黒い外壁のメリット・デメリットについて~室内が暑いと感じるのは本当?~


黒い外壁ってどう?

外壁は定期的にメンテナンスしていかなければなりません。
常に雨風や空気中にある汚れと触れています。
だからこそ、汚れが目立ってしまうのです。
外壁塗装をする際、黒い外壁にしようと考えている人もいるでしょう。
しかし、黒は太陽からの熱を吸収してしまうのか心配になりますよね。
そこで、黒い外壁と室内温度・メリットやデメリット・注意点について説明しましょう。
黒い外壁塗装を検討している人は、ぜひチェックしてください。

  1. 黒い外壁と室内温度について
  2. 黒い外壁にするメリット・デメリット
  3. 外壁塗装をする際の注意点
  4. まとめ

1.黒い外壁と室内温度について

黒い外壁と室内温度

黒は太陽熱を吸収しやすいと言われています。
汚れが目立たない黒にしようかと悩んでいる人も多いでしょう。
そこで、黒い外壁と室内温度について詳しく説明します。
悩んでいる人は、ぜひチェックしてくださいね。

1‐1.熱の吸収率が高い「黒」

黒い外壁は白の外壁よりも汚れが目立ちません。
また、外観がシックな雰囲気になるため好んで黒い外壁にする人もいます。
しかし、熱の吸収率が早くなることは確かです。
私たちに身近な洋服でも黒いものを着るとすぐに暑くなってしまいますよね。
黒は熱を吸収しやすい特徴をもっているため、外壁も同じことが言えるでしょう。
外壁を黒にすると、およそ15℃~25℃も差が出ると言われています。
白い外壁よりも10℃以上の熱をもつことになるのです。
最近は下地によって熱の吸収を抑えるタイプも出てきていますが、白い外壁よりも熱の吸収率が高いことに変わりません。
特に、気温が上昇する夏場は注意しておかなければならないでしょう。
熱をもった外壁に触れるとヤケドをする危険性もあります。

1‐2.室内が暑くなるって本当?

熱の吸収率が高くなる黒い外壁は、白い外壁よりも高い熱をもつことになります。
外壁の温度は高くなりますが、熱は室内にまで届くのでしょうか。
黒い外壁にすると室内が暑い…と心配している人も多いです。
黒い外壁にすると必ず室内が暑くなるとは限りません。
実際、「家の構造」によって室内温度は異なります。
黒い外壁にしていても、しっかり断熱材を導入していれば室内温度が上がりません。
断熱材をしっかり入れていない、ホワイト系の外壁塗料から黒に塗り替えるなどのケースは、室内温度が上昇するでしょう。
家の構造がきちんとしていれば問題ないのです。
黒い外壁にして室内温度が急激に上がった場合は、構造に問題があると思っておいてください。

1‐3.効果が高い断熱材

黒い外壁が吸収する熱を防ぐためにはどうすれば良いのでしょうか。
ホワイト系の外壁から黒に塗り替える場合は、効果が高い断熱材の導入がおすすめです。
ホワイト系の塗料に合わせて下地も選んでいるため、黒に合ったタイプにしなければなりません。そのまま黒い塗料に塗り替えてしまうと室内の温度が急上昇するでしょう。しかし、効果が高い断熱材は費用がかかってしまいます。
どのくらい費用がかかるのか確認してから外壁を黒にしてくださいね。
黒い外壁は、普通の外壁よりも室内温度に気をつけなければなりません。

黒い外壁で部屋が暑くなるかどうかは断熱材によって変わってくるんですね。
ホワイト系の塗料に合わせた下地のまま黒に塗り替えただけでは室内温度は上昇してしまうでしょう。

2.黒い外壁にするメリット・デメリット

黒い外壁にするメリット・デメリット

2‐1.黒い外壁にするメリット

黒い外壁にすると、どのようなメリットがあるのでしょうか。
昔とは違い、個性を重視した家にしたい人が増えてきました。
一般的な家ではつまらない、シックでカッコ良い外観にしたい人が黒い外壁を選ぶ傾向にあります。
確かに、黒い外壁にするとシックな印象を与えることができるでしょう。
威圧感や重厚感たっぷりの外観に仕上がるのは確かです。
しかし、外壁のデザインや色は人それぞれの好みになります。
そのため、メリットよりもデメリットをきちんと理解しておかなければなりません。

