ビルを外壁塗装するタイミングや方法は? 費用を抑えるコツも伝授!


「ビルの外壁塗装をやり直したいけど、どんなタイミングがベストなのだろう」「ビルの外壁塗装の費用を抑える方法を知りたい」とお考えではないでしょうか?

ビルの外壁塗装をやり直したくても、適切なタイミングで行いたいし、費用もなるべく安く済ませたいですよね。しかし、実際にはどこにどんな方法で外壁塗装を依頼すればよいのか、どんなポイントを押さえておくべきかなどよく分からないこともあるでしょう。

そこで今回は、ビルの外壁塗装について詳しく解説します。

  1. ビルの外壁塗装が重要な理由
  2. ビルの外壁塗装におすすめのタイミング
  3. ビルの外壁塗装の種類
  4. ビルの外壁塗装にかかる期間は?
  5. ビルの外壁塗装をする前の注意点
  6. ビルの外壁塗装の費用を抑える方法は?
  7. ビルの外壁塗装業者の選び方
  8. ビルの外壁塗装に関するよくある質問

この記事を読むことで、ビルを外壁塗装するポイントや注意点がよく分かります。ビルの外壁塗装をお考えの方は、最後まで記事を読んでみてください。

1.ビルの外壁塗装が重要な理由

最初に、ビルの外壁塗装が重要な理由について詳しく見ていきましょう。

1-1.美観が高まる

ビルの外壁塗装が重要な理由として、美観が高まることが挙げられます。外壁塗装は面積が広いため、ビルの美観を大きく左右するものです。実際に、外壁塗装が美しいビルは、とてもよい印象を受けます。ビルの美観が高まることで、テナントの印象もアップするなどの相乗効果を期待することも可能です。

1-2.耐久性を維持できる

ビルの耐久性を維持できることも、外壁塗装が重要な理由の一つです。外壁塗装は、外壁材を風雨や紫外線などの影響から守る役割があります。適切に外壁塗装されたビルは、外壁材の劣化スピードが遅くなり、耐久性を長く維持することが可能です。ビルは大勢の人が過ごす場所であり、高い耐久性が求められます。大勢の人の安全性を確保するためにも、ビルの外壁塗装は重要だといえるのです。

1-3.屋内で快適に過ごせる

ビルの外壁塗装は、屋内で快適に過ごせることにもつながります。たとえば、外壁塗装で遮熱効果がある塗料を選べば、屋内が外気温の影響を受けにくくなるのです。また、屋内が外気温の影響を受けにくくなることで、光熱費の節約にもつながります。さらに、きちんと外壁塗装されていることで雨もりのリスクが減り、湿気によるカビや雑菌などの繁殖を抑えられることも大きなメリットです。

1-4.資産価値が高まる

資産価値が高まることも、ビルの外壁塗装が重要な理由といえます。外壁塗装が美しいビルは外観イメージがよく、手入れが行き届いている印象を受けるからです。たとえば、売却を考えている場合、外壁塗装の状態がよければ希望価格で取り引きしやすくなります。場合によっては、想定以上の価格での売却も夢ではありません。

2.ビルの外壁塗装におすすめのタイミング

ビルの外壁塗装におすすめのタイミングを、具体的に見ていきましょう。

2-1.外壁塗装の劣化が目立つ

ビルの外壁塗装の劣化が目立ったら、やり直すのによいタイミングといえます。ビルの外壁塗装は、風雨や紫外線にさらされ続けているため、考えているよりダメージを受けやすいものです。外壁塗装の劣化が目立つビルは、実際の築年数より古く見える、手入れが行き届いていないといったマイナスの印象を与えます。ビルの美観を維持し、見た目のイメージをよくするためにも、外壁塗装をやり直すとよいでしょう。

2-2.ビルの外観イメージを変えたい

ビルの外観イメージを変えたい場合も、外壁塗装をやり直すのにおすすめのタイミングです。外壁塗装の色を変更することで、外観イメージを一新することができます。また、同じ色であっても新たに外壁塗装し直すことで、色あせや汚れなどが解消されて、ビルを建て直すよりも安価に外観イメージを変えることが可能です。

2-3.前回の外壁塗装から10年以上経過した

前回の外壁塗装から10年以上経過した段階でやり直しを検討するのも、おすすめです。実際には、10年程度経過した時点でも、外壁塗装の耐用年数がまだ残っているケースもあるでしょう。しかし、よく見ると細かなひび割れが発生していたり、色あせや汚れなどが気になったりすることがあります。劣化が進む前に外壁塗装をやり直すことで、手間や費用を最小限に抑えることが可能です。

