断熱塗料の効果とは? 主な種類や断熱塗料のメリット・デメリット


「断熱塗料が気になっているけれど、どんなメリットやデメリットがあるのか」「どのような種類があるのか?」など、断熱塗料について悩んでいる方は多いでしょう。具体的にどのような効果があるのか理解しきれていない方は多いはずです。効果や種類、メリット・デメリットをきちんと理解しておけば、断熱塗料の効果をうまく働かせることができるでしょう。

本記事では、断熱塗料について詳しく説明します。

  1. 断熱塗料とは?
  2. 断熱塗料の効果を発揮する建物は?
  3. 断熱塗料のメリット・デメリット
  4. 断熱塗料を使った外壁塗装を依頼するコツ
  5. 断熱塗料に関してよくある質問

この記事を読むことで、断熱塗料のメリットやデメリット、外壁塗装を依頼するコツなどが分かります。気になっている方はぜひ参考にしてください。

1.断熱塗料とは?

まずは、断熱塗料がどのような特徴を持っているのか、どんな種類があるのか、基本情報をチェックしておきましょう。

1-1.熱伝導を抑える塗料

断熱塗料は簡単に説明すると、熱伝導を抑える塗料のことです。熱伝導を抑えることで、外が暑くても寒くても室内に影響を与えることはほとんどありません。つまり、熱や冷気の侵入を防ぎ、室内の温度上昇を抑えることができるというわけです。よく、遮熱塗料と間違われることが多いのですが、遮熱塗料は光を反射し熱の発生を抑える塗料となります。熱の影響を減らして室内の温度上昇を減らすのが遮熱塗料、熱や冷気の侵入を防ぐのが断熱塗料です。

1-2.3種類の断熱塗料

断熱塗料といってもさまざまな種類あるので、1つずつ説明すると時間がかかってしまいます。ここでは、主に採用されている断熱塗料を3つ紹介しましょう。

1-2-1.ガイナ

断熱塗料の中でも最も普及している種類です。断熱と遮熱両方の効果が期待できる点が大きな特徴となります。断熱・遮熱効果だけでなく、消臭・防音機能など優れた性質を持っているので価格は高めです。

1-2-2.キルコ

ガイナと同程度または少し安価な塗料となります。ガイナとは違って、トップコートとつや出しを重ねることができる点が大きな特徴といえるでしょう。トップコートを使用することによって、長期間塗膜を守り続けることができます。ただし、乾くまでの時間がかかったり、きめ細かい仕上げができなかったりする点がデメリットです。

1-2-3.ロハスコート

断熱性だけでなく、耐久性・粘着力・伸縮性・耐候性を持っているのが特徴です。そのため、さまざまな環境下で耐性を発揮することができ、トップコートを使用することでつやのある仕上がりにもなります。使用期限がガイナよりも長めですが、高価格で乾燥時間が長い点がデメリットです。

2.断熱塗料の効果を発揮する建物は?

ここでは、断熱塗料の効果を発揮する建物を紹介します。

2-1.断熱性能が低い建築物

断熱塗料は、断熱性能が低い建築物で大きな効果を発揮しやすい傾向があります。たとえば、工場や倉庫などの鉄板やね・トタン屋根のケースです。熱が伝わりやすい屋根材を使っているところほど、断熱塗料を使うと効果はより大きく実感できるでしょう。一般住宅であれば、屋根裏の空間が狭い家や屋根の勾配がゆるい家・天井断熱材がない家などが当てはまります。また、屋根の軒の出が少ない・小屋根換気がない家も効果が発揮しやすい建築物といえるでしょう。さらに、外壁塗装が黒っぽい家は太陽の熱を吸収しやすい傾向があるので、断熱塗料が大きな効果を発揮します。

2-2.金属屋根を使っている家

金属の屋根材を使っている家は、屋根材の熱伝導率が高くなってしまうので、断熱塗料を使うべき家といえるでしょう。熱伝導率が高い家は表面温度が室内に伝わりやすく、夏場は暑く冬場は寒い生活空間になってしまいます。そうなると、余計にエアコンや暖房を使ってしまい光熱費も高くかかってしまうでしょう。だからこそ、断熱塗料を使うことで表面温度が室内に伝わりにくくなり、遮熱効果が高まります。

