ウレタン塗料のメリットは？ ウレタン塗料がもたらす効果などを解説！

1．外壁塗装の重要性をチェック！

まずは、外壁塗装の重要性をチェックしましょう。

1-1．外観を美しく保つため

外壁塗装は、外観を美しく保つために必要な工事です。外壁は常に紫外線や雨風にさらされている場所ですので、定期的にメンテナンスを行わないと塗膜が剝がれたり、下地が傷んだりする恐れがあります。外観がキレイな建物と汚れている建物とでは、周囲が受ける印象も大きく異なるでしょう。外壁が古く、汚れている建物は悪い印象を周囲に与えてしまうので注意が必要です。

1-2．建物の寿命を延ばすため

建物の寿命を延ばすためにも、外壁塗装は必要不可欠です。一般的に、外壁塗装は10年に1回の頻度で行ったほうがいいといわれています。外壁塗装に使用される塗料の多くが、耐用年数が10年前後だからです。前回の塗装から10年以上が経過している場合は、早めに外壁塗装をしたほうがいいでしょう。外壁塗装を行わない建物は塗膜や下地が傷み、ひび割れから雨水が浸入し、内部が腐敗します。その結果、建物の寿命が早まるというわけです。

1-3．外壁の劣化を抑える

外壁塗装は、外壁の劣化を抑える役割も担っています。外壁にひび割れや剝がれといった劣化症状が起きると、そこから雨水が浸入し、建物が大ダメージを受ける恐れがあるのです。定期的に外壁塗装をしっかりと行えば、そのような劣化症状の進行を抑えることができます。後ほど詳しく説明しますが、ウレタン塗料は柔軟性と密着性に優れているため、ひび割れを防ぐことができるのです。

2．ウレタン塗料を使用するメリットは？

ここでは、ウレタン塗料の特性とメリットを解説します。

2-1．汎用性が高い

ウレタン塗料はほかの塗料よりも汎用性が高く、さまざまな場面で用いることができます。シリコン塗料と比べると耐久性に劣るため、現在は鉄扉・雨どい・玄関枠などの付帯部分に採用されるケースがほとんどです。外壁塗装でも使用されることはありますが、耐用年数が約5～7年ですので塗り替え頻度が高くなる可能性はあります。安価な塗料となっているため、最適なケースで用いることができれば外壁塗装費用の節約につながるでしょう。

2-2．価格が安い

前述したように、ウレタン塗料のメリットは価格が安い点にあります。ほかの塗料と比較した価格帯は以下のとおりです。

• アクリル塗料：1,400～1,600円／㎡
• ウレタン塗料：1,700～2,200円／㎡
• シリコン塗料：2,300～3,000円／㎡
• フッ素塗料：3,000～5,000円／㎡

基本的に、耐用年数が長い塗料であるほど費用も高くなります。ちなみに、塗料別の耐用年数はアクリル塗料が約3〜5年、シリコン塗料が10〜15年、フッ素塗料が12〜20年です。

2-3．光沢の美しさ

ウレタン塗料は、美しい光沢が特徴です。そのため、ウレタン塗料で塗装をすると、ツヤのある高級感が生まれます。外壁や屋根だけでなく、ウレタン塗料の光沢を生かして、フローリングや家具の仕上げなどにも使われることが多いのです。また、ツヤのレベルも自由に選択できるので、ツヤを出したくない方は抑えめになっているタイプを選ぶといいでしょう。

2-4．密着性と柔軟性に優れている

ウレタン塗料は、密着性と柔軟性に優れています。ほかの塗料よりも素材に対する密着度が高いため、扱いやすく、DIYでも失敗しにくい点が特徴です。また、非常に柔らかく、伸縮性に優れているので、ひび割れを防いでくれます。塗料の種類によっては、塗装が硬化した後に塗膜が硬くなり、ひび割れが起きやすい種類もありますが、ウレタン塗料は柔軟性に優れているのでそのような心配はありません。

