外壁の素材にはどんな種類がある? 目的に合った選び方を詳しく解説!


「そろそろ外壁のリフォームを考えているけど、どんな素材があるのだろう?」「素材ごとの特徴を理解してから、外壁をリフォームしたい」とお考えではありませんか? 外壁も経年や紫外線などの影響で、徐々に劣化していきます。色あせが気になる、ひび割れや雨もりがするなど、何かと不具合が出てきてお困りのこともあるでしょう。外壁の素材選びで失敗しないためにも、どんな種類があるのか、目的に合った素材を選ぶ注意点は何かなど、詳しく知っておくこと便利です。

そこで今回は、外壁の素材について詳しく解説します。

  1. 外壁の素材にはどんな役割がある?
  2. 外壁の素材にはどんなものがある?
  3. 目的に合った外壁の素材を選ぶポイント
  4. 信頼できる外壁工事・塗装業者の選び方
  5. 外壁の素材に関するよくある質問

この記事を読むことで、外壁の素材を選ぶポイントがよく分かります。まずは、記事を読んでみてください。

1.外壁の素材にはどんな役割がある?

最初に、外壁の素材の主な役割について見ていきましょう。

1-1.建物の外観をよくする

外壁の素材には、建物の外観をよくする役割があります。外壁の素材によって、同じ建物でも印象をガラッと変えることができるのです。自宅・オフィス・店舗など、建物の目的に合わせた素材を選べば、より効果的でしょう。経年やそのほかの原因で劣化した外壁も、素材を交換するだけで簡単にイメージアップできます。

1-2.建物の強度が高まる

外壁の素材は、建物の強度を高める役割も持っています。外壁に重ねて補強することで、衝撃や振動などから建物を守ってくれるのです。外壁の素材の中でも、密着性の高いものを選ぶとより効果があります。また、きちんと手入れ・メンテナンスをすることで、強度を長く保つことができるでしょう。

1-3.紫外線や風雨から建物を守る

外壁の素材には、紫外線や風雨から建物を守る役割があります。外壁は常に外気にさらされており、紫外線や風雨の影響を大きく受けやすいのが特徴です。しかし、外壁の素材によって紫外線や風雨から建物をガードすることができます。また、外壁の素材は傷んでも交換することができるので、建て替えよりも費用や手間が少なく済むのもメリットです。

1-4.外壁に付加機能を加える

外壁の素材によっては、付加機能を加えることができます。たとえば、断熱・防汚機能などです。断熱効果が高い素材を使用すれば、外気温の影響が受けにくくなり、冷暖房効率が高まって、室内で1年中快適に過ごすことができます。防汚効果が高い素材なら、お手入れが簡単で美しい外観を長く保つことが可能です。

2.外壁の素材にはどんなものがある?

外壁の素材の主な種類と特徴を詳しく見ていきましょう。

2-1.モルタル

モルタルは、水とセメントを混ぜてよく練って作ったもので、外壁の素材として一般的に使われているものの一つです。乾燥する前は粘着力があるため、レンガやタイルを接着するときにも使うこともできます。DIYでも比較的簡単に取り扱うことができ、自分で外壁を仕上げてみたい人にもおすすめです。ただし、均一かつ美しく塗るにはコツがあるため、仕上がりを重視するのなら業者に依頼するほうがいいでしょう。

2-2.サイディング

サイディングとは、外壁に貼り付けて使う素材のことです。見た目は板状で、使われる素材によって窯業系・金属系・木質系・樹脂系に分けることができます。モルタルを塗るよりも、工期が大幅に短縮できる、工場で一括生産するため品質が安定している、軽量で耐震性が高い、などが主なメリットです。デザインが豊富なこともあり、モダンな外観に仕上げたいときにもおすすめします。

