屋根が劣化する4つの原因とは? 対処法とともにご紹介します。


屋根は、大切な家を風雨から守ってくれる大切な場所です。
しかし、見えにくい分屋根が劣化していても気がつかない人も多いでしょう。
屋根が劣化すると、知らない間に家そのものがいたむ可能性もあるのです。
そこで、今回は屋根が劣化する原因と対処法をご紹介します。
劣化の原因が分かれば、「そろそろ修理どきかな」という目安もつけやすいでしょう。
築10年を超える一戸建ての住宅に住んでいる方やそろそろ屋根の手入れを考えているという方は、ぜひこの記事を読んで参考にしてみてくださいね。

目次

  1. 屋根の役割と種類とは?
  2. 屋根はなぜいたむの?
  3. 屋根の劣化はどうやって見つけるの?
  4. 屋根の修理方法とは?
  5. おわりに

1.屋根の役割と種類とは?

まず始めに、屋根の役割や種類についてご説明します。
種類によって耐久性も違うのでしょうか?

1-1.屋根の役割とは?

屋根は、家を雨風や直射日光から守ってくれる役割をはたしています。
屋根がなければ、外壁の劣化はずっと早いものになるでしょう。
特に、軒(のき)があれば外壁の劣化はより遅くなります。
また、屋根があるので暑い時期でも部屋の中は一定の温度を保っていられるのです。

1-2.屋根の種類とは?

屋根材には、

  • トタン
  • 化粧スレート
  • ガルバリウム鋼板
  • セメント瓦
  • 日本瓦

がよく使われています。
一昔前の木造住宅はトタン屋根の家が多かったのですが、現在は化粧スレートが主流になっているのです。
ガルバリウム鋼板は寿命が50年以上と大変長く、トタンの5~6倍さびにくいという優れものですが、価格がぐっと効果になります。
また、瓦は日本に昔からある屋根材です。
セメント瓦は欧風の家にも合うので、現在はセメント瓦の家の方が多いかもしれません。
瓦も50年以上の寿命がありますが、とても重いため地震などの災害に弱いというデメリットがあります。

2.屋根はなぜいたむの?

では、屋根がいたむ原因には何があるのでしょうか?
この項では、その代表的な例をご紹介します。

2-1.経年劣化

屋根は外壁と同じように野ざらしです。
直射日光も激しい風雨も直接あたります。
ですから、どんなに頑丈な素材を使っていても時間とともに劣化してくるでしょう。
屋根の劣化には、塗装が劣化するケースと屋根の素材そのものが劣化するケースの2種類があります。
塗装が劣化しただけでも、屋根の機能はかなり失われてしまうでしょう。
屋根の素材が50年は持つものであっても、塗装の寿命は10年ほどという場合が多いです。
ですから、10年を目安に塗装のぬり直しが必要になります。

2-2.藻やカビの発生

藻やカビは、暗くじめじめとした場所を好みます。
ですから、屋根の北側などあまり日の当たらない場所に生えることが多いです。
また、屋根の形状によって水はけが悪くなっている場合は、日当たりがよくても水がたまっている場所にカビがはえることがあるでしょう。
藻やカビを放置しておくと屋根がいたんでしまいます。
暗い色の屋根はカビが見えにくいですが、屋根の一部に日当たりが悪い場所がある、という場合は定期的な点検が必要です。
カビや藻は高圧洗浄で洗い流しましょう。

2-3.瓦のずれ

瓦屋根に起こる不具合です。
瓦は小さなものを何枚も漆喰(しっくい)などで重ねてのせていきます。
ですから、漆喰(しっくい)の劣化などで瓦が浮き上がってずれてくる場合もあるでしょう。
瓦がずれれば、そこから雨が屋根の中に入りこんで瓦の下をいためます。
ですから、瓦がずれてきたら早急な修理が必要です。

2-4.台風や自然災害

台風をはじめとする自然災害にあうと、屋根が急速に劣化する場合があります。
特に、ものが飛んできてあたったりすると瓦がずれたり屋根に穴が開いたりするかもしれません。
最近は、台風だけでなく竜巻でも屋根に深刻な被害が出るケースが報告されています。
ですから、台風の後は念のために屋根を点検した方がよいでしょう。

3.屋根の劣化はどうやって見つけるの?

