外壁の劣化が与える影響は? 劣化の原因や対処法を徹底解説!


外壁が劣化するとどのような影響が起きるのか、どのように対処すればいいのかなど、外壁の劣化について悩んでいる方は多いでしょう。外壁の劣化が原因はさまざまであり、影響も解決方法も多種多様です。

そこで、今回は、外壁が劣化する原因や、対処法などについて説明します。

  1. 外壁の劣化が引き起こす影響はどんなこと?
  2. 外壁の劣化を判断する基準は?
  3. 外壁が劣化する原因は?
  4. 外壁が劣化してしまったらどうすればいい?
  5. 外壁リフォーム業者の選び方
  6. 外壁のことならオフィスチャンプに相談を
  7. 外壁の劣化による影響に関してよくある質問

この記事を読むことで、外壁の劣化で起こる影響が分かります。外壁のことで悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

1.外壁の劣化が引き起こす影響はどんなこと?

外壁の劣化を放っておくと、下記のようなことが起こります。

1-1.建物の寿命を短くする

外壁は常に紫外線や風雨から建物を守ってくれています。その外壁が劣化すると雨水が建物内部に浸入してしまうのです。それが、構造材も傷めてしまい、通常の強度を保つことができなくなってしまうでしょう。

1-2.アレルギー体質になってしまう

建物に外壁から雨水の浸入が頻繁に起こると、壁の中がジメジメしてしまい、カビが発生してしまいます。そのカビはアレルギーの原因となり、健康被害にも悪影響を及ぼしがちです。

1-3.美観が損なわれる

外壁が劣化すると、建物の美観が失われます。なんとなく古臭く、みすぼらしい家に見えてしまうでしょう。外壁塗装をすると、建物が年数が経っていても、キレイに生まれ変わります。

1-4.外壁修繕の際に費用が高くかかってしまう

定期的なメンテナンスや外壁の補修を10年ごとに行っていると、その都度少ない補修費で済ませることができます。反対に30年などの長期間放っておいて致命傷な状態になったときに外壁の工事を行うと、3倍以上の費用が必要になるのです。定期的に外壁の補修を行うことで、費用が抑えられます。

2.外壁の劣化を判断する基準は?

外壁の劣化を判断するのには、レベルに合わせて基準があります。普段から外壁をチェックしていて、少しでもおかしいと思ったのなら、業者に相談すると良いでしょう。そして、外壁の劣化の判断は業者による定期的メンテナンスが何よりも重要になります。

2-1.明らかに見た目に異変がある

素人でも分かる範囲のものですが、広範囲の剥がれ・膨れ・縮み・錆び・染み・深く大きなひび割れなどです。また、雨漏りによる室内壁のカビ・腐食、瓦やタイルの剥がれなどがあります。

2-2.よく見ると異変だと分かるもの

部分的な剥がれといった小さな劣化、外装材の色あせや反り・瓦やタイルが欠けることがあります。また、小さなひび割れ、瓦やタイルの浮きも確認することがあるでしょう。

2-3.業者によって異変だと分かるもの

素人では判断が難しいですが、顔料が表面に付着するチョーキング・目地のシーリングの劣化などがあります。また、業者によるメンテナンスで外装材下地の腐食・内部結露・鉄筋コンクリートの鉄筋の腐食などが指摘されるでしょう。

3.外壁が劣化する原因は?

外壁はさまざまな原因によって劣化してしまいます。その原因とどのような劣化が起こるか見ていきましょう。

3-1.雨風や紫外線

風雨に触れ続けていくことでどんどん外壁表面を侵してしまい劣化してしまいます。また、紫外線が強ければ強い程どんどん劣化が激しくなるのです。ですから、南側は紫外線が当たりにくい北側と比べると劣化が激しく差が出ます。

3-2.経年劣化

外壁や木や塗料は歳月が経つと経年劣化を起こします。建物の動きによってヒビ等が入ることもあり、そこから劣化がより激しく進んでしまうこともあるでしょう。

4.外壁が劣化してしまったらどうすればいい?

