後悔しない外壁サイディングとは?サイディング塗装の選び方について


新築住宅で使用されることが多くなった外壁”サイディング”。最近の住宅は、昔ながらのモルタルよりサイディングが主流となっています。耐熱性や耐久性に優れ品質の安定していることが人気の理由です。しかし、サイディングには注意しておかなければならないこともあります。そこで、この記事ではサイディングの特徴と選び方・補修についてまとめました。

  1. サイディングとは
  2. サイディングの特徴
  3. サイディングの選び方
  4. サイディングの補修、塗り替えについて
  5. 外壁業者選びのポイント
  6. サイディングに関するよくある質問

家を守る外壁は、選び方を間違えると取り返しがつきません。サイディングの塗装を考えている方、外壁のサイディングを検討している方はぜひチェックしてください。

1.サイディングとは

サイディングとはいったいどのようなものなのでしょうか。サイディングの基本を解説していきます。

1-1.サイディングって何?

サイディングは、サイディングボードとも言い、外壁素材の一種です。サイディングの種類によりさまざまな原料を用いて作られています。工場で作った既製品のパネルを家の壁に張り合わせていくため、工期が短く設置も簡単です。パネルとパネルの間には目地という隙間ができます。この目地に、コーキング剤を詰(つ)め雨水などを防止しているのです。

1-2.サイディングが人気の理由とは?

現在日本の住宅では、95%以上が外壁にサイディングボードを使っています。昔ながらのモルタルでは表現できない模様や柄を選べ、色も豊富です。選択肢が多いので、好みや予算を考慮して気に入ったものを選ぶことができます。さらに、サイディングボードはモルタルに比べ軽いため、家への負担が少ないです。品質が安定していることから選ぶ人が増えています。海外住宅のようなレンガ調の家も、サイディングなら簡単に表現することができるでしょう。モルタルにはないデザイン性も人気の理由です。

2.サイディングの特徴

サイディングにはどのような特徴があるのでしょうか?また、使用する上での注意点など、サイディングのメリットなどをしっかり押さえておきましょう。

2-1.サイディングのメリット・デメリット

サイディングを使う最大のメリットは軽量で耐久性が良いことです。また、材料費や工費が安く施工時間が短く済みます。タイルや木目調など柄や色のバリエーションが多いのも特徴です。一方で熱を吸収しやすく、塗膜がはがれると水を吸収するデメリットもあります。塗膜のはがれやシーリングの劣化は、早急なメンテナンスが必要です。とはいっても、従来のモルタル壁よりは耐用性に優れています。

2-2.モルタルとサイディングの違い

一昔前では、家の外壁と言えばモルタルが主流でした。モルタルとは、セメントに砂を混ぜたものです。モルタルは施工時間が長く重たいため家への負担が大きく、どこか無機質な印象があります。また、ひびも入りやすく施工者の腕によっては色むらができるというデメリットもありました。しかし、サイディングは既製品のボードを貼り付けるだけなので施工者の腕はあまり影響しません。原料の種類も多く、気候や施主の希望に合わせて選ぶことができます。

2-2-1.断熱について

サイディングはモルタルに比べ、耐火構造に優れ燃えにくい素材が使われています。外気の影響を受けにくく耐熱性も高いため、冷暖房の効率も良くなるでしょう。また、モルタルに比べて強度が強く、地震などの影響も最小限に抑えることができると言われています。

2-2-2.雨漏りについて

モルタル壁の雨漏りは、経年劣化によるひび(クラック)が主な原因です。ひび(クラック)が0.2㎜以上になると、雨水が浸入し20㎜ほどあるモルタル壁も貫通します。一方、サイディングの雨漏りは、主にパネルのつなぎ目に詰(つ)めているコーキング剤の劣化が原因です。モルタルもサイディングも、雨漏りのリスクは当然あります。しかし、品質が安定しているサイディングに比べ、モルタルは仕上がりが職人の腕に大きく左右されるため漏水リスクは高いでしょう。

2-2-3.工事の手間や費用

モルタルは何度も塗る必要があるため、その分施工時間がかかります。一方、サイディングは板状のボードを壁に貼り付ける作業ですから施工時間が短いです。材料費や工費も安く済みます。