2-5．硬化剤の種類によって効果が変わる

ウレタン塗料は、硬化剤の種類を変えることでさまざまな作用をもたらすメリットがあります。たとえば、弾性に優れている硬化剤をウレタン塗料に配合すると弾性塗料としての効果を発揮したり、低汚染性の硬化剤を加えると低汚染効果が作用したりするのです。さまざまな作用をもたらすウレタン塗料は、塗装場所や用途に合わせて使い分けることができるでしょう。

3．ウレタン塗料が適しているケースと適さないケース

ここでは、ウレタン塗料が適しているケースと適さないケースを解説します。

3-1．付帯部分の塗装

前述したように、ウレタン塗料は付帯部分の塗装に向いています。以前はウレタン塗料を使用するケースが一般的でしたが、外壁塗装のメインとして使用されるケースは少なくなってきました。外壁塗装のメインはシリコン塗料など耐久性に優れている塗料を使用し、ウレタン塗料は雨どいや雨戸などの付帯部分に使用するケースがほとんどです。できるだけ外壁塗装費用を抑えたい方は、付帯部分にウレタン塗料を採用してみてはいかがでしょうか。

3-2．モルタル・コンクリートなどの外壁材

柔軟性に優れているウレタン塗料は、モルタルやコンクリートといった外壁の塗装に向いています。モルタルやコンクリートなどは、素材が非常に硬いのでひび割れしやすい傾向があるからです。ひび割れしやすい外壁材を用いている場合は、柔軟性や伸縮性に長（た）けている塗料が最適といえます。

3-3．長く住み続けるケース

戸建て住宅など、長く住み続ける建物の場合、ウレタン塗料よりも耐久性に優れているフッ素塗料やシリコン塗料などを外壁塗装のメイン塗料として使用したほうがいいでしょう。長く住み続ける建物に対して、メイン塗料としてウレタン塗料を用いるのはおすすめしません。耐用年数の長い塗料を使用すれば、メンテナンス回収が減り、トータルコストの削減につながるでしょう。ウレタン塗料はメイン塗料を別にして、付帯部分などに使用するのがおすすめです。

4．ウレタン塗装を業者に依頼する流れ

ここでは、ウレタン塗装を業者に依頼する流れを解説します。

4-1．外壁塗装業者を選ぶ

まずは、外壁塗装を依頼する業者を選びます。外壁塗装業者選びで押さえておきたいポイントは以下のとおりです。

• 外壁塗装の実績があるか
• さまざまな種類のウレタン塗料を取り扱っているか
• 無料相談や無料見積もりを受け付けているか
• 見積書の内容が具体的に記載されているか
• スタッフの対応が丁寧でスピーディーか
• 口コミや評判がいいか

上記のポイントを踏まえた上で、複数の外壁塗装業者を比較することが大切です。中には、不正を働く悪徳業者が存在しているため、トラブルを避けるためにも3～4社ほど比較したほうがいいでしょう。

4-2．外壁調査を依頼する

外壁塗装業者が決まれば、次は外壁調査を依頼しましょう。外壁調査では、外壁がどのような状態になっているのかを詳しく調べます。外壁材や塗膜の状態などをしっかりと把握することで、どのようなウレタン塗料を使用すればいいのか判断しやすくなるからです。外壁の状態によって、ウレタン塗料の作用を変えることもできます。最適な塗料で外壁塗装をするためにも、外壁塗装は重要なポイントです。

4-3．最適なウレタン塗料を選ぶ

外壁調査の結果をもとに、最適なウレタン塗料を選びます。なお、ウレタン塗料の主な種類は以下のとおりです。

• ポリウレタン樹脂塗料：化合物のポリオールと降下剤のポリイソシアネートを配合した塗料
• アクリルウレタン樹脂塗料：硬化剤のポリイソシアネートとアクリルポリオールを配合した塗料

現在、主流になっているのは、アクリルウレタン樹脂塗料です。また、ウレタン塗料には油性ウレタンと水性ウレタンに分類されます。油性ウレタンは石油系溶剤、水性ウレタンは水を用いて作られているのが特徴です。水性ウレタンは硬化まで時間がかかりますが、油性ウレタンに比べて臭いはキツくありません。一方、油性ウレタンは密着性と耐久性に優れていますが、人体に害をおよぼす危険性があるので使用は控えたほうがいいでしょう。