3.ビルの外壁塗装の種類

ビルの外壁塗装の種類について、塗料と工法でそれぞれ解説しましょう。

3-1.外壁塗装の主な塗料

ビルの外壁塗装によく使われる塗料を、詳しく見ていきましょう。

3-1-1.ウレタン塗料

ウレタン塗料とは、主成分にウレタン樹脂を含む塗料のことです。塗料の密着度が高く、色や種類が豊富なことが特徴で、安価であることから、初期費用を抑えたい場合に向きます。ただし、耐用年数が8~10年程度と短いため、メンテナンスの手間がかかるのがデメリットです。

3-1-2.シリコン塗料

シリコン塗料とは、主成分にシリコン樹脂を含む塗料のことです。価格と品質のバランスが優れているため、ビルの外壁塗装にも多く使われています。耐用年数は10~12年程度で、主なメリットはツヤのある仕上がりになる、耐久性が高い、色や種類が多いなどです。一方、塗膜が硬くひび割れしやすい点などがデメリットといえます。

3-1-3.ラジカル塗料

ラジカル塗料とは、高耐候酸化チタンと光安定剤が配合された塗料になります。ラジカル塗料のメリットは、耐用年数が14~16年ほどと長く、防汚性や防カビ性に優れている点などです。また、伸びがよいので塗装しやすいのもメリットといえるでしょう。半面、濃い色のバリエーションが少ない、価格が高いなどの点がデメリットです。

3-1-4.フッ素塗料

フッ素塗料とは、蛍石が主成分のフッ素塗料を配合した塗料のことです。耐久性や対候性に優れており、ビルの外壁塗装用に適しています。耐用年数も15~20年程度と長く、メンテナンスの手間を減らすことが可能です。ただし、価格が高いため、初期費用がかかるのがデメリットになります。また、ツヤ消し仕上げを望む場合には向きません。

3-1-5.無機塗料

無機塗料とは、鉱物・レンガ・ガラスなどの無機物を配合した塗料のことです。無機塗料は、耐久性に優れるのが大きな特徴で、耐用年数が15~20年以上といわれているため、メンテナンスの手間を省きたい場合に向きます。ただし、価格が高く、塗膜がひび割れしやすいといった点がデメリットです。

3-2.外壁塗装の主な工法

ビルの外壁塗装は、主に以下の3つの工法により進められます。

3-2-1.刷毛(はけ)工法

刷毛工法とは、塗装用の刷毛を使って塗装する工法のことです。細部や凹凸のある部分もキレイに仕上げることができるのが、主なメリットになります。デメリットは、そのほかの工法と比較すると塗装時間が長くかかり、工費が高くなることなどです。

3-2-2.ローラー工法

ローラー工法とは、専用のローラーで塗装する工法のことです。広範囲を短時間で均一に塗装しやすく、塗膜に厚みを出せることなどが主なメリットになります。一方、細かな部分の塗装には向いていない、塗料が乾くのに時間がかかるなどの点がデメリットです。また、通常、細かな部分の塗装は、刷毛工法を併用することが多くなります。

3-2-3.スプレー工法

スプレー工法とは、スプレーガンなどを使用して塗料を吹き付けて塗装する工法になります。主なメリットは、短時間で広範囲を塗装できる、立体感のある仕上がりを実現できる、細かな部分もキレイに塗装できるなどです。デメリットは、塗料が飛散して無駄になりやすい、塗料の臭いが拡散しやすい、塗装ムラが出やすいなどになります。

4.ビルの外壁塗装にかかる期間は?

ビルの外壁塗装にかかる期間について、具体的に見ていきましょう。

4-1.塗装面積に大きく左右される

ビルの外壁塗装の期間は、塗装面積に大きく左右されます。小規模なビルでは、2週間程度で完了することもあるでしょう。しかし、大型ビルともなると、すべての工程が完了するまで数か月程度かかることがあります。余裕を持って工期を設定設定するほか、早めに業者へ依頼することが大切です。

4-2.雨が多い季節は工期が長引く

雨が多い季節は、塗装工事が中断しやすく、工期が長引くものと考えておいたほうがよいでしょう。ビルの外壁塗装工事では、塗装工程が何段階もあり、その都度十分に乾燥させる必要があります。しかし、雨が降ると塗装作業を行うことができず、また、塗料を十分に乾燥させることができません。そのため、雨が多い季節は、工期が大幅に遅れることがあるのです。

