マンションタイルを修繕するには? 劣化サインや無足場工法のメリットなどを解説


「なぜマンションのタイル修繕が必要なのか」「どのようなタイミングで工事すればいいのか」など、マンションのタイル修繕で悩んでいる方は多いでしょう。

タイルの劣化がひどくなればなるほど修繕費用が高額になるため、適切なタイミングで行うのが理想です。ベストタイミングでタイル修繕を行えば、費用を最小限に抑えることができるでしょう。

そこで、本記事では、タイル修繕のプロセスや劣化サインなどについて詳しく説明します。

  1. タイルの劣化や損傷を示すサイン
  2. タイル修繕のプロセスを紹介
  3. 無足場工法の採用とそのメリット
  4. オフィスチャンプのサービス紹介
  5. タイルの修繕に関してよくある質問

この記事を読むことで、タイルの劣化サインや修繕プロセス、無足場工法のメリットなども分かります。気になっている方はぜひ参考にしてください。

1.タイルの劣化や損傷を示すサイン

まずは、タイルの劣化や損傷を示すサインについてチェックしましょう。

目地の剝がれとひび割れ

タイルが劣化すると、目地の剝がれがひどくなり、ひび割れが目立つようになります。外壁タイルの目地は、タイルを1枚1枚貼り合わせるための役割を担っている部分です。つまり、目地が劣化すると、自然とタイルが剝がれ落ちるようになります。また、目地を埋めるためにモルタルを塗布しますが、モルタルは雨にさらされると水分を含み、乾燥しやすくなるのです。その乾燥によってひび割れが生じ、タイルの劣化が進行します。

タイルの剝がれと浮き

タイルが一部でも剝がれていたり、浮いていたりする場合は、早めの修繕が必要です。タイルの剝がれと浮きを放置すればするほど、どんどん劣化が進んでいき、周辺のタイルまで悪影響をおよぼしてしまうことになるでしょう。被害の拡大を抑えるためにも、早めの修繕が大切です。また、タイルの剝がれと浮きが発生しているということは、モルタルが壁から浮いている状態といえるでしょう。

表面のひどい汚れ

タイルの表面がひどく汚れている場合も、劣化のサインです。タイルの耐用年数は50年以上といわれていますが、しっかりとメンテナンスを行えばキレイな状態を保つことができます。タイル自体は長く保てますが、タイルを貼り付ける接着剤や目地材の老朽化、そしてタイル表面の汚れが劣化の原因になるのです。また、ひどい汚れが付着しているタイルは見た目が悪く、周囲にも悪影響をおよぼす恐れがあります。タイルの表面に汚れが付着している場合は、高圧洗浄機を用いればキレイになるでしょう。

2.タイル修繕のプロセスを紹介

ここでは、タイル修繕のプロセスを紹介します。

最初に外壁調査・打診チェックを行う

まずは、外壁調査・打診チェックを行う必要があります。外壁調査とは外壁がどのような状態になっているのか、詳しく調べることが目的です。外壁の状態を調べることで、適切な方法で修繕ができます。そして、打診チェックは、外壁のタイルを軽くたたいて状態を確認する方法です。パルハンマーと呼ばれる打診棒を用いて、タイルの状態をチェックします。なお、タイルから軽い高音が響いた場合は、修繕が必要です。

見積書等の確認と足場の設置

外壁調査と打診チェックを終えた後は、具体的な工事計画を立てて施工に入ります。施工業者から見積書や契約書が提示されるので、内容をしっかりと確認することが大切です。見積書や契約書の内容に疑問点や不明点がある場合は、すぐに尋ねましょう。見積書等に納得すれば、足場の設置へと進みます。

下地が傷んでいる場合は下地補修

外壁調査で下地が傷んでいると判明した場合は、タイルを修繕する前に下地補修を行います。下地を補修せずに次へ進むと、タイルを修繕してもすぐに剝がれたり、目地部分が劣化したりする恐れがあるからです。施工後にタイルが剝がれ落ちた場合、施工業者が下地補修を怠っていた可能性があります。特に、タイルが広範囲で浮いていたり、ひび割れが起きていたりする場合は、破損箇所をすべて剝がした上で張り替えが必要になるでしょう。

