外壁のメンテナンスが必要な症状は? タイミングや費用も紹介!


「外壁の劣化が目立ってきたが、メンテナンスを依頼すべきか?」「費用相場はどのくらいなのか?」とお悩みではありませんか? 外壁は日々、雨風や紫外線などのダメージを受け続けています。定期的にメンテナンスすることで住宅の寿命をのばすことができるため、メンテナンスが必要な症状や時期についてしっかり把握しておく必要があるでしょう。

この記事では、外壁の適切なメンテナンス時期や、メンテナンスの方法などを詳しくご紹介します。

  1. 外壁のメンテナンスが必要な劣化症状3つ
  2. 外壁のメンテナンス時期は?
  3. 外壁のメンテナンス方法を紹介
  4. メンテナンスフリーの外壁は存在するのか?
  5. 外壁のメンテナンスに関するよくある質問

この記事を読むことで、塗料の耐用年数や、外壁の劣化を放置することによる影響などが分かるはずです。ぜひ参考にしてください。

1.外壁のメンテナンスが必要な劣化症状3つ

まずは、メンテナンスを行うべき外壁の劣化症状について、外壁の素材別に解説しましょう。

1-1.サイディングの変色・目地コーキングの劣化

サイディング外壁に多いのが、変色や目地のコーキングが劣化する症状です。変色が起こるのは、外壁塗料の耐久性が低下してきている証拠のため、早めの塗装が必要になるでしょう。また、目地のコーキングが劣化してきているかどうかは、ひび割れや亀裂・剝離が起こっているかをチェックすれば分かります。このような症状を放置するとすき間から雨水が浸入し、柱や梁などの構造体が劣化する原因になってしまうでしょう。

1-2.モルタルのひび割れやカビ・コケの発生

モルタル外壁には継ぎ目となるコーキングがなく、塗り壁自体に劣化症状が現れます。劣化の初期症状として現れやすいのが、ひび割れやカビ・コケの発生でしょう。放置すると壁の強度が低下する原因になるため、早めの対処が必要になります。そのほかにも、「触ると手に白い粉がつく」「水をかけると壁にしみ込む」などの症状があるときは、メンテナンスを検討すべきです。

1-3.タイルのはがれやコーキングのひび割れ

タイル外壁の場合は、タイルがはがれてくる・コーキングにひび割れが発生するなどの症状が劣化のサインとなります。タイル自体は耐久性が高いのですが、温度変化によって収縮を繰り返しているうちにはがれやすくなってくるのです。また、サイディング外壁と同じように、コーキングも劣化してきます。ひび割れや亀裂を発見したら業者に相談してみましょう。

2.外壁のメンテナンス時期は?

外壁のメンテナンス時期について、外壁材や塗料の種類ごとにまとめました。

2-1.外壁材ごとの耐用年数

使われている外壁材の種類によって耐用年数は異なります。耐用年数を過ぎるとさまざまな不具合が発生しやすくなるため、メンテナンスを検討しなければなりません。メンテナンス時期を見極めるポイントとして、外壁材ごとの耐用年数を知っておきましょう。

  • 窯業系サイディング:7~8年
  • 金属系サイディング:10~15年
  • 樹脂系サイディング:10~20年
  • 木質系サイディング:10年
  • モルタル:8~10年
  • ALC:10~15年
  • タイル:40年

2-2.塗料の種類ごとの耐用年数

外壁のメンテナンス時期は、使用されている塗料の種類によっても違いが出てきます。塗料ごとの耐用年数を目安に検討する必要もあるでしょう。

  • アクリル系塗料:4~7年
  • ウレタン系塗料:8~10年
  • シリコン系塗料:10~12年
  • フッ素系塗料:12~15年

3.外壁のメンテナンス方法を紹介

外壁のメンテナンス方法について、内容や費用などを解説します。

3-1.サイディング外壁の場合

サイディングのメンテナンス方法には、主に以下の4つがあります。

  • シーリングの補修:シーリング部分だけが劣化している場合。雨水の浸入を防ぐために、シーリングの打ち替えを行う
  • 塗り替え:サイディングボードの劣化が進行している場合。塗料の防水性が低下している可能性が高いため、塗り替えを行う
  • 重ね張り:劣化が下地まで及んでいない場合。既存の下地の上から新しいサイディングボードを貼り付ける
  • 張り替え:下地まで劣化が及び、塗り替えや重ね張りでは補修が不可能な場合。下地ごと新しいサイディングボードに張り替える