屋根の劣化は、ある程度進行しないと素人では見つけにくいです。
「雨もりがしてきて、ようやく屋根の劣化に気がついた」という方も多いでしょう。
しかし、雨もりがするようになると、屋根全体がいたんでいる場合が多いのです。
特に、天井からじわじわとしみだすような雨もりは、長い時間をかけて水が屋根にしみこんできている場合が多いでしょう。
メンテナンスに高額な費用がかかるかもしれません。
ですから、築10年を過ぎた家は一度修理を請け負ってくれる会社に点検を依頼しましょう。
劣化が早く見つかれば、その分修繕費も安くすみます。
「これくらい大丈夫」と放っておくと、やがて屋根全体がいたんでカビや腐食の被害が出るかもしれません。
また、「自分で屋根の点検ができないか?」と思っている方もいるでしょう。
しかし、屋根のわずかな劣化は素人には見つけにくいのです。
しかも、瓦屋根は体重のかけ方を間違えると割れてしまいます。
ですから、「台風で飛んできたものが当たって屋根に穴が開いた」などという緊急事態を除いて、屋根に不用意にあがるのはやめましょう。

4.屋根の修理方法とは?

では最後に、屋根の修理方法をご紹介します。
いったいどんな対処法があるのでしょうか?

4-1.屋根の再塗装

塗装が劣化している場合は、ぬり直しをします。
その際サビや汚れなども落としてくれるので、かなりきれいになるでしょう。
最近は塗料も進化して防水だけでなく耐熱効果があるものも多いのです。

4-2.屋根の部分修理

屋根のいたんだところだけ直す方法です。
部分修理ができない屋根の素材もありますので、業者と相談して行いましょう。

4-3.屋根のふき替え

屋根全体が劣化している場合は、屋根のふき替えが必要です。
現在は、古い屋根の上に新しい屋根をかぶせる方法と古い屋根を取り払って新しい屋根を取りつける方法があります。
新しい屋根をかぶせる方法の方が工期は短くて済みますが、その分屋根が重くなるので注意が必要です。

4-4.リフォーム詐欺に気をつけよう

一時期よりは少なくなりましたが、現在も屋根のリフォーム詐欺を行っている業者があります。
このようなリフォーム詐欺業者は、「近所を営業出回っていたら屋根がひどく痛んでいるのが見えた」などと、言葉巧みにリフォームを勧めるでしょう。
しかし、道を歩いていて屋根のいたみがわかるほどひどいものでしたら、必ず雨もりなどの不具合が起こっているはずです。
また、とにかく契約を急がす業者は信用できません。
「格安でリフォームいたします」と飛びこみ営業に来る業者は、ドアを開けずに断りましょう。

5.おわりに

いかがでしたか?
今回は屋根が劣化する原因やその対処法についてご紹介しました。
まとめると

  • 屋根の素材によって寿命や劣化の方法が異なる。
  • 屋根の素材は大丈夫でも、塗料が劣化して剥がれる場合もある。
  • 台風などのひどい自然災害がきっかけで屋根が一気に劣化する場合もある。
  • 築10年を過ぎたら一度屋根を点検してもらおう。

ということです。
屋根がいためば住宅の寿命はぐんと縮まるでしょう。
また、屋根素材材の中には業者から「ほとんどメンテナンスはいりません」と説明されているものもあります。
しかし、何があってもメンテナンスは不必要というわけではありません。
特に、台風の後などはどんなものが屋根に当たっているか分からないのです。
さらに、雨どいが泥や枯葉などで詰まっていても水があふれて屋根をいためます。
雨どいの掃除は定期的に行いましょう。


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