マンションの外壁調査が必要な理由は？ 主な方法やポイントも解説！

1．マンションの外壁調査の必要性は？

最初に、マンションの外壁調査がなぜ必要か見ていきましょう。

1-1．建築基準法で義務付けられている

マンションの外壁調査は、建築基準法により10年に1回行うことが義務付けられています。マンションは、多くの人が共同生活を行う場所であり、一定の強度が必要です。マンションの外壁が劣化していると、美観を損なうだけでなく、雨もりが発生して日常生活に支障が出ることがあります。また、外壁の強度が落ちて、震度5弱程度の地震でも外壁が崩れて大きな被害が出る可能性もあるでしょう。マンションや近隣の住人の安全を守るためにも、外壁調査には大きな意味があるのです。

1-2．マンションの外壁調査を行うメリットは？

マンションの外壁調査を行うと、以下のようなメリットがあります。

1-2-1．外壁材の落下などによる事故を予防できる

マンションの外壁調査を行うと、早期に劣化を発見できて外壁材の落下などによる事故を予防できるのがメリットです。たとえば、タイル外壁では、タイル材が経年などの影響で剥がれ落ちてしまうことがあります。タイル外壁に限らず、外壁材が落下した際、通行人に当たればケガをしてしまうこともあるでしょう。こうした事故を事前に防ぐことができるのが、マンションの外壁調査を行う大きなメリットなのです。

1-2-2．外壁の劣化を早期に発見・対処できる

外壁調査を行うことで、ビルの外壁の劣化を早期に発見し、適切な対処を行うことができます。ビルの外壁は、経年や紫外線・風雨などによって徐々に劣化するものの、目が届きにくい場所だと放置してしまいがちです。しかし、外壁調査を行えば、外壁の劣化を隅々までチェックできます。また、劣化が見つかっても早期に対処できるので、補修費用が節約できて補修日数も短くて済むのがメリットです。

1-2-3．ビルの管理が行き届いている印象になる

ビルの管理が行き届いている印象になるのも、外壁調査行うメリットといえます。外壁のメンテナンスをきちんと行っているビルは、管理が行き届いていて状態がよいと判断されるからです。すると、ビルの売却や賃貸を自分に有利な条件で進めることができます。また、ビルの外観イメージがよくなるので、商業ビルでは来客数や売り上げの増加が期待できるでしょう。また、金融機関からの融資を受けやすくなることも期待できます。

2．マンションの外壁調査ではどんなことをする？

マンションの外壁調査ではどんなことをするか、主な調査方法ごとに詳しく見ていきましょう。

2-1．目視調査

目視調査とは、マンションの外壁を目視によりチェックして、劣化を判断する方法です。目視により、外壁のひび割れや剝がれ、そのほかの劣化を調査します。高所など、離れた場所を調査するために双眼鏡を使用することもあるでしょう。なお、目視調査だけではビルの外壁内部の劣化を診断できないため、そのほかの調査方法と併用するのが一般的です。

2-2．全面打診調査

全面打診調査とは、専用の打診棒を使って外壁をたたき、反響音によって外壁内部の劣化を診断する方法です。全面打診調査は、簡単にできる調査方法である反面、反響音を正確に聞き分けるには、ある程度の経験が必要になります。また、目に見えない場所の劣化を診断するため、正確性に乏しいこともあるでしょう。

2-3．赤外線調査

赤外線調査とは、外壁に赤外線を照射した結果をサーモグラフィーで表示し、劣化している場所を診断する方法になります。高所の調査でも基本的には足場を組む必要がなく、短時間で作業でき、低コストでの調査が可能です。最近はドローンを使った無人での赤外線調査も普及してきています。ただし、赤外線調査は専用の調査用機器が必要になるため、業者によっては依頼できないこともあるでしょう。

3．マンションの外壁調査に関するよくる質問

最後に、マンションの外壁調査に関する質問に回答します。それぞれ役立ててください。

Q．マンションの外壁調査中に立ち会いは必要？
A．外壁調査の開始時および完了時は、立ち会いが必要になることがあります。ただし、業者によっては、リモートや事後報告でも対応可能なことがあるので、確認してみるとよいでしょう。

Q．マンションの外壁調査は雨天でも行われる？
A．一般的には、外壁調査は中止になります。雨天では、スタッフが安全に作業できない、外壁の劣化を正確に把握しづらいなどの理由があるからです。

Q．マンションの外壁調査費用は誰が負担すべきか？
A．マンションのオーナーが負担すべきです。なお、マンションは共同住宅であるため、実際には、マンションの修繕積立金などからの支払いとなる形が多いでしょう。

Q．マンションの外壁調査で劣化が発見されたらどうすればよい？
A．劣化が進む前に、早めの補修を検討してください。信頼できる業者であれば、最適な補修プランを提案してくることでしょう。実際の補修内容や工期については、業者とよく話し合って決めてください。

Q．マンションの外壁調査を依頼する業者の選び方は？
A．以下を参考にしてください。

• マンションの外壁調査で豊富な実績がある
• 丁寧な作業や高品質な仕上がりで定評がある
• 現場視察や見積もりは無料
• リーズナブルかつ分かりやすい料金システム
• 希望の日時と場所で依頼できる
• スタッフの対応が親切で丁寧
• 顧客からの評判がよい
• アフターサービスや保証が充実している

なお、当オフィスチャンプでも、マンションの外壁調査をお受けしています。まずは、お気軽にお問い合わせください。

まとめ

今回は、マンションの外壁調査について詳しく解説しました。マンションは、建築基準法によって10年ごとの外壁調査が義務付けられています。外壁調査を行うことで、外壁の劣化を早期に発見・対処することが可能です。また、マンションの管理が行き届いている印象を与えるため、マンションの売買や賃貸を自分に有利な条件で進めやすくなるでしょう。なお、当オフィスチャンプでもマンションの外壁調査を多数お受けした実績があり、大変ご好評をいただいています。現場視察や見積もりは無料ですから、お気軽にお申し付けください。