2-3.屋根直下にリビングがある家も

実は、屋根直下にリビングがある家も断熱塗料の効果が発揮しやすい家です。屋根直下にリビングがあるということは、リビングルームの位置が最上階にある状態でしょう。断熱塗料ではない普通の塗料を使っていると、外の暑さや冷気がそのまま室内に侵入してしまいます。リビングルームは長時間家族で過ごす空間なので、常に外部の影響を受ける空間になってしまうのです。1番心地よく感じられる空間がストレスのかかる環境になってしまうでしょう。そのため、屋根や外壁に断熱塗料を塗ることで室内への影響を減らすことができます。

3.断熱塗料のメリット・デメリット

ここでは、断熱塗料のメリットデメリットについて解説します。

3-1.室内の温度を快適にする

断熱塗料を使用する大きなメリットは、室内の温度を快適にできることです。夏でも冬でも室内の温度を快適にしてくれる機能があるため、夏は涼しく冬は暖かい空間を保ち続けることができるでしょう。夏の日差しはとても強く、すぐに室内が暑くなりますが、断熱塗料を用いることで温度上昇を抑えることができます。そして、冬には暖房で暖めた空気を外に逃さず、室内に保ち続けられるのです。季節を問わず快適に過ごせると、ストレスのない環境を整えることができますね。

3-2.節電・防音効果が高まる

断熱塗料を使うことによって、節電・防音効果が高まるのも大きなメリットです。外気の影響を受けず、快適に過ごせる空間は冷暖房を使いすぎることもありません。夏場は涼しい空気を、冬場は暖かい空気を室内に留まらせることができます。冷暖房を使いすぎることもなく、電気代が節約できるというわけです。また、断熱塗装を施した建物は、屋内からの話し声が外に漏れでることはありませんし、外侮からの車や雨の音もシャットダウンしてくれます。複数のセラミックですき間なく覆われている塗料だからこそ、一般塗料に比べて表面が厚くなるからです。

3-3.値段が高い

断熱塗料のデメリットとしては、値段が高い点があります。遮熱塗料や一般塗料と比べて材料価格が高く、なかなか手を出すことができない方も多いでしょう。けれども、断熱塗料は耐用年数が約15~20年と長く保ち続けられるので、メンテナンス頻度も少なめです。耐用年数が数年程度の塗料を使っても、メンテナンス頻度が多くなってしまえばその分の費用が重なってしまいます。長期的な視野で見据えると、メンテナンス頻度が少ない断熱塗料のほうがお得になるケースもあるのです。

3-4.効果を実感できないケースもある

断熱塗料を使う際に気をつけておきたいのは、効果が実感できないケースもあるということです。高価な断熱塗料を使っても、なかなか効果が実感できないとお金が無駄になってしまいます。部屋が暑くなる原因はさまざまなので、断熱塗料を使っても解消されない場合は違う原因があるといえるでしょう。また、最近の住宅は断熱材が元から使用されていことが増えているので、断熱塗装を施しても効果を感じられないケースがあります。まずは、自宅の状態をチェックすることが大切でしょう。

4.断熱塗料を使った外壁塗装を依頼するコツ

ここでは、断熱塗料を使った外壁塗装を依頼するコツを解説します。

4-1.無料の外壁調査や住宅診断を頼む

断熱塗料の効果を実感するためにも、まずは無料の外壁調査や住宅診断を依頼することをおすすめします。多くの外壁塗装業者などでは、無料診断を行っているでしょう。現在、外壁や屋根がどのような状況になっているのか調査をすることで、断熱塗料の必要性が確認できるというわけです。「高い断熱塗料を使ったのに効果がなかった」ということが起きないためにも事前の調査が大切なポイントとなります。なるべく、工事前に調査を行ってくれる塗装業者に依頼してください。

4-2.外壁塗装や塗料に詳しい業者へ依頼する

断熱塗料を使った外壁塗装を依頼するコツとして、塗装実績のある業者を選ぶことが大切です。正直なところ、外壁塗装は素人をだましやすい工事だといわれています。素人は塗料について詳しい知識を持っていないため、適当にごまかしたり、いい加減な施工をしたり、適切でない塗料を使ったりする悪徳業者も増えているのです。悪徳業者に引っかからないためにも、なるべく外壁塗装の実績があり、塗料に詳しい業者を選んでください。実績がある外壁塗装業者であれば、外壁の状況をしっかりと確認し、適切な方法で塗装してくれるでしょう。

