状が判明した後は、補修工事を行う計画を立てましょう。同時に、住民への説明の方法を考えることも大切です。外壁トラブルは、早期に対応することが肝心なので発見したらすぐに補修工事を考えてください。

5.マンションの補修工事中の注意点を確認しよう

マンションの補修工事中の注意点を、確認しておきましょう。工事が始まる前と工事中、それぞれの注意点を解説します。

5-1.補修工事が始まる前の注意点

マンションの補修工事が始まる前には、以下の点に注意してください。

  • マンションの補修工事の開始日時と予定期間を住民に告知すること
  • マンションの周囲の住民にも工事にかんする告知を行うこと
  • マンションの補修工事にかんする住民の同意を得ること

マンションの補修工事は、場合によって長期間になることがあります。マンションの住民だけでなく周囲の住民にも、告知をして理解を得ておきましょう。工事期間中は、車の出入りが制限を受ける場合もあります。住民から思わぬクレームが来ないように、注意してくださいね。

5-2.補修工事中の注意点

マンションの補修工事中の注意点にかんしては、以下を参考にしてください。

  • ほこりや塗料が周辺に飛ばないように養生(ようじょう)をすること
  • 住民が出入りするときの安全に気を配ること
  • 騒音や振動などのクレームがあった場合は改善に努力すること
  • 補修工事が計画どおり進んでいるかチェックすること
  • 補修工事の内容に不明な点がある場合は業者に説明を受けること

マンションの補修工事中は、何度か現場を視察してください。業者に全部を任せきりにすることは、後日にトラブルが発生する原因となります。

5-3.マンションの補修工事にかんするそのほかの注意点

マンションの補修工事にかんするそのほかの注意点を、まとめておきましょう。マンションの補修工事は、天候の影響で工事期間が延期になる可能性も高いです。高所での作業は、悪天候で無理に行うことはできません。梅雨(つゆ)や台風の季節には、工事期間に余裕を見ることが大切です。また、補修工事を適切に行っているかについては、業者からも中間報告をもらうなどして常にチェックするようにしてください。大規模なマンションの補修工事は、少しのミスや認識違いが大きなトラブルの原因となりやすいので注意しましょう。

6.マンションの外壁補修の業者選びにかんするコツを伝授!

マンションの外壁補修は、業者選びで大きく左右すると言っても間違いではありません。ここでは、業者選びにかんするコツを伝授しましょう。

6-1.業者選びのコツやポイントを理解しよう

では、マンション外壁補修工事を依頼する業者の選び方について、解説しましょう。

  • マンションの修繕工事・外壁補修工事の実績が多いこと
  • マンションの修繕工事・外壁補修工事で評判が良いこと
  • 見積もりの段階でも親切なアドバイスをしてくれること
  • 希望納期で工事を進めることが可能なこと
  • 修繕費用が良心的な設定になっていること
  • 質問や要求にかんする対応が親切で丁寧なこと
  • 工事後のアフターフォローが手厚いこと

マンションの外壁補修工事は、大規模な工事になることも多いです。業者選びを間違うことは、工事完了後の満足度に大きく影響しますので気を抜かないでください。たとえば、下記のような業者を参考にすると良いでしょう。

外壁塗装・外壁リフォームONLINE:http://www.reform-gaiheki.com

6-2.マンション外壁補修工事費用の節約法

マンションの外壁補修工事費用は、工夫しだいで節約が可能です。しかし、むやみに費用を削減しようとしてはいけません。費用を削減するために塗料の質や工事の工数を減らすことは、できるだけ避けた方が良いです。品質を保ちながら費用を削減する方法としては、外壁補修工事のときの足場を組まないことがあるでしょう。足場を組むことは、作業者の安全を守るなどの重要な意味があります。しかし、業者によっては足場を組まずに外壁補修工事を進める技術を持っていることもあるでしょう。もちろん、どんなケースにも足場が不要ではありません。実際に足場が無くても工事を進めることができるかについては、業者に相談してみてください。

6-3.工事費用を考えるときには無料見積もりを活用

マンションの外壁塗装工事など、修繕工事の費用を考えるときは、業者の無料見積もりを活用すると良いでしょう。同じ工事を依頼した場合であっても、業者によって見積もりしてくる金額は異なるものです。しかし、複数の業者から見積もりをもらうことで大体の相場はわかることでしょう。また、無料の見積もりは業者の本質を見抜くためにももらってみる価値は大きいです。見積もりの段階では、契約に至っていません。しかし、見積もりの段階でも親切で丁寧な対応ができることは、良い業者としての証拠であることを覚えておいてください。