タイルを修繕する

しっかりと下地補修をした後は、タイルの修繕作業へと進みます。タイルの主な修繕方法は、張り替えか接着剤の注入です。軽度な劣化であれば、接着剤を注入するだけで修繕できるでしょう。タイルに接着剤を注入する際は、目地またはタイルに穴を空けることになります。そして、接着剤となるエポキシ樹脂を流し込む流れです。ただし、劣化サインが広範囲に見られる場合は、張り替えが必要になります。タイルの張り替えは、接着剤の注入よりも時間と費用がかかるので注意が必要です。

タイルの目地を修繕する

最後は、タイルの目地を修繕します。前述したように、目地はタイルをつなぎ合わせる役割を担っているほか、水の浸入を防いだり、建物のクッション材になったりする重要な部分です。目地の劣化によってタイル自体にも悪影響をおよぼす恐れがあるため、目地の劣化は早めに修繕したほうがいいでしょう。なお、タイルの修繕方法は、シーリングやモルタルなどの充填材を用いて、劣化している部分をキレイに整えます。

最終確認と足場の解体

施工後に修繕箇所を確認し、問題がなければ足場を解体します。仕上がりに問題がある場合は、すぐに施工業者へ確認しましょう。不安要素を放置していると、後でトラブルになるリスクが高まるので注意してください。

3.無足場工法の採用とそのメリット

ここでは、無足場工法の採用とそのメリットを解説します。

無足場工法は足場をかけない工法

無足場工法とは、足場をかけない工法です。一般的に、タイル修繕といった外壁工事は足場を組み立てることになります。産業用ロープアクセスなど技術の発達により、足場でも外壁工事が可能になりました。足場をかけずに行う無足場工法は、足場の設置にかかる工事が短縮できるなど、さまざまなメリットがあります。

費用を最小限に抑えることができる

無足場工法のメリットは、費用を最小限に抑えられるという点です。足場の設置と解体には、外壁工事全体の3分の1がかかるといわれています。無足場工法を採用すれば、足場代が浮き、タイル修繕工事費用の削減につながるでしょう。できるだけ費用を抑えたい方は、無足場工法がおすすめです。

狭いスペースでもタイルの修繕ができる

隣の建物との距離が近い場合、足場が設置できないケースがあります。無足場工法は、足場が設置できない狭いスペースでもタイル補修工事が可能です。無足場工法は屋上からロープで吊(つる)された作業員が、上下に移動しながら修繕を行います。そのため、人が1人入れるスペースであれば、隣の建物との距離が狭くともタイルが修繕できるというわけです。足場の設置が難しいから……と諦めている方でも、無足場工法ならタイルの修繕が可能になります。

近隣への影響を抑えられる

無足場工法は足場を設置する必要がないため、近隣への騒音など悪影響を抑えることができます。足場の設置や解体、作業員が歩くだけでも金属音が響くでしょう。騒音対策のために、工事時間は決められていますが、昼間でも騒音に悩まされる人が出てきます。近年は、少しの音でも騒音トラブルになる恐れがあるため、近隣への影響を抑えるためにも無足場工法がおすすめです。

工事が短縮できる

無足場工法は足場を設置したり、解体したりする作業が要らないので、工事が短縮できます。施工範囲にもよりますが、足場の設置と解体にはそれぞれ丸1日かかるでしょう。無足場工法を採用すれば、約2日工事が短縮できるというわけです。できるだけ早めに工事を終わらせたい方は、無足場工法を採用してみてはいかがでしょうか。

4.オフィスチャンプのサービス紹介

ここでは、オフィスチャンプのサービスを紹介します。

他社の8~5割という低価格

オフィスチャンプは、直接施工なので他社の8~5割という低価格でのタイル修繕が可能です。一般的な施工業者は、工事を下請け業者へ依頼する傾向があります。下請け業者へ依頼する場合、人件費などの中間マージンが発生するため、費用が上乗せされることになるでしょう。けれども、オフィスチャンプは下請け業者に依頼せず、広告費用も削減しています。タイル修繕費用が心配な方は、ぜひオフィスチャンプへご依頼ください。

マンションやアパートなどの大規模修繕も対応可能

無足場工法による直接施工で、オフィスチャンプは年間50~70件の建物を担当しています。これまでさまざまな建物の工事を担当してきたので、実績と経験が豊富です。また、マンションやアパート、ビルといった大規模修繕にも対応しています。さらに、外壁塗装・タイル工事・シーリング工事・下地補修など、多種多様な工事にも対応可能です。

タイル工事の費用相場をチェック!