3-2.モルタル外壁の場合

モルタル外壁にひび割れが発生している場合は、シーリング注入やエポキシ注入によって補修を行います。そのほか、チョーキングや塗料の浮き・はがれが発生している場合は、高圧洗浄後に塗り替えを行うことになるでしょう。また、劣化状況によってはサイディング同様、下地と外壁材を新しいものに張り替えることで外壁の耐久性が向上します。

3-3.タイル外壁の場合

タイル外壁の場合、メンテナンスではシーリングの打ち増しやタイルの張り替えが行われます。塗装の必要性はありませんが、接着剤が劣化してタイルがはがれ落ちる危険があるため、早めに対処しなければなりません。また、タイルの汚れについては、高圧洗浄によってメンテナンスを行うことになります。

3-4.メンテナンス方法ごとの費用は?

外壁のメンテナンスにかかる費用相場は、標準的な戸建て住宅を例にとると、以下のとおりです。ほかにも、足場の設置や下地処理・廃材処理費などが別途かかる場合があるため、事前にしっかり業者へ確認しておきましょう。

  • 高圧洗浄:200~300円/㎡
  • シーリング補修:10万~20万円
  • 塗り替え:80万~150万円
  • 重ね張り:150万~200万円
  • 張り替え:180万~230万円

4.メンテナンスフリーの外壁は存在するのか?

工務店やハウスメーカーに「メンテナンスフリーの外壁」をすすめられたことがある人もいるでしょう。しかし、本当の意味で「メンテナンスが不要な外壁」というものは存在しません。ここでいう「メンテナンスフリー」というのは、「メンテナンスの手間があまりかからない」という意味になります。日々、雨風や紫外線にさらされている外壁は、定期的にしっかりメンテナンスしてあげなければなりません。

5.外壁のメンテナンスに関するよくある質問

「外壁のメンテナンスについて知りたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。

Q.外壁の劣化を放置するとどうなりますか?
A.建物内部にまで劣化の影響が及び、大がかりな補修工事やリフォームが必要になってしまうことになるでしょう。費用も高額になる可能性が高くなります。

Q.  なぜ外壁をメンテナンスする必要があるのでしょうか?
A.建物の美観を保つことはもちろん、防水性や耐久性を高め、住宅の寿命をのばすために必要なことです。また、機能性の高い外壁材や塗料を選ぶことで室内を快適に保つことにもつながります。

Q.  外壁メンテナンスの費用に差が出る理由は何でしょうか?
A.外壁材や塗料の種類によって費用が大きく異なること・外壁の劣化状況によって必要なメンテナンス方法が異なることなどが理由です。また、業者によっても見積金額に大きく差があります。

Q.  外壁塗装工事には何日くらいかかるのでしょうか?
A.一般的な一戸建てであれば、1~2週間が標準です。

Q.外壁メンテナンスを依頼する業者の選び方を教えてください。
A.豊富な実績があるか・無料見積もりを受け付けているか・見積書に不明確な点はないか・アフターサービスや保証内容は充実しているかなどをチェックして選びましょう。

まとめ

外壁に発生しやすい劣化の症状や適切なメンテナンス時期・メンテナンス方法などを詳しくご紹介しました。メンテナンスの必要性を知るためには、まず外壁の状況を確認する必要があります。「家を建ててから10年経過した」「気になる症状がある」という場合は、早めに業者へ相談しましょう。


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