外壁の劣化の大きな原因は風雨・紫外線・経年劣化ですが、どれも防ぐことができないことです。よって、その原因で起こった劣化現象をどう対処するかを見ていきましょう。

4-1.コーキング(シーリング)の劣化

コーキングの施工には打ち替えと増し打ちがあります。打ち替えは古いシーリングを撤去して新しいシーリングを注入する方法です。増し打ちは古いシーリングの上から、新しいシーリング材を充填する方法になります。コーキングの状態やサイディングの厚み、施工箇所などを考慮し、適した方法をとるのです。

4-2.色あせとチョーキング

チョーキングの対処法としては、高圧洗浄をして外壁の表面をキレイにし、再塗装を行います。一般にチョーキングや色あせは再塗装のサインとも言われ、防水機能が低下しつつある状態です。

4-3.サイディングボードの反り

釘の飛び出しなどの単純な原因なら、不具合の修正により改善しますが、経年変化による反りの対応はサイディングの交換になります。

4-4.クラック(ひび割れ)

外壁のひび割れは以下の方法で対応します。

  • クラックをしっかりと洗浄、プライマーを塗布する
  • コーキング材を打ち込んで完全に埋める

小さなクラックではDIYで処置する場合もありますが、コーキングだけでは十分ではない場合もあります。ですから、気になる場合は業者に依頼してコーキング補修の上から塗装を重ね、塗膜でガードしておくことが必要でしょう。

4-5.爆裂や凍害

爆裂したサイディングの応急処置としては、パテで埋めることもできます。しかし、早期に再発する可能性が高いので、サイディングの張り替えと結露対策も併せて行う必要があるでしょう。

5.外壁リフォーム業者の選び方

業者を選ぶときに考えてほしいポイントをまとめました。どうやって業者を選べばいいか分からない方は、ぜひ参考にしてみてください。

5-1.さまざまな情報元を活用して、塗装業者の情報を集める

塗装業者の情報元には、チラシ・新聞広告・知人の話・インターネットなどがあります。塗装工事は、何かあったときに駆けつけられる範囲内、車で片道40分圏内に拠点のある業者に依頼すると良いでしょう。近隣の業者情報が収集できるチラシや新聞広告の確認が必要になります。知人の話は信用が高いと考えられるので、思い当る人物が周りにいれば聞いてみると良いです。また、インターネットは一つの情報元としてうまく活用していきましょう。

5-2.比較・検討して信頼できる業者を選ぶ

塗装業者の情報を収集していくと、いろいろな情報が手元に入ってきます。さまざまな観点で比較・検討しましょう。

5-2-1.正しい診断をしてくれるか

信頼できる外壁塗装業者は、必ず外壁診断をします。劣化箇所や状態などを、実際に住まいに訪れてチェックすることです。塗装工事の見積額は、この診断の結果から算出するため、そもそも診断をしないという業者は信用できません。

5-2-2.外装劣化診断士・建築士などの有資格者が担当

診断をしている担当者が、外装劣化診断士(一般社団法人住宅保全推進協会の認定資格)や建築士などの有資格者かどうかを確認しましょう。専門性の高い知識が求められる診断は知識のない担当者が診断を下した場合、外壁の劣化状況や進行具合などの肝要なことは確認できていないことも少なくありません。

5-3.適正価格を提示してくれるか

信頼できる業者の見積額は、もちろん適正価格となっています。外壁塗装の費用は、住まいの大きさや劣化状況、劣化の進行具合によって異なるため、適正価格は分からないのが現状です。そこで、おおよその費用相場を押さえておくことは重要なポイントとなります。

外壁塗装の相場価格:80~150万円(一般的な2階建て住宅/塗り面積200㎡)

外壁塗装工事費の相場価格

  • 高圧洗浄:100~300円/㎡
  • 養生:250~400円/㎡
  • 付帯塗装工事:軒天           800~1,200円/㎡
  • 雨樋:800~1,200円/m
  • 破風板:650~1200円/㎡
  • 雨戸:2,000~5,000円/枚
  • シーリング打ち替え:900~1,500円/m
  • シーリング増し打ち:500~1,000円/m
  • 諸経費:現場管理費:一式 30,000~50,000円
  • 廃材処理費等:一式 10,000~30,000円

