外壁の調査で分かることは？ 調査方法や流れ・注意点を詳しく解説！

1．外壁調査とは？

最初に、外壁調査が必要な理由や、どんなメリットがあるかなどを詳しく見ていきましょう。

1-1．外壁調査が必要な理由

外壁は、経年や紫外線・風雨などの影響により、徐々に素材が劣化します。しかし、外観を見ただけでは、内部の劣化まで判断することはできません。そのため、何らかの方法で外壁をきちんと調査する必要があるのです。中には、調査して初めて外壁の内部がボロボロだったことが分かるケースもあります。

1-2．外壁調査が必要な場合は？

以下のような場合は、外壁調査が必要になります。

• 外壁にひび・浮き・脱落がある
• 外壁から雨もりが見られる
• 新築もしくは前回の外壁補修から10年経過した

また、建物を売却する予定があるときにも、外壁調査を行うことで補修計画を立てたり売却価格を設定したりしやすくなるのでおすすめです。

1-3．外壁調査の主なメリットは？

外壁調査を行うと、以下のようなメリットがあります。

• 外壁の状態を正確に把握できる
• 補修が必要な部分を特定できる
• 外壁の内部の不具合も発見できる
• 脱落や倒壊など大きな被害が出る前に補修できる

また、調査の結果、特に問題がなければ気持ちが楽になるのもメリットといえます。

2．外壁の調査方法

外壁の主な調査方法について詳しく見ていきましょう。

2-1．目視調査

目視調査とは、専門知識を持った調査員が目視により外壁を調査する方法です。外壁を隅々まで目視し、問題がないかチェックします。たとえば、外壁塗装の劣化や外壁のひび割れ・脱落といった欠陥を見つけることが可能です。なお、目視調査だけでは調査員の能力や経験値に大きく左右されるほか、外壁内部までは調査できないのがデメリットといえます。

2-2．打診調査

打診調査とは、専用の打診棒を使い、外壁をたたいたり転がしたりして反響音の変化から内部の劣化を調査する方法です。大きな建物の場合は、足場を組んだり屋上からゴンドラをつるしたりして作業することもあるでしょう。また、手作業で行うため、ほかの調査方法よりも手間と時間がかかる傾向があります。なお、当外壁塗装・外壁リフォームONLINEでは、無足場工法により調査を進めるため、足場費用やゴンドラ費用がかからずスピーディーかつ安く済んでお得です。

2-3．赤外線調査

赤外線調査とは、赤外線サーモグラフィーカメラを使用して外壁の赤外線画像を撮影し、劣化した部分を特定する方法です。赤外線調査では、広範囲の外壁を効率よく調査することができます。ただし、高い専門知識と技術・高性能な機材が必要になるため、導入している業者は多くありません。

2-4．光波測量ひび割れ調査

光波測量ひび割れ調査とは、ひび割れ調査専用の光波測量器を使用して離れた場所から外壁を測定し、ひび割れの有無や程度を割り出す方法です。目視調査よりも精度が高く、見落としがちなひび割れも発見することができます。なお、光波測量ひび割れ調査も採用している業者がまだ少ないのが現状です。

3．外壁調査を依頼する方法や流れ

外壁を調査する流れについて詳しくご紹介します。

3-1．外壁調査を依頼する流れ

業者に外壁調査を依頼する流れは、以下のとおりです。

1. 信頼できる業者を選び、現場視察および見積もりを依頼する
2. 業者から見積もりが届いたら内容をチェックし、問題がなければ正式に依頼する
3. 指定日時に業者がやってきて、外壁調査を行う
4. 作業終了後、業者から調査結果について説明を受けて完了

なお、外壁調査の結果によっては、外壁補修の提案を受けることがあります。中でも、大きなダメージが発見された場合は速やかな補修が必要になるため、業者と相談して早めに検討してみてください。

3-2．外壁調査にかかる時間

外壁調査にかかる時間は、1～2時間程度が目安です。簡単な目視調査だけなら、30分程度で終わることもあります。ただし、調査方法や外壁の面積にもよるので、正確な時間を知りたいときは業者に確認してください。なお、調査中は屋内で待機していても構いません。外壁調査が終わったら業者から説明があるので、しっかり耳を傾けましょう。

3-3．外壁調査を依頼する費用目安

業者に外壁調査を依頼する場合の費用目安は、1㎡に付き120～500円程度です。外壁の面積や調査方法によって金額が上下するため、実際には業者に現場視察と見積もりを依頼して確認してください。なお、見積もりだけなら複数の業者に依頼することも可能です。複数の業者の見積もりを比較することで、より正確な相場を知ることができます。

3-4．外壁調査は信頼できる業者に依頼すること

外壁調査は、以下のポイントを参考にして信頼できると判断した業者に依頼しましょう。

• 外壁調査で豊富な実績がある
• 外壁塗装や外壁補修で長年の実績がある
• 丁寧な作業と高品質な仕上がりで定評がある
• 現場視察および見積もりは無料
• リーズナブルで分かりやすい料金システム
• 希望の場所と日時に作業してもらえる
• スタッフの対応がよく顧客からの評判も上々
• 手厚い保証やアフターサービスがある

なお、当外壁塗装・外壁リフォームONLINEでも、外壁調査をお受けしております。まずは、お気軽にお問い合わせください。

4．外壁調査に関するよくある質問

最後に、外壁調査に関する質問に回答します。それぞれ参考にしてください。

Q．外壁調査は何年ごとに行うべきか？
A．特に決まりはありませんが、10年に1回の目安で行うことがおすすめです。外壁調査によりダメージを早めに見つけることで簡単に補修でき、費用負担を軽くすることもできます。

Q．打診調査で外壁にダメージを与えないか心配なのですが？
A．心配は不要です。打診調査では、専用器具を使って外壁を軽くたたいたり転がしたりするだけなのでダメージを与えることはありません。信頼できる業者に依頼すれば、専門知識や経験が豊富な作業員が調査を進めるため、より安心です。

Q．赤外線調査で外壁調査を進めるメリット・デメリットは？
A．以下を参考にしてください。

メリット

• 外壁内部の劣化を簡単に見つけることができる
• 外壁に直接触れずに診断できる
• 調査結果がスタッフの経験に左右されにくい

デメリット

• 高所の診断に弱いことがある
• 依頼できる業者が少ない

Q．外壁調査の結果を説明されても納得できない場合は？
A．たとえば、ほかの業者に再調査を依頼することも検討してみるとよいでしょう。ほかの業者でも同じような結果が出る場合は、納得できるはずです。その後、外壁調査の結果に応じて、対処するとよいでしょう。

Q．外壁を塗り替える前に必ず外壁調査をすべきか？
A．必ずすべきとはいえませんが、よい機会なので同時に行っておくことをおすすめします。外壁調査と外壁塗装を同じ業者に依頼すれば、よりスムーズです。

まとめ

今回は、外壁調査について詳しく解説しました。外壁調査を行うことで、外観だけでなく内部のダメージも詳しく知ることができます。外壁の傷みが気になったり新築もしくは前回の外壁補修から10年を経過したりした場合は、外壁調査をしてみるとよいでしょう。なお、外壁調査は、信頼できる業者に依頼することが大切です。この記事を参考にして信頼できる業者を選び、よく相談して進めましょう。