3.サイディングの選び方

サイディングに限らず外壁選びは、悩むことも多いですよね。外壁は家の顔ですから、適当に選ぶことはできません。自分の家にピッタリの外壁を選ぶために、知っておきたいポイントをまとめました。

3-1.サイディングの種類

サイディングにはさまざまな種類があります。それぞれの外壁材の特徴についてご紹介しましょう。

3-1-1.金属系サイディング

金属を凹凸加工し裏側に断熱材を付けたものを、金属系サイディングボードと言います。主な成分は、アルミやスチールなどです。どのような金属が使われているかで、値段が変わります。一番安いのはスチールです。アルミに亜鉛合金などを組み合わせて、耐久性を高くしているものもあります。皆さんもご存じ”プレハブ”のトタン外壁も金属系サイディングボードです。金属系サイディングで人気の ガルバリウム鋼板は、高い機能性を持ち、スタイリッシュなデザイン性で若い人に支持されています。耐久性と耐食性に優れ、耐熱性も高いです。デメリットは重量が軽い反面、さびやすく劣化しやすいところでしょう。高圧洗浄機が使えないなどの制約もあるため、選ぶときは注意しましょう。

3-1-2.窯業系サイディング

窯業系サイディングとは、セメント質と繊維質を原料に混和材を混ぜ窯で焼き上げた外壁材です。日本で最も多く使われているサイディングボードになります。繊維質を入れることで強度が強くなり、混和材を使うことで軽さを出したものです。加工しやすいためタイルやレンガ風などの模様が豊富に揃(そろ)っています。窯業系サイディングボードの主要メーカーはケイミュー、旭トステム、中越テック、ウベボード、ニチハなどです。サイディングボードは気温や湿気で形が変わるものもありますが、窯業系サイディングは中を空洞にして形が変わらないよう対策も施されています。窯業系サイディングの注意点は、塗装です。さまざまな模様があるため、上から塗装を行うとき色に注意しなければなりません。たとえばレンガ風だった場合、一色で塗りつぶすとレンガの風合いが損なわれてしまいます。この場合は、透明な塗料を使うクリアー塗装を選ぶと風合いを生かした仕上がりになるでしょう。

3-1-3.木質系サイディングボード

木質系とはその名のとおり、木でできたサイディングボードになります。気の暖かさやナチュラルな風合いが人気です。窯業系サイディングの木目調とは違い、本当の木でできています。原料が”木”ですから施工費用が高くメンテナンスも大変です。その代わり、断熱性や衝撃性に優れています。シーリングが不要でさびないこともメリットです。

3-1-4.樹脂系サイディングボード

塩化ビニールなど樹脂を使用しているものが樹脂系サイディングボードです。水道用パイプに使われているような、強度と安全性が高い素材を使っています。主要メーカーは、信越ポリマーやゼオン化成です。塩化ビニールは、腐食しにくく、燃えづらい性質を持っています。また、サイディングボードの中では一番軽量です。耐久性に優れクラック(ひび)の発生、塗装がはげることもありません。しかし、紫外線には弱いです。強い弾力性が失われ弱くなってしまいます。カナダやアメリカの住宅では主流ですが、日本ではまだまだ普及していません。

3-2.サイディングを選ぶコツ

サイディングボードの選び方をご案内します。サイディングは周辺環境や街並みになじむことが大切です。外観のデザインやイメージに調和するコーディネートを心がけましょう。

3-2-1.色はどう選ぶ?

外壁の色選びで難しいところは、カタログやサンプルでは判断できないところです。小さなサンプルの色と全体に塗った印象は、大きく異なることがあります。実際の色合いをイメージすることが難しいため、慎重に選ばなければなりません。できるだけショールームや住宅展示場に足を運び、実物を見るようにしましょう。このとき、天気や家の建つ方向で光の当たり方が変わることも理解しておいてください。

3-2-2.スッキリ見せたい

外観をスッキリ見せたいときは、ホワイト系がオススメです。ベージュ系も人気があります。ホワイトやベージュの外観はどのような環境にもなじみやすい反面、物足りなさを感じる方もいらっしゃるでしょう。そんなときはブラウンなど濃いめカラーでアクセントを入れるとオシャレ感がアップします。

3-2-3.印象的に仕上げるには?