2‐2.黒い外壁にするデメリット

黒い外壁にするデメリットは2つあります。
1つ目は「太陽の熱で暑くなりやすい」ことです。
黒はクリーム系の外壁よりも熱が吸収しやすくなっています。
外壁の素材や家の構造によっても異なりますが、きちんと対策を立てておかなければ室内温度まで高くなってしまうでしょう。
また、黒い外壁は「暑苦しい」印象を与えます。
気温が高くなる夏場に黒いものを見ると気分が暑くなってしまうものです。
見慣れていないため、黒い外壁に違和感を覚える人が多いでしょう。
2つ目のデメリットは、「汚れが目立つこと」です。
汚れを目立たないように黒い外壁にする人もいるでしょう。
しかし、黒い外壁はホワイトやクリーム系の外壁と変わりません。黒い外壁に白い汚れがついてしまうと、目立ちますよね。黒だからと必ず汚れが目立たないわけではありませんよ。
できるだけ汚れをつけたくない人は、「汚れにくい外壁」にすると良いでしょう。

やっぱりメリットもあればデメリットもあるんですね。
黒だからといって必ずしも汚れが目立たないというわけではないため、色に関わらず汚れにくい外壁にすることがポイントです。

3.外壁塗装をする際の注意点

暑くならないように断熱材

3‐1.暑くならない対策を立てる

黒い外壁塗装をする際、暑くならないように対策を立てなければなりません。
特に、もとの外壁がクリームやホワイト系塗料を使っている人は要注意です。
そのまま黒い外壁に塗りなおしてしまえば、室内温度まで影響を受けてしまいます。
ほとんどの業者が熱を吸収しないため「断熱材」を利用するでしょう。
断熱材は、室内に入ってくる熱をカットしてくれます。
実際、断熱材を導入している家に入ると、断熱材を利用していないところよりも大きく気温が異なるのです。
断熱材をきちんと正しい方法で利用してください。
黒い外壁を取り入れる家は増えてきているので、実際に黒い外壁にしたお宅にお邪魔するのも良いですよ。
リアルな意見やアドバイスがもらえるでしょう。

3‐2.業者選びに要注意

デメリットがある黒い外壁でも、しっかり対策を立てておけば快適な空間になります。納得のいく外壁にするために「安心できる業者」に依頼してください。
外壁塗装を請け負っている業者はたくさんあります。
中には不正を働いてお金をまきあげる悪徳業者も増えてきているので要注意です。
では、悪徳業者に引っかからないためにはどうすれば良いのでしょうか。
まずは、「複数の業者を比較する」ことが大切です。
たとえ知人や家族から紹介してもらったとしても、自分の目で確かめてください。1社だけでなく複数の業者を比較することで、どこが最も安心できるのかわかります。
今では、ほとんどの業者がホームページをもっているでしょう。
ホームページでは、無料見積もりが請求できます。外壁塗装の見積もりや実績を見比べてくださいね。
黒い外壁にする場合は「断熱材」について尋ねると良いですよ。
どのような断熱材を使っているのか、断熱材の導入に慣れているかどうかしっかり確認しましょう。

対策や業者選びなど、注意することがよくわかりました。
この項で挙げたポイントに注意すれば外壁塗装をうまく行うことができるでしょう。

4.まとめ

黒い外壁と室内温度の関連性

黒い外壁と室内温度の関連性や黒い外壁にするメリット・デメリット、外壁塗装をする際の注意点について説明しましたが、いかがでしたでしょうか。
外壁を黒にしようと考えている人は、事前の予備知識が必要になります。
後悔しないためにも黒い外壁の詳細を把握しておきましょう。

  • 熱の吸収率が高い「黒」
  • 家の構造によっては室内温度が高くなる
  • 効果が高い断熱材の導入がポイント
  • 外壁の種類やカラーは人の好み
  • 黒い外壁にするデメリットは2つ
  • 暑くならない対策をきちんと立てる
  • 安心して依頼できる業者を見つける

以上のポイントは要チェックです。
悪徳業者も増えてきているので注意してくださいね。
優良業者と悪徳業者を見極めるためにも、知識を身につけておきましょう。


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