4-3.どのような塗料を使うのか、きちんと説明を受ける

素人では塗料の種類や施工方法が分かりにくいからこそ、外壁塗装業者からきちんと説明を受けることが大切です。現在の外壁がどのような状況になっているのかはもちろんのこと、どのような塗料を使えばいいのか・断熱塗料を使えばどのような効果が得られるのか確認してください。きちんと説明してくれる塗装業者ほど、安心して任せることができるでしょう。ただし、説明をしてくれない・対応が雑で返事も遅いなどという塗装業者は悪徳業者の可能性があるので要注意です。

4-4.見積書の内容も要チェック!

塗装業者へ断熱塗装を依頼する際は、見積書の内容もしっかりと確認しておかなければなりません。前述したように、断熱塗装にはさまざまなメーカーからいろんな種類が登場しています。それぞれの種類によって効果や値段が異なるため、見積書でどのような塗料を使うのか、そしていくらぐらいかかるのか確認が必要です。見積書に具体的な費用が記載されていない場合は、すぐにその場で塗装業者の担当者に訪ねてください。きちんと疑問点や不安要素を解消してから正式に依頼することが大切です。

5.断熱塗料に関してよくある質問

断熱塗料に関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.断熱塗料は具体的にどのくらいの効果を発揮するのか?
A.あくまで目安となりますが、真夏の日中で室内温度を3~5℃程度下げる効果が期待できるでしょう。なんと、屋根材の表面温度に至っては、約15℃も下げる効果があるといわれています。真夏は太陽の日差しが室内に強い影響を与えてしまうため、断熱塗料の効果がより実感できるはずです。ただし、日当たり・風当たりの違いや間取りなどによって効果は変わります。

Q.結露の発生も抑えられるのか?
A.断熱塗料は結露の発生を抑えられるメリットもあります。結露はカビを繁殖させては湿度を高める家の天敵ともいえる存在なので、できるだけ発生を抑えなければなりません。室内と室外の温度差が大きいほど発生しやすくなるため、温度差をなくせば良いのです。断熱塗料を使えば、室内と同じ温度に近くので結露の発生が少なくなります。

Q.外壁塗装の内訳は?
A.外壁塗装に使う塗料代・人件費・足場代などが大まかな費用の内訳となります。この中でも足場代は全体の3分の2も占めているといわれるほど、お金がかかる部分です。つまり、足場代が節約できれば、費用を大幅に削減できるでしょう。東京と大阪を中心に外壁塗装を行っているオフィスチャンプでは、足場を使わない方法で塗装を行っています。気になっている方はぜひ一度ご相談ください。

Q.断熱塗料はいくらぐらいするのか?
A.メーカーや種類によって費用は異なりますが、ガイナで1㎡あたり約4,500~6,000円です。シリコン塗料が約3,700円となっているため、一般塗料よりも高いことが分かります。なるべく予算内で抑えたい方は、塗装業者と相談しながら決めてください。

Q.塗装業者選びのポイントは?
A.どのような塗装業者を選べばいいのか分からない方は、以下のポイントを参考にしてください。

  • スタッフの対応が丁寧でスピーディーか
  • どのような質問にも分かりやすく説明してくれるか
  • 塗料の種類が豊富で、塗装の実績があるか
  • 施工事例がホームページ等に掲載されているか
  • 無料相談や無料見積もりを受け付けているか
  • 見積書の内容が具体的に記載されているか
  • アフターフォローが充実しているか

まとめ

断熱塗料は、熱伝導を抑えることができる塗料です。真夏でも強い日差しの影響を抑えてくれますし、冬場は暖かい空気を外に逃さず室内に保ち続けることができます。つまり、断熱塗料を使うことで室内と室外の温度差をなくすことができるというわけです。ただし、建物の特徴によっては断熱塗料の効果が実感できないケースもあります。断熱塗料を使用する前に、現在の建築物の状況をきちんと把握することが大切です。塗装実績のある業者に依頼し、外壁や屋根材の調査をしてもらうといいでしょう。


工事費の大半を占めていた足場代をカット!工事費の大半を占めていた足場代をカット!