サイディングボードは素材や色だけではなく、張り方でも印象が変わります。同じ柄や色で全面を仕上がれば、シンプルでモダンな印象になるでしょう。また、玄関やバルコニーだけ違う種類で張り分ける人も多くなりました。色や柄を組み合わせて張るだけで、印象的になります。2色以上組み合わせるときは色のトーンを合せると、まとまりやすいでしょう。

3-2-4.最近の傾向は?

最近住宅で人気の外観は、和モダンやナチュラルモダンです。2種類の外壁材を張り分ける方法が好まれています。白を基調にアクセントカラーを使う人も増えてきました。2種類を使う張り分けの場合、上下の継ぎ目が目立ちやすくなります。そのため、継ぎ目が目立たない細目のボーダー柄が流行(りゅうこう)です。色はやはりホワイト系に人気が集中しています。しかし、白い壁は汚れが気になるという方も多いのではないでしょうか。安心してください、最近では雨で汚れを自然に洗い流すクリーニング機能が付いたサイディングボードも登場しています。

4.サイディングの補修、塗り替えについて

外壁は外気の影響で、汚れや劣化がしやすい場所です。見た目の美しさや機能性を保つためにも、定期的なメンテナンスが重要になります。どのような外壁でも10年を目途に塗り替えを行いましょう。20年~25年経(た)ったら張り替えを検討してください。

4-1.よくある補修について

サイディングボードは劣化やひび割れが原因で雨が浸水し補修が必要になります。よくある補修について解説しましょう。

4-1-1.反(そ)りとはがれ

サイディングボードは、強烈な日差しや気温上昇などで反り返る場合があります。反(そ)ってしまったボードは隙間から雨水が浸水する恐れがあるため補修が必要です。反りが小さければクギをさすだけで矯正できますが、無理に治すと割れてしまう可能性があるため慎重に補修しなければなりません。

4-1-2.シーリングの劣化・亀裂

サイディングはボード同士をつなげるため、シーリングというコーキング剤が使われています。サイディングボードが劣化するより早く、シーリングが劣化することが多いです。シーリングが劣化して亀裂が入ると隙間から雨水が浸水し、サイディングボード自体の劣化につながります。亀裂を見つけたら早めに補修しておくことが大切なのです。放置してしまうと家全体が腐食し、雨漏りの原因にもなります。

4-1-3.サイディングボードのひび割れ

シーリングのひび割れを放置して劣化が進むと、サイディングボードが割れてきます。本来、サイディングボードは耐久性に優れているため、ひび割れを起こすことはほとんどありません。しかし、そのサイディングボードがひび割れるということは、外壁の傷みがかなり進行していると考えられます。シーリングの補修を怠ると、サイディングボードの張り替えで100万円近くかかることもあるため注意してください。

4-2.サイディングの耐用年数は?

サイディングボードの耐用年数はメーカーや品質により異なりますが、およそ40年と言われています。しかし、これはきちんとメンテナンスを行った上でのことです。メンテナンスをしなければ5~8年で不具合が出てしまうこともあります。特に塗膜の劣化を放置すると、建物に大きな影響を与えてしまうことがあるのです。シーリングの劣化や、サイディングボードの反(そ)り、ひび割れやはがれなどさまざまな症状が出ます。小さな傷でも放置せずメンテナンスを行うことが大切です。

4-3.補修・メンテナンスの期間と必要性について

外壁は常に日差しや雨風にさらされ、傷みやすい場所です。外壁が傷み汚れやひび割れができると家の見た目も悪くなります。また、ひび割れから雨水が流れ込むこともあるため、メンテナンスが非常に重要なのです。補修やメンテナンス期間は、材質や環境により異なります。およそ10年を目安に塗りなおしすると長持ちするでしょう。メンテナンスすると、台風・大雨にさらされても傷みにくくなります。

4-4.塗り替え工事の流れ

外壁の塗り替えは、外壁の下地に問題がない場合に行われます。下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りが基本です。塗り替えと同時に、シーリングの補修も行います。それでは、塗り替え工事の流れについてご案内しましょう。

  1. 足場組み立て
    外壁の塗り替えは、効率と安全性を考え足場が必要です。
     
  2. 高圧洗浄する
    塗り替え工事の前には、外壁にこびりついたカビや汚れを、高圧洗浄機で落としていきます。どんなに高価な塗料を使っても、外壁が汚れたままだと塗装の接着がよくありません。網戸やアルミサッシも含め丁寧に汚れを洗い流すのです。高圧洗浄で落ちなかった汚れは手作業で行います。金属系サイディングの場合、高圧洗浄機を使えません。汚れを落とすときは弱めの水圧で洗い流します。
     