塗料の種類別の相場価格

  • アクリル:約3~5年:5,000~15,000円
  • ウレタン:約5~7年:5,000~20,000円
  • シリコン:約7~10年:15,000~40,000円
  • ピュアアクリル:約15年~:50,000~70,000円
  • フッ素:約15年~:40,000~100,000円
  • 無機:約15年~:50,000~120,000円
  • 光触媒:約15年~:50,000~100,000円

見積書を手に、見積額をチェックする際には、上記の相場価格を参考に確認してみてください。そして、その工事が必要なのか、選択した塗料で間違いないのかまで質問してみましょう。信頼できる業者であれば、それぞれ細かく説明してくれます。

5-4.見積書の内容が細かいか

見積書の内容で総額だけではなく、材料(塗料)費と施工費が分けて記載されているかを確認しましょう。

5-4-1.塗装面積が「㎡」単位で記載されている

見積書には、どのぐらいの広さを塗装するかを示す塗装面積が記載されています。確認したいポイントは、塗装面積が「㎡」表記になっているかどうかです。坪数表記の塗装面積では、正しい塗装面積が算出されていない可能性があるため、信頼できる見積書とは言えません。

5-4-2.保証体制がしっかりしているか

新築とは異なり、リフォーム工事には、保証に法的な義務がありません。保証書の発行も確認しましょう。保証がある場合にも、保証の存在確認だけで満足するのではなく、「何を・どこまで保証してくれるのか」踏み込んで確認しておくと安心です。

6.外壁のことならオフィスチャンプに相談を

大阪・東京での外壁工事を請け負うオフィスチャンプでは、外壁メンテナンスを受け付けています。評判になっている無足場工法は、工事費用を大幅にカットができるのです。問い合わせも見積もりも無料で対応しています。外壁の劣化が気になる方はお気軽に連絡できるでしょう。

6-1.しっかり打ち合わせ

外壁の劣化は、プロの目で現地に伺ってヒアリング・採寸・写真撮影を行って確認します。現況に合った補修方法の検討、お客様のお考えに合わせての塗料の選択などをするのです。もし、図面がない場合は同時に採寸を行い、正確に確認しますので、ご安心ください。

6-2.納得の見積書

使用材料・工法等、ヒアリングの際に伺った内容に基づいてお見積もりをします。見積書提出後は勧誘はまったくありませんし、どのような質問も受け付けているのでぜひご相談ください。

6-3.無足場工法で格安の工事費用

無足場工法は、足場がありません。足場の設置代がかからないので、他社に比べて8~5割という安さで施工が可能です。

7.外壁の劣化による影響に関してよくある質問

外壁の劣化による影響に関してよくある質問を5つピックアップしました。

Q.外壁の劣化でDIYができる範囲は?
A.幅0.3mm未満のヘアクラックの場合には、DIYでシーリングを充填して補修することも可能でしょう。ただし、高所での作業となり危険を伴うため、業者への依頼をおすすめします。

Q.外壁の劣化で塗り替えが必要な理由は?
A.新築から約10年が経過する頃には塗膜が剥がれ落ちてくることがあります。この段階では外壁自体が塗膜による保護を受けることができなくなるため早めの塗り替えをすすめられることが多いでしょう。

Q.鳥の糞が外壁劣化の影響を与えると聞いたが、本当か?
A.鳥の糞は、強い酸性の消化液が含まれているので、塗装を溶かす作用があります。外壁だけではなく、屋根も鳥の糞が付着していたら、なるべく早めに水でキレイに洗い流しましょう。劣化の原因になります。糞害が多い地域では、業者に相談して耐酸性が優れている塗料を選定することもあるでしょう。

Q.外壁の劣化がしにくい素材はあるのか?
A.粘土や石を約1,300度の高温で焼いた外壁素材がタイルや樹脂系サイディングです。他の外壁と比較して初期費用は高いのですが、長持ちします。

Q.購入した中古住宅の外壁に劣化症状が現れたときの対処法は?
A.一度、業者に外壁診断してもらうことをおすすめします。その後、定期的なメンテナンスを依頼すると安心でしょう。

まとめ

外壁は必ず劣化が進行しますが、初期の劣化で影響がなければあれば、ひとまずは経過観察でも問題ないケースもあるでしょう。外壁の劣化を補修する方法はいくつかあり、症状や劣化の進行具合などよって異なります。業者の定期メンテナンスを受けて、快適な外壁を保つようにしましょう。


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