外壁の雨だれを防止することができる方法は?


外壁が劣化する原因として「雨だれ」が挙げられます。雨が降りかかったことにより、ある部分から垂れ、そのまま外壁にシミ・汚れとして跡がついてしまうのです。跡は簡単に消すことはできず、洗剤を使ってもなかなか落とすことができないと苦労している人もたくさんみかけます。

雨だれで外壁が汚れないように未然に防ぐ方法はないのでしょうか。その方法はいくつかあるので安心してください。どのような防止方法となっているのか、詳しくみていきたいと思います。

  1. 雨だれを防止する塗料を使う
  2. 雨だれ防止となる窓枠をつくる
  3. 雨だれ防止用の器具をつける

1.雨だれを防止する塗料を使う

雨だれがよく見られる場所はひさし、喚起口下、サッシ水きり部分などが挙げられます。もとから雨だれがつかないような塗料を外壁に施すことで防止することができるでしょう。その塗料とは、“低汚染性塗料”と呼ばれています。雨水、汚れをはじくことができ、雨だれの跡を残すことはありません。

よく、はっ水性のある塗料が雨だれを防止することができると聞きますが、はっ水性の塗料は雨水だけはじくことができる仕組みとなっており、雨だれの原因となる汚れはそのまま外壁に残ってしまうのです。雨だれを防止するためには雨水だけでなく、油成分や汚れをはじきかえさなければなりません。

雨だれを防止する塗料があるんですね。
はい。完璧ではありませんが、一定の効果は期待できます。

2.雨だれ防止となる窓枠をつくる

一軒家を建てるときやリフォームをするときに雨だれ防止となる窓枠をつくることをオススメします。せっかく外壁が真っ白でキレイな家なのに雨だれがついてしまうとそれだけで雰囲気や外見が壊れてしまうものです。

そこで、雨水が外壁に流れることのない窓枠をつけることで雨だれを未然に防ぐことができます。外壁と雨水が接触しないような窓枠にすれば、雨だれで悩むこともありません。建築メーカーによってどのような窓枠を採用しているのか変わってくるので確認しておきましょう。もし、外壁が雨だれで気になるようなデザインであれば、雨だれ防止となる窓枠をつけた方が便利です。後で困ることのないように最初からそのようなつくりにしておくことも防止方法のひとつとなっています。

窓枠を作るのも効果的なんですね。
はい。窓のリフォームをする予定がある方にはおすすめです。

3.雨だれ防止用の器具をつける

雨だれを防止することができる器具がメーカーから発売されています。防止用の器具をつけることも防止方法のひとつとなっていますが、つける時は慎重におこなわなければなりません。何も知識のない素人が器具をつけようとすると変なところに穴を開けてしまったり、外壁を傷つけてしまうなどトラブルを招いてしまう恐れがあります。建築に関する知識がある人であれば問題ありません。

また、素人でも正しいつけ方をきちんとマスターしておけば上手に利用することができるでしょう。ただつければいいやということではありませんので、その辺りはしっかり把握しておいてください。もし、不安な点が多いのであればリフォーム業者や建築を依頼した会社に問い合わせて相談をしてみましょう。お金はかかってしまいますが、プロに頼むこともひとつの方法です。

雨だれ防止用の器具もあるんですね。
はい。取りつける際、必要ならば業者に依頼しましょう。

まとめ

キレイな外壁が汚れてしまう雨だれで悩んでいる人は多いですが、雨だれは未然に防止することができます。あらかじめ、雨水と汚れをふきとばしてくれる塗料を使ったり、雨だれ防止となる窓枠、器具をつけるといった方法があり、それぞれ特徴があります。どのような方法を利用すれば良いのか、自分の住まいである家の状況をみていきながら選択してください。


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