  3. 養生
    塗り替えを行うときには、飛び散った塗料が、住まいに付かないようビニールやテープなどでカバーします。養生を丁寧に行うことで仕上がりに差が出てくるのです。アルミサッシや窓・床・植木まできちんと覆います。
     
  4. クラック(ひび)の補修
    塗り替えを行う前の下準備として、ひびを補修していきます。小さなひびでも雨水が入れば腐食の原因になってしまうので必ず必要な作業です。専用のコーキング剤で下処理を行い、次の作業へ移ります。
     
  5. 劣化したシーリングを調整
    サイディングボードのつなぎ目には、シーリングが埋め込まれています。劣化したシーリングを取り除き、打ち直しが必要です。劣化していないシーリング部分には、上からシーリングを打ち増しします。
     
  6. 下塗り・中塗り・上塗り
    塗装は3回塗りが鉄則です。3回に分けて塗ることで美しい仕上がりと耐久性を高める効果があります。下塗りの目的は、外壁材と防水塗料の密着を強くするためです。小さなひび割れを埋める役割もあります。下塗りに使う色は白やベージュなど目立たない色です。下塗りが十分乾燥した後、中塗りを行います。中塗りと上塗りは同じ色を使いますが、塗り残しや手抜きを見抜くために違う色を使う業者も多いです。最後は仕上げの上塗りに移ります。上塗りは家の外観の美しさを決める重要な工程です。
     
  7. 確認作業・足場解体・清掃
    すべての作業が終われば、作業箇所の確認です。塗料の飛散やはみだしを掃除します。塗り残しがないか現場責任者が入念にチェック後、足場の解体です。庭などの掃除を行い終了となります。

4-5.塗り替え工事にかかる費用は?

塗り替えにかかる費用は、大体90万円~と言われています。 1㎡当たりの単価を見てみましょう。

  • 足場:600円~800円
  • 高圧洗浄:250円ほど
  • 養生:300円~500円
  • 飛散防止ネット:100円~200円
  • 下地補修:15000円~20000円
  • 下塗り:700円~900円
  • アクリル塗料:1000円~1200円
  • ウレタン塗料:1800円~2000円
  • シリコン塗料:2500円~3500円
  • フッ素塗料:3500円~4500円

業者や劣化の状況によっても異なるため目安として捉えてください。サイディングの張り替えともなると、総額150万円以上はかかります。 基本的に塗り替えは張り替えより費用が安いため、劣化を放置せず細かく補修していくことが大切です。シーリングの補修であれば、20万円くらいに抑えることができます。何事も早め早めに対処していけば大きな補修が必要になることも少ないでしょう。

5.外壁業者選びのポイント

最近DIYが流行(はや)っていますが、家の顔とも言える外壁はDIYするわけにはいきません。やはり外壁業者が行う塗装は、素人とは仕上がりが違います。外壁塗装は信頼できる業者に依頼しましょう。

5-1.外壁業者を選ぶ3つのポイント

業者選びを間違うと”こんなはずじゃなかった”と後悔することになってしまいます。外壁業者の選ぶ上で押さえておきたいポイントをまとめました。ぜひチェックしてください。

5-1-1.腕のいい職人がいること

どんなに大きな会社でも、実際に作業を行うのは職人さんです。仕上がりは職人さんの腕にかかっていると言っても過言ではありません。見積もりには営業マンが来ることが多いのですが、職人さんとも会う機会があると安心です。仕事に対する姿勢に情熱があり職人気質(かたぎ)の強い会社を選びましょう。

5-1-2.施工事例を確認すること

信頼できる外壁業者かどうかは、営業マンとの会話とパンフレットだけでは判断できません。過去の施工事例をできるだけたくさん見せてもらいましょう。住宅展示場がある場合は、面倒でも一度見ておいた方がいいですよ。業者のホームページもチェックしておくといいでしょう。

5-1-3.地域の業者を選ぼう

昔から地域に根付いて営業し、評価も高い業者は信頼できます。地元の業者を選べば何かあってもすぐにかけつけてくれるでしょう。家のお医者さんとして長く付き合っていける業者を選んでください。念のため、補償やアフターサービスも確認しておきましょう。

