海の近くに住んでいる方は必見!塩害による外壁への影響や対策について


海の近くに住んでいる人は必見です。
塩分によって害を受ける「塩害」対策をしっかりほどこしていかなければなりません。海の近くは常に潮風が吹いています。
潮風は塩分がたくさん入っているため、特に家の外壁は大きな影響を受けるでしょう。潮風による外壁への被害や外壁の塩害対策、塩害対策の注意点について説明します。
丈夫で安心して生活できる家にするためにも、外壁の対策に目を向けていきましょう。

目次

  1. 潮風による外壁への被害
  2. 外壁の塩害対策
  3. 塩害対策の注意点
  4. まとめ

1.潮風による外壁への影響

普段生活していると潮風が当たり前になります。
潮風は外壁にさまざまな影響をもたらすので注意しなければなりません。
いったいどのような影響を受けているのか、潮風による外壁の影響について説明しましょう。

1‐1.外壁が劣化しやすくなる

最も大きな影響は「外壁の劣化」です。
外壁塗料には種類によって耐用年数が異なります。
10年~15年が一般的な耐用年数となっていますが、潮風の影響によって本来の耐用年数よりも長く持ちません。すぐに劣化してしまうのです。
雨風や空気中の汚れによって外壁は汚れます。
しかし、塩分がたくさん入っている空気と毎日触れている海辺の家は、通常の家より外壁が劣化しやすいのです。
通常よりもこまめに配慮していかなければなりません。
また、金属部分がすぐにさびてしまいます。
さびを放置しておけば徐々に広まっていくので早めに対処が必要です。
よって、早いサイクルで定期的に塗り替えていかなければならないでしょう。

1‐2.塗装がはがれやすい

海のすぐ近くにある家は「塗装がはがれやすい」デメリットを持っています。
外壁が劣化しやすくと同時に、すぐ塗料がはがれる、はげる、さびるなどの影響を受けるのです。
潮風には塩分だけでなく、海水を含んでいる砂までやってきます。
外壁に砂がつくと海水が外壁に浸透してしまうのです。
そして、外壁は影響を受けはがれやすくなってしまいます。
しかし、メンテナンスやチェックしだいによっては丈夫に外壁を保つことができるので安心してください。
潮風による外壁の影響は強いですが、すべては「メンテナンス」にかかっているのです。
つまり、メンテナンスをさぼっている家ほど、外壁はひどいありさまになってしまいますよ。

1‐3.金属・窯業のサイディングは不向き

塩分を含んでいる海風が家にあたるたびに、金属などはすぐさびてしまいます。
さびは放置すればするほど悪化するため、できるだけ早めに改善しなければなりません。
海辺に近いほど外壁はさびやすくなります。
そのため、金属・窯業のサイディングは向いていないのです。
金属・窯業サイディングはさびに弱いのですぐに海風でやられてしまいます。
海の近くに住んでいる人は、できるだけ海風、塩分の影響を受けない強い外壁塗料を選ばなければなりません。
外壁塗装を考えている人は、どのような塗料が海風に強いのかチェックしてくださいね。
さまざまな種類があるので、比較しながら選ぶと良いですよ。

2.外壁の塩害対策

2‐1.砂や塩がついている外壁を定期的に洗う

海の近くはたくさんの影響を受けますが、しっかり対策をしておけば問題ありません。通常の家よりこまめなメンテナンスが必要になるでしょう。
プロによる定期的なメンテナンスはもちろん大切ですが、自分たちでできるメンテナンスもあります。
自分でできるメンテナンスは外壁についている砂や塩を「定期的に洗うこと」です。
海風にあたっている外壁にはたくさんの砂と塩がついています。
放置する期間が長いほど悪影響をもたらすので、定期的に洗い流していかなければなりません。
ホースやブラシを上手に利用して外壁をキレイにしていきましょう。
高いところはブラシで洗えないので、「高圧洗浄機」がおすすめです。
高圧洗浄機は洗いにくいところでもスムーズにでき、水圧でなかなかとれない汚れもとれます。
ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

2‐2.外壁を塩害に負けない強さにする

外壁を塩害に負けない強さにするのも塩害対策の方法です。
もとから丈夫で強い外壁にすれば、塩害で悩む心配もありません。
外壁を強化する方法としては2つあります。
まず1つ目は「塩害に強い外壁にすること」です。
外壁塗料の中には海風や塩分に強い種類もあります。
塩害に強い外壁としては「樹脂サイディング」が有名ですよ。耐久性が非常に高く、海風にあたりやすい地域で人気になっています。
そして、2つ目は「ガラスコーティングをすること」です。
コンクリート建ての場合、潮風によって金属部分がさびてしまいます。
そのため、さびないようにガラスコーティングをほどこすのです。
ガラスコーティングは外壁の防水性・耐久性を高めてくれます。
一般的な外壁よりもおよそ3倍~4倍強くなるのです。
以上の2点をぜひ考えてみてはいかがでしょうか。

3.塩害対策の注意点

3‐1.できるだけ金属類を使わない

塩害対策をする前に注意点をしっかり把握しておかなければなりません。
必ず押さえてほしいのは「金属類の使用」です。
金属類を外壁に使ってしまうとさびやすくなってしまいます。
外壁を塗り替えるとき、素材にも十分に注意しなければなりませんよ。
プロの業者に依頼するときは、必ず「海に近い家」だと伝えてください。
どうすれば塩害対策が徹底できるのか、アドバイスをしてくれるでしょう。
また、沿岸部からどのくらい離れているのか「距離」も大切なポイントになります。
距離によって塩害による影響も異なるため、業者との打ち合わせをしっかりしておきましょう。

3‐2.業者に依頼するときは「見積もり」を確認する

塩害対策の注意点として、業者に依頼するときは「見積もり」を必ず確認してください。見積もりはとても大切な部分になります。
外壁塗装に使う材料も影響してくるため、塩害対策の場合は気をつけなければなりません。
塩害対策ができる塗料は普通の塗料よりも高めになっています。
業者や種類によって値段が異なるのでしっかり見積もりで確認しなければならないのです。
見積もりには内訳が記載しています。不備な点や疑問に思ったところがあれば、すぐ業者に問い合わせてください。
丁寧に答えてくれる業者なら安心して依頼できるでしょう。
しかし、丁寧に答えてくれない、または答えをはぐらかすような業者には要注意です。中には不正を働く悪徳業者も存在しているので、十分に気をつけて選んでくださいね。

4.まとめ

潮風による外壁への被害や外壁の塩害対策、塩害対策の注意点について説明しましたが、いかがでしたでしょうか。
海の近くに住んでいる人には知っておきたい内容ばかりです。
自分の生活空間でもある家の外壁には、たくさんの砂や塩分がついています。
しっかり塩害対策をしていかなければすぐに外壁が劣化してしまい、家自体にも悪影響をおよぼすでしょう。
外壁塗装をする際は、塩害対策ができる塗料や方法を活用してください。

  • 外壁が劣化しやすくなる
  • 塗装がはがれやすい
  • 金属や窯業のサイディングは不向き
  • 砂や塩がついている外壁を定期的に洗う
  • 外壁を塩害に負けない強さにする
  • できるだけ金属類を使わない
  • 業者に依頼するときは「見積もり」を確認する

以上のポイントはぜひ押さえてください。
外壁塗装をするときは塩害対策に詳しい業者へ依頼すると安心ですよ。


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