4-3.外壁材の劣化があると工期が長引く

外壁材の劣化がある場合は、必要な補修をしてからの外壁塗装になります。したがって、外壁塗装だけの場合よりも、工期が長引くことになるでしょう。特に、外壁材の劣化が広範囲におよんでいる、外壁材に深いひび割れがあるといった場合は、補修だけでも数日~数週間程度必要になることがあります。そのため、当初の予定より工期が長引いてしまうのです。

5.ビルの外壁塗装をする前の注意点

ビルの外壁塗装をする前には、いくつか注意すべき点があります。

5-1.なるべく実例サンプルを見て色を選ぶ

ビルの外壁塗装の色を決めるときは、なるべく実例サンプルを見て選ぶようにしましょう。業者が提示するカラーサンプルは、面積が小さいだけでなく、多くの場合室内で見ることになるでしょう。しかし、屋外で広い面積に塗装された状態と比較した場合、同じ色であってもまったく違った印象になることがあります。屋内で目にしたカラーサンプルで気に入った色でも、実際に外壁塗装された状態では気に入らないケースもあるので、注意してください。

5-2.テナントへ工事内容やスケジュールを連絡しておく

テナントへ工事内容やスケジュールを連絡しておくことも、忘れてはいけないポイントになります。事前に工事内容やスケジュールを知らせておくことで、テナント側も適切な準備ができるからです。連絡が遅れると、テナントの営業に支障が出てしまうため、遅くとも工事開始日の1週間前までには連絡しておきましょう。

5-3.自治体の景観条例に違反しないようにする

ビルの外壁塗装を進める際、自治体の景観条例に違反しないように注意してください。自治体によっては景観条例によって、ビルの外壁塗装に制限がかかることがあります。特に、歴史的な街並みの保存に力を入れていたり、閑静な住宅街があったりする自治体は注意が必要です。中には、外壁塗装の色などに細かな制約があることがあるので、事前に確認しておきましょう。

6.ビルの外壁塗装の費用を抑える方法は?

ビルの外壁塗装の費用を抑える方法について、詳しく見ていきましょう。

6-1.安い塗料や工法を選ぶ

ビルの外壁塗装の費用を抑えるには、安い塗料や工法を選ぶことが一つの方法です。外壁塗装用の塗料は、種類やグレードによって大きな価格差があります。また、外壁塗装の工法によっても、難易度や工期の長さの違いにより、費用が異なるものです。そのため、初期費用を抑えるには、安い塗料と工法を組み合わせるとよいでしょう。ただし、安い塗料は総じて耐用年数が短く、メンテナンスの手間がかかることから、慎重に検討する必要があります。

6-2.必要な場所だけに限定する

必要な場所だけに限定することで、ビルの外壁塗装の費用を抑えることができます。たとえば、色あせや軽いひび割れがごく狭い範囲だけに見られる程度なら、ビル全体を外壁塗装する必要がないケースもあるでしょう。ただし、外壁塗装し直した部分と周囲とで新旧の差が目立つことがあるため、許容できるかどうかが問題になります。

6-3.無足場工法を採用している業者に依頼する

無足場工法を採用している業者に依頼すると、ビルの外壁塗装の費用をグンと抑えることができます。無足場工法とは、足場を組まずに作業する工法のことです。無足場工法での外壁塗装では、足場代が不要になるため、大幅な費用削減につながります。なお、当オフィスチャンプも、ビルの外壁塗装で無足場工法を採用しており、安価な塗装費用を実現していますので、ぜひお問い合わせください。

7.ビルの外壁塗装業者の選び方

ビルの外壁塗装を依頼するには、さまざまなポイントをチェックして信頼できると判断した業者を選ぶことが大切です。

7-1.ビルの外壁塗装で豊富な実績がある

まずは、ビルの外壁塗装で豊富な実績がある業者を選びましょう。特に、長年にわたってビルの外壁塗装を数多く受注してきた業者は、信頼できると判断できるからです。業者の中には、一戸建てや低層階アパートなどの外壁塗装を主体としているケースもあります。しかし、一戸建てや低層階アパートなどとマンションやビルといった高層階の建物とでは、必要となる専門知識やノウハウが異なるものです。ビルの外壁塗装は、ビルの外壁塗装で豊富な実績がある業者に依頼することが大切といえます。