5-2.施工方法について

施工方法については、どこの業者も基本的に流れは一緒です。しかし、外壁工事は、業者や職人の腕・仕事に対する情熱で作業の質や仕上がりに差が出ます。最近では足場を組まない外壁工事をする業者があることをご存じでしょうか。足場が組めない現場でも、熟練した技法で外壁塗装できます。足場代のコストを削減でき、足場を使って部外者が浸入する恐れもありません。足場を架けない外壁工事を希望する方は、オフィスチャンプに依頼しましょう。

オフィスチャンプ
http://www.office-champ.com/

5-3.見積書のここを見よう

外壁工事の見積書では、工事内容を”外壁工事一式”などまとめ書きしている業者も多いです。これでは”どのような工程を行うのか””何にいくらかかっているか”を知ることができません。工事一式と記載している場合は、詳細を確認してください。塗料の種類もきちんと記載している業者を選ぶようにしましょう。また、”追加費用が必要になることはあるか?”なども確認しておくと安心です。

5-4.価格について

外壁の工事は人生においてそう何度も経験するものではありませんよね。見積金額を見ても適正価格かどうかわからない人も多いのではないでしょうか? 見積もりは2~3社に相見積もりを依頼し、適正価格を見極めましょう。3社の見積もりを比べ、中間の金額を相場と考えてください。また、交渉の中に大きな値引きをする業者も注意が必要です。大幅に値引きしてもらうとお得な気分になりますが、本来の価格に値引き分が上乗せされていた可能性があります。営業マンの誠意や態度を見て冷静に判断しましょう。

5-5.業者を選ぶ際に注意したいこと

注意点は、見積書や図面・パンフレットだけで判断しないことです。外壁業者の中には、工事をすべて下請けに回すところも少なくありません。特に大手に依頼する場合は、工事費のほとんどが人件費や広告費に回り、下請けは安く工事を請け負っている可能性があります。このような下請け業者の中には安い工事費から利益を出すため、塗料を薄めて質の悪いものを使う業者もいるのです。信頼して契約したのに下請け業者の質が悪く”100万円近くする工事費を無駄にしてしまった”というようなことにならないように注意してください。

6.サイディングに関するよくある質問

外壁のサイディングについてよくある質問をご紹介します。

6-1.見積もりは無料でしょうか?料金を請求されることはありませんか?

見積もりは無料です。見積もりの時点で料金を請求されることはありませんから気軽に相談してみましょう。

6-2.飛び込みで営業に来た業者に依頼しても大丈夫ですか?

飛び込み営業、いわゆる訪問販売を行う業者の中には悪質業者も多いです。大きなトラブルに発展する恐れもあるため、避けた方がいいでしょう。依頼する場合は、書類だけのやり取りで決めず、会社が実在するか確認してください。インターネットを使い口コミや評判を調べてからでも遅くはありません。

6-3.塗料の飛散や臭いで隣近所に迷惑がかからないか不安です。

外壁塗装を行う業者は、ご近所に迷惑がかからないよう細心の注意を払って作業します。また、工事を行う前には、工事を円滑に進めるために業者がご近所へあいさつ回りを行うことも多いです。安心してください。

6-4.工事中、出かけてもいいのでしょうか?

屋外の工事であれば、自由に外出することができます。しかし、戸締まりだけはしっかりと行いましょう。

6-5.費用を抑えるにはどうしたらいいですか?

塗装費用を安く抑える方法は2つあります。1つは塗料を安価なものに変えることです。しかし、安い塗料はそれなりにデメリットがあることを理解しておきましょう。2つ目は足場を組まない業者を選ぶことです。塗装工事の費用では足場代が大きな割合を占めてしまいます。足場を組む必要のない専門技術を持った業者に依頼すれば、足場代を節約することができるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか? この記事では外壁のサイディングについて解説しました。
外壁は家の印象を大きく左右する場所です。小さなひび割れを放置せず補修することでサイディングを長持ちさせることができます。とはいえ、雨風にさらされているため傷みや劣化は避けられません。10年を目安に補修やメンテナンスを考えましょう。見積もりは無料ですから、外壁で気になることがあれば業者に相談してみてください。


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