6-4.業者選びはアフターフォローの良さも外すことができないポイント

業者選びのポイントも、さまざまにあります。中でも、アフターフォローが手厚い業者を選ぶことが、マンションの外壁補修工事には大切だと言えるでしょう。外壁補修工事が完了した後も、定期チェックやアフターフォローを適切に行うことで良い状態を長く保つことが可能です。また、何かトラブルが発生したときも素早く対応できるので損害を最小限にできる点もメリットと言えるでしょう。

6-5.業者選びで注意したいそのほかのポイント

業者選びで注意するポイントとして、そのほかとしては飛び込み営業をしてくる業者は避けた方が良いことを覚えておきましょう。たとえば、日中に電話や訪問などでマンションの外壁補修工事の必要性を押し付けるような営業をしてくる業者がいます。営業成績が欲しいというだけで、必要以上の見積もりを出してくることもあるので注意してください。信頼できる業者は、無理な営業活動をしなくても経営が安定しているものです。

7.マンションの修繕や補修にかんするよくある質問

それでは、マンションの修繕や補修にかんするよくある質問にお答えしていきます。今までの総まとめとして、確認しておいてください。

7-1.マンションの修繕費用が足りない場合はローンで支払うことも可能ですか?

マンションの修繕は、大掛かりになると何百万円もの費用が必要になります。住民からの積み立てなどで費用をすべてカバーできる場合は、問題ないでしょう。しかし、積み立てをしていても予算をオーバーしてしまうことがあります。業者によっては、工事費用の分割支払いについて相談に応じているところもあるでしょう。詳しくは、見積もりをもらう段階で相談してみてください。

7-2.外壁塗装を全部やり直すことと部分的にやり直すのとどちらが良いですか?

外壁塗装については、全部やり直すことが見た目の仕上がりとしても理想です。しかし、全部やり直すことは費用が高くなることも否定できません。予算が多くないときは、部分的にやり直す方法で補修を進めましょう。親切な業者は、部分的な補修であっても丁寧な作業によって補修をしなかった部分との差をわからないようにしてくれます。良い業者をみつけて、部分的な補修で上手(じょうず)にやってもらうようにお願いしてください。

7-3.マンションの修繕に反対する住民に対する良い説得方法は?

マンションの修繕には、反対する住民がいてもおかしくはありません。特に、住民が理解しにくいのが経年変化によるものでしょう。しかし、反対している住民も修繕の必要性や修繕をしなかったときのリスクについて丁寧に説明をすることで理解を得ることができます。マンションの修繕が住民の生活のために必要であることを、わかりやすく説明してください。

7-4.マンションの修繕や補修工事中に住民が注意するべきことは?

マンションの修繕や補修工事中は、住民が何かと不便を感じやすいのも事実です。特に、べランダに洗濯ものを干しにくいことがあるでしょう。また、工事の内容によってはほこりや振動・騒音が気になることもあります。小さな子どもや病人がいる場合は、工事中の対応を住民側でも考えてもらうべきでしょう。住民が自分たちで適切な対策を採るためにも、マンションの修繕や補修工事を行う前には、早めの告知が必要です。

7-5.今回完全に修繕をしてもまた数年後に修繕を行う必要はあるのですか?

マンションは、修繕を完全に行っても経年変化が発生します。どんなにきちんと修繕したり補修したりしても、経年変化だけは避けることができません。また、いつ自然災害の被害を受けるか予想をすることもできないでしょう。マンションに、修繕や補修は付きものと考えてください。修繕や補修を数年に1度行うことは、住民の生活を快適にしたり安全に守ったりするためにも必要です。

まとめ

さて、今回はマンションの修繕や補修について詳しく解説をしました。皆さんの理解は、深まったでしょうか。マンションの修繕や補修は、適切に行うことで外観を美しくしたり強度を高めたりすることができます。基本をしっかり学ぶことと同時に、良い業者を選んで工事を依頼することも大切なポイントであることを理解しましょう。皆さんも、マンションの修繕や補修で満足できる結果を手に入れてくださいね。


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