2-3.タイル

タイルは、鉱物・金属・ガラスなど、無機質な素材が原料を原料とした外壁用の素材です。タイルを外壁の素材として使用すると、高級感と個性の両方を演出することができます。風雨や紫外線の影響を受けにくく、水洗いなどで簡単に汚れを落とせるのもメリットでしょう。ただし、初期費用が高額で工期が長くかかることや、地震の際に落下しやすいことなどがデメリットです。

2-4.レンガ

レンガは、古くからある外壁の素材の一つで、粘土・泥・砂を練り合わせて成型し、乾燥もしくは素焼きをして作られたものです。レンガには独特の風合いと耐久性があることから、根強い人気を誇っています。レンガを外壁に使用すると、重厚感や高級感のある外観に仕上がるのが特徴です。ただし、モルタルを接着剤代わりにして一つずつ積み上げながら貼り付けていくため、工期が長くかかることや、仕上がりが職人の腕に大きく影響されるのがデメリットでしょう。

2-5.ALC

ALCは、ケイ酸質・石灰質・アルミニウム粉末を原料にしたコンクリートパネルで、内部に小さな穴を含ませて軽量化した外壁材です。ALCは軽量で建物に負担をかけにくく、耐震性・耐熱性・耐火性に優れるという大きなメリットがあります。ただし、防水性に乏しいので水分を吸収しやすいことがデメリットです。そのため、防水塗装を併せて行うのが基本になります。

3.目的に合った外壁の素材を選ぶポイント

外壁の素材は、目的に合ったものを選ぶのが重要なポイントです。

3-1.風合いを楽しみたい

外壁の風合いを楽しみたいのなら、モルタルを候補に考えてみてください。モルタルは、仕上げ方によってイメージが随分異なります。また、塗装の色を自由に選べるので、屋根などとカラーコーディネートを楽しむことも可能です。継ぎ目がない外壁に仕上がるのも、モルタルを選ぶメリットでしょう。

3-2.コストパフォーマンスを重視したい

コストパフォーマンスを重視するなら、サイディングがおすめです。サイディングは工場で一括生産することで低価格化を実現していることから、コストパフォーマンスが大変優れています。また、工程が少ないことや工期が短いことから、工事費用も少なく抑えることが可能です。予算を多く出せないけど、満足度の高い外壁にしたいといった要望に応えることができます。

3-3.個性的な外観にしたい

個性的な外観にしたいのなら、タイルやレンガなどが候補に挙がるでしょう。タイルの色や大きさ・並べ方を工夫することにより、自分好みの外壁を手に入れることができます。また、サイディングもデザインが豊富にあるので、組み合わせなどを考えて個性をアピールすることも可能です。

3-4.耐久性を重視したい

耐久性を重視するのなら、レンガがおすすめです。レンガはそのほかの素材よりも耐久性が高く、数十年以上の寿命があります。適切なメンテナンスを行えば、100年近く持つこともあるでしょう。レンガは経年などにより古びても、むしろ味わいが出るのがポイントです。また、ALCも軽量で耐震性・耐熱性・耐火性に優れる点で、候補に挙がります。都会的でシンプルな外観を好む場合は、ALCの使用を考えてみてください。

4.信頼できる外壁工事・塗装業者の選び方

信頼できる外壁工事・塗装業者を選ぶポイントを詳しく見ていきましょう。

4-1.外壁工事や塗装工事の実績が豊富にある

外壁工事や塗装工事の実績が豊富にある業者を選びましょう。豊富な実績があれば、顧客からのあらゆる要望に応えてくれるはずです。また、多くの顧客から信頼されている証拠でもあります。さらに、理想の外壁に近づけるために、適切なアドバイスをしてもらえることも大きなメリットです。なお、当オフィスチャンプでも、数多くの外壁工事や塗装工事をお受けしています。まずは、お気軽にご相談ください。