7-2.現場視察や見積もりは無料

信頼できる業者は、多くが現場視察や見積もりを無料で行っているのも特徴です。外壁塗装を依頼するには、最初に業者が現場視察を行い、費用や工期などの見積もりを行う必要があります。現場視察や見積もりだけでも、スタッフの人件費などがかかるため、本来なら有料でもおかしくありません。しかし、有料では、気軽に依頼できなくなってしまいます。そこで、信頼できる業者では依頼者の立場になって考え、現場視察や見積もりを無料で行っているのです。もちろん、当オフィスチャンプも現場視察や見積もりは無料ですから、お気軽にお申し付けください。

7-3.料金システムが分かりやすくてリーズナブル

信頼できる業者では、料金システムが分かりやすくてリーズナブルです。外壁塗装の費用は、使用する塗料や工法、塗装面積、足場の有無など、さまざまなことを考慮して算出します。このとき、信頼できる業者は、見積もりの際に分かりやすく明細を提示してくれるので安心です。また、リーズナブルな料金システムで、相場を大きく外れることもありません。

7-4.希望の工期に合わせてもらえる

希望の工期に合わせてもらえることも、信頼できる業者の特徴です。たとえば、特定の日に必ず間に合わせる必要がないのなら、業者に都合のよい工期で進めてもよいでしょう。しかし、多くの場合、特定の日までに完了させておきたい、なるべく早くキレイにやり直したいといった希望があるものです。もちろん、繁忙期などで必ずしも希望の工期に合わせてもらえるとは限りませんが、信頼できる業者であれば最善を尽くしてもらえます。

7-5.スタッフの教育が行き届いており顧客からの評判もいい

信頼できる業者では、スタッフの教育が行き届いており顧客からの評判もいいことも特徴になります。満足度の高い仕上がりを実現するには、依頼者の要望をきちんとヒアリングして反映することが大切です。そのためには、依頼者とスタッフとの良好なコミュニケーションが必要不可欠といえます。信頼できる業者では、丁寧な言葉遣いや対応の仕方をスタッフにしっかり教育しているため、当然ながら、顧客からの評判も上々です。

7-6.保証やアフターフォローが充実している

ビルの外壁塗装は、保証やアフターフォローが充実している業者に依頼しましょう。信頼できる業者では、外壁塗装が完了した後も保証やアフターサービスが充実しているため、何かあったときでも安心です。また、外壁塗装が良好な状態を長く維持しやすくなります。実際にどんな保証やアフターフォローが受けられるかについては、業者に確認してみてください。

8.ビルの外壁塗装に関するよくある質問

マンションのひび割れ(クラック)工事に関するQ&A

最後に、ビルの外壁塗装に関する質問に回答します。それぞれ役立ててください。

Q.前回の外壁塗装から20年が経過している場合は必ずやり直すべきか?
A.現時点で特に問題も不満もない場合は、すぐにやり直す必要はないでしょう。ただし、外壁塗装の劣化は確実に進んでいるため、早めにやり直しを検討するのがおすすめです。

Q.悪天候で外壁塗装の工期が遅れた場合は補償してもらえる?
A.補償の対象外となるのが一般的になります。悪天候による工期遅れは、業者の過失にならないからです。

Q.前回と同じ色で外壁塗装を依頼する場合の注意点は?
A.たとえ前回と同じ色・同じ塗料を指定した場合であっても、必ずしも同一の仕上がりになるとは限らないので、注意してください。塗料のロットの違い、天候などの塗装条件の違いなどがあるからです。

Q.無足場工法だと仕上がりが悪いのでは?
A.無足場工法を選んでも、仕上がりが悪くなることはありません。むしろ、無足場工法を採用している業者は、高い技術力と経験があることから、仕上がりが高品質で評判がよいことが特徴になっています。

Q.ビルの外壁塗装工事中でもテナントの営業は通常どおりできる?
A.問題ありません。テナントの入口付近の養生シートを開放することなどで、問題なく営業することができます。

まとめ

今回は、ビルの外壁塗装について詳しく解説しました。ビルの外壁塗装には、美観を高める、耐久性を維持するなど、多くの役割やメリットがあり、定期的にやり直すことに大きな意味があります。なお、ビルの外壁塗装は、さまざまなポイントをチェックして信頼できると判断した業者に依頼することが大切です。当オフィスチャンプも、ビルやマンションの外壁塗装で豊富な実績があり、大変ご好評をいただいています。現場視察や見積もりは無料ですので、お気軽にお申し付けください。


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