外壁塗装の膨れは何が原因？ 放置するリスクと対処法を詳しく！

1．外壁塗装の膨れが起こる原因は？

最初に、外壁塗装の膨れが起こる原因について見ていきましょう。

1-1．塗膜の劣化

外壁塗装の膨れは、塗膜の劣化が原因です。塗膜は、経年や紫外線・風雨・汚れなど、さまざまなことで徐々に劣化します。塗膜が劣化して細かなひび割れができ、水分が入り込むことで膨れが生じるのです。塗膜の劣化が原因の場合は、膨れ以外にも、ひび割れや色あせ・チョーキング（塗膜の表面をこすると白っぽい粉が付着する）が同時に見られることもあります。

1-2．施工不良

施工不良も外壁塗装に膨れが発生する原因の一つです。たとえば、下地の乾燥不足があると、塗料と下地の間に空気や水分が入り込んで、膨れてしまうことがあります。急ピッチで外壁塗装を仕上げたり、雨天でも外壁塗装を決行したりした場合によくある状態です。施工不良が原因の場合は、業者側の落ち度といえます。

1-3．弾性塗料の使用

塗料の性質によって、外壁塗装に膨れが生じやすいことがあります。中でも、弾性塗料を使用している場合は注意してください。弾性塗料は、伸びがよいことが主な特徴です。たとえば、外壁にひび割れが発生しても、軽いものなら塗料が延びてカバーしてくれます。ただし、通気性に乏しいため、下地から湿気が上がってきた場合は膨れてしまいやすいのです。特に、夏場になると大きな膨れが複数の箇所で発生しやすくなります。

2．外壁塗装の膨れを放置するリスク

外壁塗装の膨れを放置するとどんなリスクがあるか具体的に解説します。

2-1．建物の美観を損ねる

外壁塗装の膨れを放置すると、建物の美観を損ねます。広範囲かつ複数の箇所で膨れが出てくると、外壁がボコボコとして異様な感じになってしまうからです。また、建物の管理が行き届いていない印象を与えるのもいけません。特に企業のビルは、自社イメージの悪化につながるので早めに対処する必要があります。

2-2．外壁の劣化が進む

外壁塗装の膨れを放置すると、外壁の劣化が進んでしまいます。外壁にできた膨れは、自然消滅することはありません。放置すると、悪化して広がるばかりです。また、膨れが発生した部分は、外壁を守る効果が落ちてしまっているのもいけません。簡単に表面が破れてしまい、雨水が外壁にしみ込んで素材を劣化させてしまいます。

2-3．雨もりの原因になる

雨もりの原因になるのも、外壁の膨れを放置するリスクの一つです。塗膜の膨れを放置すると、いずれ表面が破れて雨水などがしみ込んでしまいます。すると、雨もりが起きることがあるのです。屋内の壁にシミができたのでよく調べてみたら、外壁の膨れ部分から雨もりしていたという例もよくあります。雨もりは、外壁だけでなく外壁内部も腐食させて強度を弱める原因にもなるので注意してください。

2-4．補修費用がかさむ

外壁塗装の膨れを放置すると、ダメージが広がって補修費用がかさむのもデメリットといえます。外壁の膨れがごく狭い範囲だけの場合なら、比較的簡単に補修できるため、費用も安く済ませることが可能です。しかし、放置してしまうと外壁内部まで傷んでしまい、補修では対応できずに外壁材の交換が必要になることもあります。大掛かりな工事になるので、費用だけでなく工期も長く掛かって大変です。

3．外壁塗装の膨れはどう対処する？

外壁塗装の膨れを発見した場合の対処法を詳しく解説します。

3-1．自分で補修するのは難しい

外壁塗装の膨れを自分で補修するのは難しいでしょう。単なる塗装の剝がれとは異なり、下地の状態をチェックしたりやり直したりする必要があるからです。表面的には補修できたかに見えても、すぐに再発してしまう可能性があります。それに、補修した部分と周囲とで、新旧の差が目立ってしまうのもデメリットです。確実かつキレイに対応するためにも、外壁塗装の膨れは専門業者に補修を依頼しましょう。

3-2．信頼できる専門業者の選び方

外装塗装の膨れを補修するには、以下の条件を満たす業者に依頼しましょう。

• 外壁塗装の補修実績が豊富にある
• 丁寧な作業と高品質な仕上がりで定評がある
• 現地視察および見積もりは無料
• リーズナブルかつ分かりやすい料金システム
• 希望の工期に合わせてくれる
• スタッフの感じがよく顧客からの評判も上々
• 保証やアフターサービスが充実している

なお、当オフィスチャンプでも、数多くの外壁塗装の補修をお受けしており、ご好評をいただいています。まずは、お気軽にお問い合わせください。

3-3．悪質業者と契約しないこと

悪質業者と契約しないように注意してください。特に、外壁塗装は悪質業者に目を付けられやすく、実際に多くのトラブルが発生しています。たとえば、以下のような特徴が当てはまる業者は悪質です。

• 突然訪問してきて「外壁がボロボロなのですぐに補修しないと大変だ」などと不安をあおる
• 「今だけ80%OFFで外壁塗装ができる」などと必要以上にお得感をアピールする
• 社員証や身分証を提示せず、要求してもはぐらかす
• 強い言葉や態度で契約を取ろうとする
• 見積もりだけでも有料
• 法外に高くて不透明な料金システム
• きちんと断っているのにしつこく居座る
• スタッフの態度や言葉遣いが悪い
• 顧客からの評判が悪い
• 正式な契約書を作成しない
• 保証やアフタフォローの説明がない

4．外壁塗装の膨れに関するよくある質問

最後に、外壁塗装の膨れに関する質問に回答します。それぞれ参考にしてください。

Q．外壁塗装の膨れは何年経過すると出やすい？
A．施工不良や塗料の性質によるものは、数か月以内に出ることもあります。一方、外壁塗装の劣化によるものは、数年後に出やすくなるのが特徴です。

Q．前回の外壁塗装から10年経過しているが全体を塗り替えたほうがよいか？
A．予算が十分にある場合は、全体的に塗り替えることをおすすめします。10年経過した外壁塗装に膨れが発生している場合、下地と塗料の両方が寿命を迎えている可能性があるからです。

Q．外壁塗装の膨れ補修にかかる費用の目安は？
A．以下を参考にしてください。

• 膨れの部分補修だけ：3～10万円程度
• 外壁全体の塗り替え：数十万円程度～

なお、当オフィスチャンプでは無足場工法を採用しており、費用を抑えながらも高品質な仕上がりが特徴となっています。ぜひ、ご検討ください。

Q．タイル外壁なら膨れが発生しない？
A．タイル外壁は通常外壁塗装を伴わないため、塗装の膨れを心配する必要はありません。ただし、タイル外壁の場合は、タイル納期や剝落に注意する必要があります。

Q．外壁塗装の膨れを補修したのに、すぐ再発したのですが？
A．まずは、業者へ連絡して現場視察をしてもらいましょう。施工不良による膨れの場合は、すぐにやり直してもらえるはずです。

まとめ

今回は、外壁塗装の膨れについて詳しく解説しました。外壁塗装が劣化したり施工不良があったりすると、外壁塗装が膨れることがあります。そのまま放置すると劣化が進んでしまうので、早急に補修してください。なお、外壁塗装の膨れを補修するには、信頼できる業者に依頼することが大切です。この記事を参考にして信頼できる業者によく相談し、補修を進めてください。