タイルの修繕にいくらかかるのか、気になっている方は多いでしょう。目安として、オフィスチャンプにおけるタイル工事の費用を下記にまとめました。

4階建てテナントビルの場合

  • 落下防止養生:600,000円
  • タイル張り替え:1,800,000円
  • 諸経費:300,000円

なお、足場を設置する場合は、足場代として3,600,000円かかります。足場ありと足場なしとでは、およそ3,000,000円もの違いが出てくるのです。

まずは無料見積もりを

無足場工法によるタイル修繕を検討している方は、まずは無料見積もりをご依頼ください。オフィスチャンプでは、無料見積もりと無料相談を受け付けています。無料見積もりではしっかりとヒアリングを行い、現地調査をした上で最適なプランを提案しているのでご安心ください。見積書の内容やプランに納得いただけない場合は、キャンセルしていただいても構いません。どのような悩みでも親身になって相談に応えているので、ぜひ一度お問い合わせください。

5.タイルの修繕に関してよくある質問

タイルの修繕に関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.タイルを修繕しないとどうなるのか?
A.外壁のタイルが剝がれ落ちてしまい、通行人にあたってしまう恐れがあります。剝がれ落ちたタイルが通行人にあたれば、マンションの管理組合や管理人が賠償責任を負うことになるでしょう。また、タイルの修繕を怠ると費用が高額になるほか、建物の耐久性も低下します。

Q.無足場工法にデメリットはあるのか?
A.屋根の形状が変形している場合、専用機器が設置できません。無足場工法は屋上に専用機器を設置することになるため、設置できない状態だと無足場工法が難しくなるでしょう。また、安全性の考慮から、14階以上のマンションには無足場工法が適用できません。無足場工法が適用可能な条件を満たしているか、施工業者に相談する必要があります。

Q.無足場工法の主な種類は?
A.ロープアクセスとゴンドラの2種類があります。ロープアクセスは、屋上から吊(つる)したロープと専用機器を身につけた作業員をつなぎ、吊される形で作業する方法です。ゴンドラは、数人が乗り込める箱型ボックスを屋上から吊し、数人で作業する方法となります。ピンポイントでタイルを修繕したいときはロープアクセス、広範囲を修繕したいときはゴンドラと使い分けることができるでしょう。

Q.無足場工法の注意点は?
A.無足場工法は、施工後の確認が難しい傾向があります。足場がないので、施工主は直接修繕後の状態を確認できません。修繕箇所の仕上がりを確認したいときには、作業員に写真または動画を撮ってもらうといいでしょう。

Q.施工業者選びのポイントは?
A.どの施工業者に依頼すべきか分からずに悩んでいる方は、下記のポイントに注目してください。

  • 無足場工法の実績があるか
  • 施工事例がホームページ等に掲載されているか
  • スタッフの対応が丁寧でスピーディーか
  • 無料見積もりや無料相談を受け付けているか
  • 見積書の内容が具体的に記載されているか
  • 口コミや評判がいいか
  • アフターフォローが充実しているか

上記のポイントを踏まえた上で、複数の施工業者を比較してください。

まとめ

いかがでしたか? タイルの表面がひどく汚れていたり、目地が痛んでいたり、ひび割れが起きていたりする場合が修繕タイミングです。修繕が遅れるほど費用が高額になるため、早めに対処したほうがいいでしょう。また、できるだけ費用を抑えたい方は、足場をかけない無足場工法がおすすめです。オフィスチャンプでは、マンションやアパートを流心に無足場工法による外壁工事を行っています。無足場工法によるタイル工事を検討している方は、ぜひ一度お問い合わせください。


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