5．業者選びのポイントと注意点

ここでは、業者を選ぶ際の注意点について詳しく説明します。

5-1．見積書の内容を確認する

外壁塗装業者に依頼する際は、見積書の内容をしっかりと確認することが大切です。見積書を見ても分からないから……と業者任せにしていると、後でトラブルになる可能性があります。見積書には使用する塗料と量などが記載されているため、細部まで確認してください。内訳が記載されていなかったり、「一式」表示になっていたりする外壁塗装業者には注意が必要です。また、見積書で分からないことや疑問点がある場合は、すぐに尋ねましょう。

5-2．どのような相談にものってくれるか

外壁塗装は手抜きしやすい工事といわれているため、工事前にしっかりと打ち合わせを重ねる必要があります。工事中も見積書や契約書の内容どおりに進んでいるか、自分の目で確認したほうがいいでしょう。優良業者の多くは、どのような相談にも丁寧に分かりやすく応えてくれますが、悪徳業者はいい加減な返答ばかりです。相談しやすい外壁塗装業者であるのはもちろんのこと、ウレタン塗料の相談に対して適切なアドバイスをくれるかどうか、注目してください。

5-3．外壁塗装ならオフィスチャンプへ

どの外壁塗装業者に依頼すべきか悩んでいる方は、ぜひオフィスチャンプへご依頼ください。オフィスチャンプでは、ビルやマンションを中心に外壁塗装を行っています。足場をかけない無足場工法を採用しているため、他社よりも8～5割という低価格での外壁塗装が可能です。できるだけ費用をかけたくない方もぜひ一度お問い合わせください。

6．ウレタン塗料と外壁塗装に関してよくある質問

ウレタン塗料と外壁塗装に関する質問を5つピックアップしてみました。

Q．ウレタン塗料にデメリットはあるのか？
A．紫外線の影響を受けやすい傾向があります。最近は、改良されている塗料が登場しているため、黄ばみにくくはなっていますが、紫外線によって外壁が黄色く変化してしまう可能性もあるでしょう。また、ウレタン塗料に含まれている硬化剤は水と反応しやすい特徴があるので、湿度の高い環境には向いていません。

Q．ウレタン塗料のカラーバリエーションは豊富か？
A．豊富です。ツヤのレベルはもちろんのこと、色も豊富にそろっているので外観にこだわりを持ちたい方でもウレタン塗料はメリットがあります。そのほか、遮熱塗料といった機能が備わっている種類もあるため、ぜひチェックしてみてください。

Q．ウレタン塗料を使用する際の注意点は？
A．塗料の貯蔵には、十分に注意する必要があります。ウレタン塗料は、ほかの塗料よりも貯蔵が難しい傾向があるからです。使いかけのウレタン塗料は缶に入れて保管しますが、密閉が不十分だと変質する恐れがあるので注意してください。特に、工期が長引く場合は、外壁塗装業者がしっかりと管理しているか確認したほうがいいでしょう。

Q．ウレタン塗料にしたほうがいいケースは？
A．建物の印象や美観をこまめに変更したいケースは、ウレタン塗料がおすすめです。ウレタン塗料は安価な塗料なので、こまめに外観を変更するには最適な塗料といえるでしょう。

Q．外壁塗装のタイミングは？
A．以下のような劣化症状が見られた際は、外壁塗装のタイミングです。

• チョーキング現象（外壁に触れると白い粉がつく現象）
• ひび割れ
• 色あせ・退色・変色
• コーキングの劣化
• 塗膜の剝がれ
• コケ・カビ・藻の発生

まとめ

ウレタン塗料は、ほかの塗料よりも柔軟性と密着性に優れている特徴があります。ただし、シリコン塗料よりも耐久性が劣るため、メンテナンス頻度が多くなるでしょう。美観をこまめに変えたい方や付帯部分だけ塗装したい方に、ウレタン塗料はおすすめです。なお、外壁塗装をする際は、業者選びも大切なポイントとなります。外壁塗装業者選びでお悩みの方は、ぜひオフィスチャンプへご依頼ください。オフィスチャンプでは外壁塗装の実績はもちろん、無足場工法を採用しているため、低費用で外壁塗装ができます。