外壁塗装に適した季節はいつ？ 春夏秋冬別の注意点も詳しく教えます！

1．外壁塗装の季節を選ぶ判断基準

最初に、外壁塗装の季節を選ぶときの判断基準を見ていきましょう。

1-1．気温と湿度に注目する

外壁塗装の季節を選ぶときは、気温と湿度に注目してください。外壁塗装に適した気温は、5℃以上になります。また、湿度は85％以下が適切です。したがって、特に気温が下がる日や、雨が降って湿度が高くなる日は、外壁塗装に向きません。外壁塗装の仕上がりを重視するのなら、気温と湿度がちょうどよい季節を選びましょう。

1-2．閑散期で来客数が減る時期を選ぶ

店舗などの外壁塗装をやり直す場合は、閑散期で来客数が減る時期を選ぶのもおすすめです。外壁塗装中は、建物に足場を設置したり作業用シートで覆ったりすることになります。そのため、普段の外観イメージとはガラッと異なることでしょう。また、一時的に出入りが不便になるので、来客にも迷惑がかかってしまいます。なるべく売り上げに影響を与えたくないのなら、閑散期を選んだほうがよいでしょう。

1-3．大きなひび割れなどは季節を問わずすぐ補修する

もしも、外壁に大きなひび割れや脱落などが見られるときは、季節に関係なくすぐに補修してください。外壁塗装に適した季節を待っていると、ダメージが広がって補修作業が大がかりになり、費用も余分にかかります。また、外壁塗装のダメージが広がると、雨水がしみ込んで雨もりの原因になったり、外壁材の腐食が進んで建物の強度が落ちたりして危険です。

2．外壁塗装に適した季節は？

外壁塗装に適した季節はいつか、春夏秋冬それぞれのメリット・デメリットを併せて解説します。

2-1．春

春は、1年の中でも外壁塗装に適した季節です。過ごしやすい気温と適切な湿度で、外壁塗装の仕上がりもよくなります。また、春に外壁塗装をやり直せば、新年度を新たな気持ちでスタートできることでしょう。実際に、春は塗装業者の繁忙期に当たるため、多数の依頼が殺到します。そのため、早めに依頼して工期を確保することが必要です。なお、タイミングによっては、春雨前線や爆弾低気圧の影響などにより、雨が多くなるタイミングがあるので注意しましょう。

2-2．夏

夏は、高温多湿になるため、基本的には外壁塗装に向きません。高温多湿になると、塗膜が乾きづらく、定着しにくいからです。また、雨天時には塗装工程を進めることができないことから、作業効率が下がります。さらに、塗装工事中は塗料の臭いなどの影響により窓を閉めきる必要があり、エアコンの使用が制限されることもあるでしょう。ただし、夏でも晴れが続くタイミングで湿度が低ければ塗膜が早く乾き、工期が短く済むこともあります。実績が豊富な業者なら、夏場の外壁塗装も長年のノウハウで上手に行ってもらえるので相談してみるとよいでしょう。

2-3．秋

秋も、春と同様に外壁塗装に適した季節になります。空気が比較的乾燥していて、穏やかに晴れる日が多くなるからです。また、過ごしやすい気温になり、業者の作業効率が上がるのもメリットでしょう。ただし、最近は秋になっても台風の影響を受けることがあります。また、秋雨前線の動向によっては、長期間工事ができない可能性もあるので注意してください。さらに、春と同様、業者が繁忙期を迎えるため、希望の工期に添えない場合もあります。

2-4．冬

冬は、空気が乾燥しているため、塗料が乾きやすいのがメリットです。また、1年の中で最も外壁塗装の受注数が落ち着く時期なので、希望の工期を押さえやすくなります。ただし、日照時間が短いため、1日の作業時間に制限がかかることもあるでしょう。また、雪が降ると基本的に作業がストップしてしまいます。中でも、雪が多い地方は、ほぼ工事が不可能になるでしょう。雪による湿気で塗料が乾きづらく施工不良になりやすいほか、雪が積もっていると安全に作業できないからです。