4-2.技術力が高い

外壁工事や塗装工事は、技術力が高い業者に依頼しましょう。施工事例をチェックすると、業者の技術力が分かりやすいのでおすすめです。また、腕のいい職人を多数抱えており、丁寧な作業と高品質な仕上がりで定評があることも確認してください。なお、技術力が高い業者に依頼すれば、低品質な工事による不具合が発生しにくいのもメリットです。

4-3.リーズナブルな工事費用

業者選びでは、工事費用がリーズナブルな点も重要なポイントになります。工事費用は、業者によって大きく異なるため、2~3社に見積もりをもらって比較してみるといいでしょう。見積もりをチェックするときは、金額だけでなく工事内容もきちんと確認してください。なお、金額が安くても工事品質が悪い業者に依頼してはいけません。結局、不満が残ったり早期にやり直し工事をしたりすることになるからです。

4-4.スタッフの対応がよく顧客からの評判も上々

スタッフの対応がよいことも信頼できる業者の特徴です。顧客からの相談や質問に対して、丁寧な言葉遣いと態度で接することができる業者なら、安心して依頼することができます。また、スタッフの対応のよさと同時に、顧客からの評判もチェックしましょう。最近では、インターネットで簡単に業者の評判を調べることができます。複数の顧客から悪い評判がある業者は、何かしらの問題があると考えて避けたほうがいいでしょう。

4-5.保証やアフターフォローが充実している

保証やアフターフォローが充実している業者を選びましょう。工事が完了しても、長期の保証期間があれば何か不具合が出たときでも安心です。また、定期的にメンテナンスを受けることができれば、外壁をベストの状態で長く維持することができます。工事費用が安く済んでも、いざというときに保証やアフターサービスが受けられないのではいけません。

5.外壁の素材に関するよくある質問

最後に、外壁の素材に関する質問に回答します。それぞれ参考にしてください。

Q.新築後何年したら外壁の素材を交換するべきか?
A.10~15年程度を目安に考えるといいでしょう。経年・風雨・紫外線などにより外壁の素材が劣化して、寿命を迎えるタイミングになります。ただし、台風や大雨などの自然災害などの予期せぬ影響により、10年に満たなくても交換が必要になることもあるでしょう。

Q.外壁の素材をモルタルからサイディングに交換するときのポイントは?
A.状況に応じて、外壁の補強工事や防水工事を同時に行うことがおすすめです。ただし、単なる交換工事だけと比べ、費用も期間も必要になります。

Q.レンガを素材にした外壁でより個性を主張する方法は?
A.異なる色のレンガを組み合わせて模様を表現したり、白などの珍しい色を使ったりするといいでしょう。また、レンガの積み方によっても印象が変わるので、業者とよく相談してみてください。

Q.タイルの外壁を長持ちさせるコツは?
A.汚れを放置せず、こまめに水をかけたりして掃除することです。台風や大雨の後は、特に汚れているのできちんとお手入れしましょう。また、タイルよりコーキング材の劣化が早いので、ひび割れや欠けがないかチェックし、必要に応じて修理することをおすすめします。

Q.外壁工事や外壁塗装工事では足場を組むことになる?
A.作業の安全を確保するために、足場を組む業者が多いでしょう。足場を組む場合、追加で数十万円以上の費用がかかることがあります。なお、当オフィスチャンプでは足場を組まずに作業を行い、工事費用を大幅に安くすることを実現しました。工事期間も短くなるので、ぜひご検討ください。

まとめ

今回は、外壁の素材について詳しく解説しました。外壁の素材を選ぶときは、それぞれのメリットとデメリットをよく理解し、最もメリットが大きいと感じるものを選ぶといいでしょう。価格が安いから、すぐに工事できるから、という点だけで選ぶと長い目で見て後悔しやすいので注意してください。なお、外壁工事や外壁塗装工事は、この記事を参考に信頼できる業者に相談して進めることをおすすめします。特に、実績が豊富で技術力の高い業者なら、理想の外壁を実現する手助けをしてくれることでしょう。


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