3．外壁塗装の季節を選ぶときの注意点

外壁塗装の季節を選ぶときには、いくつかの注意点があります。

3-1．塗装期日を優先させる

外壁塗装に適した季節を選ぶほうがよいのは事実ですが、塗装期日を優先させて決めることが大切です。たとえば、店舗のリニューアルオープンなどで指定期日があるのなら、第一に外壁塗装を間に合わせる必要があります。日程に十分な余裕がある場合を除き、まずは、塗装期日までに外壁塗装が完了することを考えて計画しましょう。

3-2．どんな季節でも不可抗力が発生することがある

どんな季節でも、不可抗力が発生して塗装工事がストップしてしまう可能性はあります。たとえば、異常気象や天災は、いつ起こるか分かりません。業者としても、外壁塗装を進めたいのはやまやまですが、作業スタッフの安全を第一に考える必要があります。悪天候や悪条件の中、工期に間に合わせるため無理をして作業を進めても、作業員の安全を確保できないだけでなく、工事品質も悪くなるだけです。

3-3．信頼できる業者によく相談して決めることが大切

外壁塗装の季節を考えるときは、信頼できる業者によく相談して決めることが大切です。業者の中には、とにかく契約を取りたい一心で依頼者の希望を無視して工期を決めてしまうことがあります。しかし、信頼できる業者なら、外壁塗装に向かない季節を希望したとしても、できるだけ問題なく実施するためにさまざまな提案をしてくれることでしょう。外壁塗装で後悔しないためにも、信頼できる業者に相談してみてください。

4．外壁塗装の季節に関するよくある質問

最後に、外壁塗装の季節に関する質問に回答します。それぞれ確認してください。

Q．春や秋に外壁塗装を依頼すると工事費用が高くなる？
A．業者の中には、春や秋に繁忙期用の料金設定を適用するところもあります。詳しくは、業者に問い合わせてみるとよいでしょう。

Q．外壁塗装工事が雨天で延期された場合は保証してもらえる？
A．難しいでしょう。雨天時は、外壁塗装を中止するのが一般的だからです。悪天候のために作業ができないのは、業者の責任外となります。したがって、工期が延期になることを見込んで、余裕を持って依頼することが大切です。

Q．業者の手が空く季節に外壁塗装を依頼するメリット・デメリットは？
A．以下を参考にしてください。

メリット

• 余裕を持って作業してもらえるため失敗するリスクが少ない
• 業者によっては工事費用が安くなることがある

デメリット

• 手が空く季節を待っている間に外壁塗装のダメージが広がってしまうことがある
• 夏もしくは冬になることが多く、地域によっては気候条件が厳し過ぎる

Q．外壁塗装はどんな業者に依頼するとよい？
A．以下のポイントに当てはまる業者なら、安心して外壁塗装を依頼できます。

• 外壁塗装の実績が豊富
• 高い技術力と丁寧な作業で定評がある
• 見積もりは無料
• 分かりやすくリーブナブルな料金システム
• なるべく希望の工期に合わせてくれる
• スタッフが礼儀正しくて感じがよい
• 顧客からの評判がよい
• 手厚いアフターサービスと保証を受けられる

なお、当オフィスチャンプでも数多くの外壁塗装をお受けし、ご好評をいただいています。まずは、お気軽にお問い合わせください。

Q．前回と同じ季節に外壁塗装をしたほうがよい？
A．特に決まりはありません。同じ季節にこだわらず、温度や湿度・そのほかの条件に最も合う季節を選ぶとよいでしょう。

まとめ

今回は、外壁塗装の季節について詳しく解説しました。外壁塗装を行うには、春と秋がおすすめです。気温や湿度の条件が適切で、外壁塗装の仕上がりがよくなります。ただし、業者の繁忙期に当たるため、希望の工期で実施してもらえないことがあるので注意しましょう。なお、夏や冬でも、外壁塗装を行うことはできます。春や秋よりも希望の工期を押さえやすいほか、業者によっては工事費用が安くなることもあるでしょう。いずれの季節でも、天災や異常気象などにより、不可抗力が発生するリスクは残ります。どんな季節に外壁塗装を行うにしても、信頼できる業者によく相談して依頼することが大切です。